ジーコ

細い首

Nov.16,2003
2003年11月16日
今日も雨のはずだったのに、晴れた。これはきっと、昨日テレサ・ちんが日本上空の雨雲を全て集めて一気に降らせたせいだと思う。恐ろしや、テレサ・ちんの神通力、もしくは魔力。そして今日の暖かかった事。風も南風だった。

昼頃、代引の荷物が届き、その後にミヨコを誘って「ONE」へ買い出しに行った。家の子たちのフードは大量に届いたばかりなのだが、野良たちのフードの在庫が減って来た。電子レンジで温めるタイプの湯たんぽを買い、明日から帰る時に猫ハウスに置いてみる予定。

帰ろうとすると、喉が渇いて仕方ない。帰り道にモスバーガーで冷たいものを飲む事にした。店が混んでいるので飲み物だけでは申し訳ない気がして、私達夫婦はフレッシュバーガーとオニポテを、ミヨコはライスバーガーなんか頼んでしまった。お腹も空いていないのに。セットメニューでアイスティーのMサイズを飲んだのに、まだ水分が欲しいと思った。どうなっているのだ、いつもこんなに水分を摂らないのに。昨夜、酒を飲んだ訳でもないのに。

本当に酒を飲まなくなった。ほんの5〜6年前までは、毎晩飲んでいたのに。時間がないのも勿論だが、一年中寝不足で、飲酒すると後が何も出来なくなるほど眠くなってしまう。美味しいものを食べる時には美味しい酒が欲しいと思うが、それもほんのたまの楽しみで良い。こんなに簡単に酒を絶てるのは、元々そんなに酒が好きだった訳ではないせいだろう。

酒が好きでないと言うと、かつては嘘つき呼ばわりされた。浴びる程飲んでいたからな。それは酒に強かったのと、世間に対して強がっていたせいだと思っている。人より飲めないのが嫌だったし、ある時期は現実を忘れる為に酒に頼っていた事もある。酔っ払わないと眠れなかった。ドライジンを週に3本空けていた。まるでアル中だ。

しかし若くて体力がある頃なので、それでも朝はちゃんと起きて仕事にも支障なかった。今ではもう駄目だ。そんなに飲んだら、翌日は起き上がれないだろう。そして忘れたいような現実も全然ない。愛するものたちに囲まれていて幸せだから。ミュウを亡くした今でも、ミュウの残してくれた幸せがたくさんある。

映画『酒とバラの日々』では、酒を飲まない人物がその訳を「私は現実に満足していますから」と言うと、アル中の主人公は「私にとっては、酒も現実の一部だ」と答えるシーンがある。酒を飲むモチペーションは人それぞれだろう。アカの洋子のお母さんのように「美味いから」と言う人もいるし、ミヨコのように一日の労働を全て終えてホッと一息つく時間を、猫たちと過ごしながら好きなビールを飲むのも良いさ。ミヨコは甲斐性のある女だし、人一倍働き・動いている。私は・・・たまに何もしないで済む日を作って、酔っていく過程を味わいたいね。こうちゃんと、いつの日か。

夕食時に、ちょうどTVで放映していた映画『ダイヤルM』は、たいそう詰まらなかった。1954年のヒチコック作品『ダイヤルMを廻せ』のリメイク版だと言うが、女優を厳選していたヒチコック作品とは大違い。大富豪だという設定のヒロイン(グウィネス・パルトロウ)はただの痩せ過ぎた貧相な女で、顔もあまり美しくない。ゴージャスではないのは勿論だが、女の顔にすら見えない事がある。作品自体も、何もかもが直接的で味も素っ気もない。マイケル・ダグラスの相変わらずふてぶてしい演技が上手いと感じただけ。さしたる伏線もなく、サスペンス映画としても三流だろう。

アイン

あたしは太い

Nov.16,2003

猫たちへの投薬が、今日で終了した。これで暫く様子を見る。

ジーコとマルコは痩せてしまったが、アインはふっくらしている。食欲も驚くほどにある。時々ウンチはゆるいが、今日検便して貰ったら悪い菌は増えていなかった。腸が荒れたのがすっかり治れば、またみんなゆったり過ごせるだろう。


薬はもう嫌だよね。

しかし私は、今回の一件で投薬がすっかり上手くなり、猫たちも大分飲み込むのに諦めが良くなったというおまけ付き。一週間、お疲れ様。明日からはまた、プロポリスだけ飲ませていく。



私達の晩ご飯は納豆ご飯と豆腐と葱とワカメの味噌汁、大根の漬け物、ロースハムとセロリのサラダ、テトの保護主遠藤さんに貰った菊の花を酢の物にした。こういうのが一番美味しいし、私の場合はこういう食事でホッとする。


明日はもう仕事だ。今週頑張れば3連休だ。こうちゃんにも随分と心配を掛けているので、かなりスローダウンさせて頑張ろう。いや、頑張らないようにしよう。

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