カワムラさん

たまに甘いマスク

Jan.3,2004
2004年1月3日 土曜日
ぶーちゃんと二人きりで寝る時、トイレに入っている時、エサやりの道中の車の中・・・ふと思う事をここで書こうと重いながら、いざPCに向かうとすっかり忘れてしまっている。ちょっと気の利いた事だったような気もするのだが、あまりに次々と様々な懸案と関わっているものだから思考が継続しない。ある時信号待ちでメモボードにキイワードだけでも書き留めておいたのだが、それが何を意味するのか思い出せない。脳細胞はどんどん死滅しているらしい。

そして自分の脳味噌や身体のキャパシティを超えてしまっているのだとも思う。人にはキャパを超えるなと言いながら、自分ではこのザマだ。しかし私の場合、好むと好まざるとに拘わらず、どんどん問題が持ち込まれて巻き込まれていく。言わば一年中が「ダイハード」的日々である。言っちゃあナンだが、ブルース・ウィリスなんかメではない位。

そんな中、サイトのトップページの作り直しやら《Catpeople Net Magazine》のインデックスの作り直し、年賀状の写真の加工などをたっぷり時間をかけてするのは愚かだと思えなくもない。バランス良く満遍なくやれば、いまだ年賀状が1枚も出せていないなどという事態も、そしてそれを実家の母に失礼にも露骨に呆れられて、それでまた腹を立てるような事もなかっただろうに、そこが私のダメなところかも知れない。

好きな事は、大掃除もおせちの支度も一切放棄してでもやってしまう。ついこの間までは舅・姑と10年近くも同居していたから(特に正月などは)嫁としては殆ど自由が利かなかったのだし、自由を勝ち得た今では年末の休暇くらいしか、そんなまとまった時間はないんだもの。楽しいと思える事を優先させて下さいよ、年に一度くらい。って誰にお願いしているんだ、私。

たとえ日帰りでも実家に帰っていれば、きっと美味しいものも食べられたんだろうな。私は母の作る里芋の煮っころがしが好きだ。姑が作っていたように薄味の煮汁でぬめりが殆ど残らないような、クタクタになるような煮方では全く駄目。表面にだけ濃い煮汁が絡み、中はホクホクしていないと美味しくない。だから今や、自分で何でも好み通りに作れば良いのさ。

でも今回は、その体力と時間はないと判断した。咳はまだしつこく続いているし、2箇所の遠い場所でのエサやりがあり、家猫が13匹常にご飯とトイレ掃除と抱っこを待っている。美味しいものが食べたければ自分で作るしかないのだが、その時間も限られてきた。カレーも五目なますも作れなかった。

しかしレシピを伝えた相手は、それぞれなますを作ったようだ。れか(Reka)さんに至っては、岩手に帰省中にちゃんと擂り鉢で胡麻を擂り、バッチリ作ってご両親や親戚にも誉められたと日記「たわわ たわ言」に書いていた。3日に分けて、写真付きの素晴らしいレポートだ。しかし自分の子供はいなくとも、こうして後世に伝えていけるものがあるのだと思うと(オーバーだなあ)、若い人と付き合うのはますます楽しい。「猫雑記」のどこかで書き散らかしたレシピの数々(ツナとレタスのスパゲッティや牡蠣のムニエル、菜の花と牡蠣のスパゲッティ、中華風オムレツなど)も、実際に作ったという報告を時々色んな人達から聞けるのが嬉しい。食いしん坊でお節介な私としては、少しずつ他のメニューも伝えていかなくては・・・。

さて、ちょっと不満を言わせて戴く。それは生き物の身体の仕組みに関してだ。となると神様に不満を述べる訳で、敬虔なクリスチャンである私としては、まさに神をも恐れぬ仕業と言うべきか・・・ま、そんな大袈裟な事ではなかろう。

生き物の身体は、よく出来ている。傷付けば自前で目には見えないが修復部隊がテキパキと可能な限り復元し、外敵(アレルゲン)や悪しきもののクーデター(ガン細胞など)があれば、戦闘部隊もちゃんと結成される。ここまで至れり尽くせり、リカバリープログラムまでも用意してくれている神様が、どうして大切な肺や腎臓といった不純物濾過あるいはガス再生器官がダメージを受けたら、その器官自体も治るようにしておいてくれなかったのだろう?恨めしい。

現状の医学ではそれ以上の悪化を食い止めるのが関の山だと言うが、この器官の再生をしてくれる復興支援部隊はいないのか?いずれは何とかなるような事を、先日のTV番組でさんざん嚇した後言っていたが、そんな先の不確かな事には期待出来ないよ。今、ギリギリなんだよ。

私は何でもストックしておくのが好きだから、キッチンのリンジフードの換気フィルタ(ただの不織布をマグネットで固定するだけ)は製造元からロールで買っておくし、空気清浄器のフィルタも、シャワーノズルに組み込む塩素除去装置も必ず買い置きしてある。折角その機能を認めているのに、肝心のフィルタが目詰まりを起こしたりボロボロ・ドロドロになったまま、替えがなければ一大事だからだ。

しかし肺も腎臓も再生しないと言うじゃないか。あんまりだ。身体の表面だけ再生しても、中味がズタボロではどうしようもないじやないか。だからこそ大切にしなければならないという論理も解かる。でもそれは別の次元の話だ。

ついでに勢いを借りて言えば、歯だってサメのようにどんどん新しく抜け替わって欲しい。ハゲの人は、髪の毛がそうあって欲しいだろう。しかし髪の毛なんか、優先順位がう〜んと低くて良いのだ。ハゲでも生きては行けるからな。楽しいかどうかは知らないけれど。(しつこいようだが、本当に素敵な人はハゲでも素敵だ。ショーン・コネリーを見よ)

SOSのチャッピーちゃんの更新もしたので、是非可愛い近影を見てあげて下さい。悲しいお知らせも届いているし、頑張っている人達が今年も元気で幸せをもらえますよう。ついでに私にも幸せ(猫たちが元気で、猫たちも私も美味しいものが色々とたくさん食べられるような幸せ)がいっぱいありますよう。

ゴマ

ベッドで仰向け

Jan. 3,2004

休みがあと1日で終わってしまうと思うと、それだけでとても不幸な気分。みんなだって同じだと思うが、悲しくて悲しくて、早く来年の正月にならないかなあ・・・。

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