ゴマ

何かに驚く

Jan.9,2004
2004年1月9日 金曜日
やっと週末だ。5日間働くと疲れる。昨夜は12時には寝られたので、寝る直前と比べると随分と身体が楽になった。という事は、まだまだ回復力・復元力・再生力があるという事じゃないか。まだまだ若いな、私。へへっ。

今日は、昨年夏に出向元のM菱重工業に戻ったロボットの研究員ツマキさんが、久し振りでラボにやって来た。遠くから見てシルエットはまごうかたなきツマキさんなのだが、ワイシャツにネクタイ姿なので一瞬人違いをしてお客に手を振ってしまったかと思ったが、やっぱりツマキさんであった。昨年、40を幾つも超えて初めて待望の赤ちゃんが生まれたので、とても幸せそうな顔をしていた。いや、ツマキさんは元々いつでも幸せそうだったよな。

昼をみんなで一緒に食べた。ツマキさんは仕出し弁当、私やアライさんは自分の弁当。その仕出し弁当だが、ツマキさんはイノウさんにも350円の仕出し弁当手配を頼んでいたのに、私にも500円の仕出しを頼んだものだから、あやうく2個になるところだった。しかしその辺はツマキさんが在籍していた頃から頻繁にあった事態なので、慣れたものでロボットチームの女性に確認して未然に防いだ。当時、いつ出勤するのか良く判らないツマキさんの、お弁当注文係を、私は彼の掲示板で仰せつかっていたのだった。懐かしい想い出である。

そうして昼は久し振りにロボットの研究室で一緒に食べたのだが、ツマキさんたら親バカ全開。赤ちゃんは女の子だから、そりゃあ可愛いだろう。ビデオカメラも買ったらしいが、寝てばかりいる赤ん坊をビデオで撮っても面白くないだろうと突っ込むと、それが面白いのだと言う。手足をどうとか動かすのだと。そんな程度で面白いと思うのは親だけだよ・・・と言っておく。

何と、タキタさんのところでも7月には生まれるらしい。きっとそのうちにはクワハラさんちにも生まれるだろうし、ツクイさんだっていずれは結婚してパパになり、夜中の湾岸など走るどころではなくなるだろう。イノウさんはどうかわからないけどさ。だってパパになったところなんか想像出来ないんだもの。

最近、アライさんと二人だけで、こっそり(でもないけど)紅茶を飲む習慣にしている。ティーポットは100円ショップで買った陶器のポットだが、ちゃんと本格的にティーコゼも着せて丁寧に淹れ、日に2回ほど楽しんでいる。休憩時には車のところで新聞紙を引き裂きながら(これもアライさんが手伝ってくれるのだが)、みーちゃんが出てくれば語り合い、他の猫(必ずしも野良ではなさそうだが)が来ればご飯を追加して置き、煙草を吸い、日差しを浴び、適度にストレス解消出来ていると思う。

そうだよ、ストレスは自動的に溜まっていくからな。上手にそれを潰していかないと重たくなり過ぎる。私は今の職場には性格的に向いていないような気もするけれど、仕事があるだけでも有り難いと思ってはいるのだ。アライさんとも出会えたしね。

ツマキさんはイノウさんと新年会をする予定になっていたらしいのだが、メンツが集まらないようで私にもお声が掛かった。飲みに行くので、二人とも車ではなかったのだな。あとはクワハラさんのカップルが参加するようだから、それならばいっそ川崎駅近辺ではなくて、全員の家により近づく(それぞれ港北区と神奈川区、都筑区、青葉区在住である)日吉近辺の店では如何かと提案した。ツマキ&イノウは私の車で移動し、クワハラさんは奥さんを日吉駅でピックアップして店に向かうというプラン。

店は、マツモト先生の病院の向かいにある『清水港』という居酒屋兼定食屋だ。あそこだったら安くて美味しい。幸太の旅立ちの日、里親のムツコとその姉ヒロコ、ヒロコの一人息子のタクマ、幸太の保護主のKちゃん親子3人、我々夫婦の総勢8人でランチをした店だ。店は少しも洒落ていないのだが、料理人の腕はすこぶる良い。洒落た店が好きなツマキさんには満足戴けるかどうか不安だったが、たまには都会的でない店も良いだろう。

定時で上がってさっさと移動しようと思っていたのに、イノウさんがいない。ツマキさんとラボ中を探して回る。きっとトイレでウンコしているのだと思ったが、何と言う事はない、工作室でロボットの部品を組み立てていたのだった。ツマキさんが研究室で居眠りなんかしているから、イノウさんがどこに行ったか感知していなかったのだ。まったくもう。

工作室に足を踏み入れたのは2度目だったが、以前より機械や部品が増えて、随分と「工作室」然としていた。当たり前か。

そんなこんなで出発が遅れてしまったが、疲れて目も痛いし、運転はイノウさんにさせて先ずは我が家に向かう。こうちゃんの夕飯の心配をしなくて済むように、こうちゃんも誘っておいたのだ。自宅までは裏道からクネクネと走り、自宅前でクラクションを合図にこうちゃんが出て来て、そのままイノウさんの運転で『清水港』の近くのファミリーレストランの駐車場に行く。

そのファミレスで食べず、駐車場だけ利用させて貰うなんて図々しくてひどい話だが、マツモト先生の病院の場所を説明する時には必ず、隣にあるそのファミレスの名前を出している。地図にも目印として描き込んでいる。どれだけ多くの人たちに宣伝(場所の説明だが)をした事か。だから堂々と停めさせて戴く事にした。理屈になっているか?屁理屈だよな。スミマセン。

クワハラさんと美しい奥さんは、既に駐車場に到着していた。6人で道を渡ったところの店に入る。丸テーブル2つを並べて貰い、ランダムに色んなものを注文する事にした。イカゲソ揚げ、プチニンニクの姿揚げ、じゃがバター(バターだけでなく、塩辛と明太子がトッピングしてあった。賛否両論あったが、私はそのトッピングはOKだと思う)、そば飯(これはベタベタしておらず、大変美味しく出来ていた)、サラダ(胡麻と玉葱が利いた手作りのドレッシングが秀逸)、イサキの塩焼き、キムチの乗った炊き立ての丼飯、ポテトフライ、海鮮グラタン・・・殆どを2つずつ注文したので量的には少なくないと思うのだが、料理が出て来ると次々あっという間に食べ尽くす。ハイエナ集団だ。

さんざん飲み食いして会計をしてみると、やっぱり安い。他の店で考えれば、飲み物をそれぞれ2杯ずつ飲んだ分がカウントされていないかのような金額であろう。ランチはもっと安い。しかも内容はきちんとしている。この店は、貧乏だが味にはうるさい人間の味方である。いつまでも潰れずに営業していて欲しい店の筆頭だ。安くとも美味しいというのは、関東では珍しいよね。

イノウさんはクワハラさんの車で送られる事になり、うちの車でツマキさんを日吉に送った。ツマキさんもまた時々ラボに来られるといいね。ツマキさんのキャラクターは、やっぱり他の誰にもないものだ。悪意というものが、この人には無いのではないだろうか?今夜程度の人数だと充分に全員が話も出来るし、予定外だが楽しい週末だった。

カワムラさん

リマを懐に

Jan. 9,2004

昨日掲載した白の多い白黒の女の子は、ゴールドとブルーのオッドアイで素晴らしく綺麗だ。保護主は大学生の女の子なのだが、まだ自立していない立場では、親元で飼えないと言われれば諦めるしかないのだろう。私も決して自由が利いた娘時代ではなかった。経済的な自立が出来てこそ、やりたい事も可能になるのだ。

しかし保護主は純粋で真面目で、そしてリスク負担もきちんとしている。もちろん保護して直ぐに病院にも連れて行っている。社会人でも躊躇する人が多いと言うのに、学生でそこまできちんとしている事に感心した。是非とも良いご縁がありますように。家族にして戴ける方は、私にでも結構ですのでご連絡下さい。

さて、これからエサやりに行く。遅くなっさてしまった。しかし明日からは、バンザイ、3連休だ。予定は結構入っているが、朝4時に起きなくて済むだけでも本当に嬉しい。私だって本当は、朝はいつまででも寝ていたいのだ。しかし休みでも6時には起きないと朝の用事が押せ押せになり、結局は一日が短くなってしまって後悔する。人生は短い。一日はもっと短い。当たり前過ぎて、格言にはなりそうもないな。ちぇっ。

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