ジーコ

のっそり

Feb.4,2004
2004年2月4日 水曜日
朝、あちこちに隠し置いたフードのトレイを集めていると、茂みの中に設置したフード付きトイレハウスから、黒岩さんが出て来た。赤いベロをチロッと覗かせて、いそいそと出て来る姿はとても可愛い。急いで中に入れてあった湯たんぽを、ラボの電子レンジで温め直す。これはなるべく長時間温かさが保つようにと、ドギーマンの樹脂製の湯たんぽである。家でも何個か使っている。でも、あんまりあったかくないような気がする。猫がじっと乗っていてくれれば、多分温かく感じるのだろうが・・・。

そして屋外で使う場合、何時間も温かさが保たないのも事実だ。家の中や自分の家の庭であれば、夜中にも何度か温めなおしてやれるが、職場の庭ではどうも出来ない。せめてもっとたくさん毛布かフリースを入れてやろう。やっとハウスに入ってくれる猫が現れたのだから。

これは、アライさんが携帯のカメラで撮ってくれた黒岩さんの写真だ。シラミの卵が付いていたので、長い毛は大分切ってしまっている。頭と背中の一部が真っ黒で、あとは前進がチョコレート色だ。

スリスリ、ゴロゴロのベタベタ。今朝はこうちゃんにも擦り寄って行き「誰でもいいのか、こいつは・・・」と笑われていた。確かにそんな無防備では危険だ。ここまで甘ったれな子は、やはり家猫にしてやりたい。多分、飼われていて捨てられた子だろうから、尚更そう思う。

明日から、パシフィコ横浜で『第8回震災対策技術展』だ。今日はその設営の為、午後からパシフィコ行き。私は車では行けないだろうと踏んで、こうちゃんに朝は送って貰った。まったく良いご身分である。こうちゃんは、仕事の山をひとつ越えたので、今日は比較的気持ちが楽なはず。戻ったらアインを病院に連れて行っておいてくれる段取りで、往きだけ送って貰う事にした。帰りは、みなとみらい線で日吉まで帰れば良いのだ。

そのみなとみらい線・・・横浜駅で乗換えがあるのかどうか解らず、掲示板で質問したら直ぐに何人かが教えてくれた。車で知らない場所に行くのは比較的平気なくせに、電車の乗り換えには不安がある。これは実際に行ってみれば何という事がないのが解るだろうし、たとえ失敗しても自分でやってみる事に価値がある事も解かっている。でも、開通したばかりの路線について、ちょっと話題にもしてみたかったのも確かだ。教えてくれた人には「有り難う」。

昔から見る不安な夢のレギュラーに、どこかの駅で乗り換えているという夢がある。そこは地方から色んな線が乗り入れている大きな駅らしい。プラットホームからプラットホームへと、階段を上り下りしている夢だ。知らない電車に乗っている夢も見る。どうやら、世界がとても狭かった幼児期の「知らない町は怖い」という無意識の心理が、そのまま大人になっても残っているとみえる。

しかし設営担当となったスエトミさんと私はヤマダさんの車に乗せて行って貰ったので、会場内まで入り込んだ搬入車輌用の駐車スペースに停め、楽々と会場に到着してしまった。そこから設営作業をして、今度は現地で解散。みなとみらい線、乗りましたよ。時代に乗り遅れるばかりの私が、今回は早かったね、体験するのが。

去年、桜木町駅まで延々と歩いて腰が痛くなったのは記憶に新しいが、今度はクィーンズスクエアの途中から地下に下りて行けば、あれよあれよと言う間に電車に乗り込める。今までの半道中で済む。むろん乗り換える事もなく、あっという間に日吉に着いてしまった。各駅停車に乗ったと言うのに、心なしか東横線のスピードもアップしたように感じるのは、私の気のせいか?

アイン

小康

Feb. 4,2004

アインはインターフェロンが効いたのか、涙目が増しになった。しかし相変わらず叫んでいる。甲状腺の機能異常が疑われているのだが、風邪気味で調子が悪くて血液検査が出来ない。心音も聞こえないと言われる。それはゴロゴロの音が大き過ぎるせいだが。心配なような、「とほほ」なような・・・。

何かと過保護に育てただけに、神経質で我儘で強引で傷つき易くて、歳をとっても経験を積み重ねても少しも大人にならない永遠のおひい様のアイン。

あれでも一杯我慢し続けているのだろうし、もっともっと寄り添っていたいだろうに、みんな忙しぶっているママが悪いんだよね。

今夜は添い寝してあげようかね。あれぃさんに、アインちゃんとも寝てあげて欲しいと言われたけど、ホントだよね・・・一番の最年長になっちゃったアインだもの、これ以上悔いたくないものね。

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