今日から、職場で耳栓を使用する事にした。先日の展示会の「３Ｍ」のブースで貰ったものだ。完全に音をシャットアウトするものではないので、電話や話し声もちゃんと聞こえる。但し、幾分かは音が小さくなる。今までの騒音が、たとえ３割でも軽減されれば御の字だ。咳払いと生々しい溜息、口をペチャペチャする音だけでも小さくなれば有り難い。

そう思って実際に耳栓をしてみたら、辺り（コピー機や暖房の音）が静かになる分、シンとして圧力の掛かった密閉空間で肝心の騒音のエッセンスだけ抽出して聞いているような感じがしてきて、次第に気分悪くなってきてしまった。いかりや長助（古いかも知れない・・・）ではないが、駄目だ、こりゃ。

昨日置いていったフリースの下に、朝一番で湯たんぽを入れようとしたところ、なんとなくフリースが濡れている。臭いを嗅ぐとオシッコ臭い。黒岩さん自身のオシッコなのかな？自分の匂い付けの為にしたのかな？とは思ったけれど、やはり洗っておいた。元々トイレなので、もしかしたら飼い猫の経験がある黒岩さんは、暖をとるためにも入るが、トイレとして使う事を思い出してしまったのかな。

外の水道でアライさんが洗い（スミマセン、駄洒落のようですが単なる事実描写です）、自転車のハンドルに掛けて乾かした。その間にトイレハウスを洗い、日光消毒してから今度はペットシーツと新聞紙をたっぷり敷いてみた。２個あるハウスの片方には湯たんぽをセットし、もう片方には引き裂いた新聞紙をたっぷり入れてみた。うちのバカどもが新聞紙トイレで寝ていた事を思い出したのだ。トイレとして使っても、ふかふかのベッドとして使っても、どちらでも良いさ。

休憩をとる度に、その新聞紙の入ったハウスから黒岩さんが出て来るところを目撃しているが、さて、明日の朝にはどうなっているか楽しみだ。オシッコしちゃうかな？それにつけても、ラボに洗濯機と物干し場が欲しい。

初めての捕獲・避妊を予定している人がまたまた現れた。北海道と大阪だ。いずれも不安も迷いもあるだろうと思う。みんなそうだったよ。スーパーマンなどいないのだから、私も含めて私の周りには。みんなソロリソロリと自分の能力を計りながら、ある時エイヤッ！と行動するのだ。動けなくてさんざん後悔した結果、行動してしまった方がずっと楽なんだと、そうして知るのさ。良かったね、楽になれる方向に足取りを向けられて。ミヨコが言った「エサやり元年にしよう」という言葉を、実行してくれるといいな、一人でも多くの人が。

しかし避妊ボランティア協力獣医がいるといないとでは、雲泥の差がある。いないエリアでメス１匹避妊する費用で、いるエリアでは５匹が手術出来る。しかしただ待っていても、ボランティア獣医が出現する望みは薄い。獣医師に働き掛け、野良猫の避妊への協力をお願いし続けるしかないのではないだろうか。しかし獣医師会からの圧力も実際にあるようだし、大っぴらには出来ない事なのかも知れない。

私の利用させて戴いているマツモト先生は、かつて「どこだって出来るんですよね、この料金で。別に損はしていないんです。もっとみんな、こういう金額でやればいいんですよね・・・。」と言っていた。マツモト先生は私の人生に於いて、最大の恩人となるだろう。どれだけ多くの相談者にこの先生を紹介して、普通だったら適わなかった事を可能ならしめた事か。よし、今週末はバレンタイン・デーだから先生にプレゼントを持って行くぞ。今まで先生にお世話になった物凄く多くの人達も、プレゼントをカードと共に私に送っておいてくれれば、まとめてお届けしてあげますよ。証拠写真も撮って来てあげるし。

マルコ 窓辺-2 Feb.9,2004