タム

Feb. 22, 2004
2004年2月22日 日曜日
既に春一番は過ぎたけれど、今日も南風が強かった。しかも夜になったら、嵐のような雨。今夜、サクらちゃんとメーちゃんをリリースしないで良かった。金曜の晩に手術をして貰い、2泊入院させて戴いていた。夜、8時前に迎えに行き、そのまま家で1泊させて休ませている。少しでも傷が癒えてから放したい。キャリーの中のサクらちゃんはずっと鳴いている。メーちゃんは無言だ。明日は2匹には一緒に出勤して戴いて、雨が止んでいたら捕まえた場所でリリースしようと思う。それまでは、車の中でお待ち戴くしかない。

病院に引き取りに行ったら、ぴょんちゃんとアベちゃんの2人がいた。やはり避妊した猫たちのお迎えだったらしい。連れ込む時には、車を出してくれた人がいた。捕獲も付き合ってくれたようだ。引き取りにはペットタクシーを呼んでいたようだ。事前に言ってくれていたら、送って行ったのに、水臭いな、ぴょんちゃんも。あ、でもうちの2匹が乗っていると、ピョン&アベちゃんの載るスペースがないのか。

病院では、デブトラとちびぶうの様子を聞き、あとはちびぷうの去勢が終われば、いつでも退院して大丈夫だと言われた。里親さんと電話で打ち合わせて、3月6日か7日になりそうだ。新幹線で来て下さると言う。せめて新横浜までのお迎えとお見送りはさせて戴く。やっと彼女とも会えるし・・・。良かったね、デブトラとちびぶう。

午前中、オノさんから電話を戴いた。しーちゃんが容態が悪いらしい。ずっと食が細い子ではあったが、遂に何も食べなくなって、あれだけ多飲他尿だった子が、水も飲まずオシッコも出ないというところまで来ているようだ。今日、入院させて輸液して貰ってから対策を考えると先生は言ってくださっているようだが、どうにもならなければ退院させて下さいと、オノさんは仰ったようだ。手元で見送ってあげたいと・・・。

オノさんも私も、しばし絶句してしまった。言うべき言葉が見つからなかった。しーちゃんは、お家の子になれた時からかなり具合が悪く、手を尽くして戴いて一時は持ち直していたけれど、やはり腎不全の状態はかなり悪かったようだ。それを知った時に、私はしーちゃんが明日死んでも、本望ですと答えた。それは本当の気持ちだ。もちろん長生きして欲しい。やっと幸せになれたのだから。でも、家猫にする事は諦めていたのに、オノさんのご好意で引き取って戴けて、こんなにも大切にして戴いているだけで、しーちゃんは誰よりも幸せだ。

幸せの度合いは、命の長さだけでは判断出来ない。アライさんに電話しようと思ったが、やめた。明日は会える。折角の日曜日に、悲しい気持ちにさせたくない。しーちゃんが貰われる事になった時、誰よりも喜んでいたアライさんだ。私と同じだけ愛情を注いで、毎日大切に可愛がってくれていたのだから。まだ若いのに、どうしてしーちゃんに、こんな慢性疾患が進んでしまったのだろう?野良生活は、よほど辛かっただろうね。

昨日お嫁に行ったミミ&ナナは、新しい素敵な名前をつけて貰った。ミミは「風花(ふうか)」、ナナには「まろみ」。何ともピッタリで、微笑ましい。あでやかな風花ちゃん、柔らかい色合いのまろみちゃん・・・朝までには、ご飯も食べてウンチもオシッコもしてあったと言う。何と言う適応力だろう。

首輪がきつそうだったので、はずそうとして、ヒデちゃんは風花ちゃんにひどく引っ掛かれたらしい。早速やられましたか。でも、私が予想していたよりもずっと早く、あの子たちは馴れるだろうと思う。自分で馴らしていく過程が楽しいのだもの、馴れた子だけしか知らない人よりも、遥かに深く猫との生活を楽しめるはずだ。ヒデちゃんレイちゃん、頑張って楽しんでね。

私もタムが、一日も早く馴れてくれ、甘えて寄って来てくれる事を期待している。今はまだいつも猫ベッドでペシャンコになっているタムだが、いつかはリマのように無邪気で甘えん坊の黒猫に変身するだろう。レンはすっかり度胸が据わっていて、追いかけられてパンチされるのに、ぶーちゃんのベッドの傍で寝ている。ぶーちゃんの残したご飯を食べていて、後ろからぶーちゃんにパンチされても、ちょっと振り返る程度で、また平然と食べ続ける。たいしたものだ。

それともレンはぶーちゃんの気の良さ気の弱さを既に見抜いていて、首位を奪ったつもりなのかも知れない。ダメだよ、ぶーちゃん部屋ではぶーちゃんが王様、あんたは王子様、タムはお姫様なんだから。ぶーちゃんを立てて、3匹のユートピアにしなさいね。カワムラ部屋のように、みんなで仲良く。

レン

Feb. 22, 2004

外はまだ荒れ模様だ。鶴見の猫たちは出て来ないかも知れないが、それでもエサやりは行かなくちゃ。

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