イオ

Feb. 29, 2004
2004年2月29日 日曜日
最近、物凄く美味しいキャベツにありついているので、スーパーでキャベツが買えなくなった。採りたてのキャベツのせいなのか、それとも土が良いのか育て方が違うのか、肉食人種でキャベツ好きの私が、その美味しさに惚れ惚れしてしまうようなキャベツなのだ。生が一番美味しいので、是非食べさせたくてミヨコとアライさんにもあげたら、やはり凄く好評だった。野菜って美味しい。横須賀のキャベツだ。それ以上はヒミツ〜。

朝は、卵を落として葱を入れた「ひもかわ(うどん)」の煮込みを食べた。これは生麺で売られていたものだが、太い乱切りにしてあって、とても腰があって美味しかった。また買おうね・・・とこうちゃんと話した。麺が美味しければ、調理はシンプルな方が良い。おつゆと葱だけで充分だ。

昼からは川崎に出掛けた。アライさんに見せて貰った安売りのチラシを頼りに、「エース」というディスカウントストアへ野良フードの買い出しに行ったのだ。川崎駅から遠くない新川通り沿いにあるようなので、多分駐車場はないだろうと思って、予め「アゼリア」地下街の駐車場に入れた。そこから地下街を彷徨いながら(川崎駅の地下街って広くて迷子になりそう)何とか地上に出たけれど、目的地までは結構離れていた。

店は狭くて古そうだけれど、兎に角キャットフードは安くて種類が豊富だ。いつも行っていた「ONE」と比べても、同じ物が随分と安い。折角行ったので1ヶ月分は買いたかったのだが、配達区域外だと言うので持ち帰らなければいけない。また来ればいいか・・・と思って、こうちゃんと二人で頑張って持てるだけ買った。

しかし結果としては駐車場から来た距離を持ち歩くのはやっぱり不可能で、店のレジで預かっておいて貰い、車を出して来て比較的近くで停めて(駐車車輌が多くて、とても横付け出来なかった)、そこまでの運搬とした。それでもワンブロックはあり、重くてきつかった。野良ちゃん用に「魚正」と「CAD」の大きい缶が合計300個・・・4つの袋に分けていても、1袋が10キロを遥かに超える。勿論、こうちゃんが持つ袋の方が大きく重い。こうちゃんは平気だと言うが、私は両手が抜けそうだった。「カズエちゃんはここで待っていな」と言うが、私とて荷物くらい運べるぞ。特に猫のご飯だからね。でも今度からは台車がないと無理だな。台車買おうかな。

改めて見ると、川崎は面白い。繁華街の規模が大きいし、バラエティに富んでいる。今まで良く知りもしないで毛嫌いしていたのは損をしていたかも知れない。本当は里親さんのレイちゃんが働いている駅ビルの店にも立ち寄りたかったし、色んな店を覗いて見たかったのだが、そんな事情で車を駐車場から出してしまった。何しろ缶詰が大量で重たいから、そのままラボへ行き、ストッカーにラボの分だけでも缶詰を入れてしまおう、また近々来ればいいさ・・・と言って。

ラボには車が何台もあり、所長が来ているようだった。みーちゃんが鳴きながら走って来たので、シーバをあげ、午前中にアライさんが来てご飯をあげてくれていたのだが、もう一度容器を全て満たしておいた。アライさんは、雨を防ぐ為に、傘を木に縛り付けて上手に容器を隠しておいてくれた。トイレハウスも洗って干してくれたようだ。先週のうちに私がやろうと思いつつ、仕事が忙しくて忘れていた。申し訳ないです・・・アライさん、有り難う。

兎に角、横浜や鶴見と比べても川崎がかなり面白そうである事が判ったので、毎日通勤で通り過ぎるだけじゃなくて、また是非休日に行きたい。横浜より鶴見より川崎の方が近いし、新しい町を探索するのはきっと楽しいだろう。

ペリー

Feb. 29, 2004

マルコとジャムは相変わらずだが、アインとジーコが寄り添うように寝ている。ゴマは私に付きまとい、ひとつ用事が済むのを見届けるとギャッギャッと鳴いて何かをせがむ。お尻ポンポンしてやると、ゴロンゴロンと転げて喜ぶ。15匹全員と丁寧に接していると、時間が幾らあっても足りない。だけど好きで増やした家猫だもの、休日は全て捧げ尽くしても構わないな。人間の子供を育てるお母さんも、きっとこんな気持ちなんだろうとふと気づいた。

自分本位な私は、もっと若い頃には、自分の人生を子供を育てる事で犠牲にしたくないと思っていた。そうでなくとも仕事と結婚の両立までは兎も角、出産や子育てとの両立まではとても望めないと、自分の力量を考えて子供を持つ人生は諦めた。何かを求めたら、何かを犠牲にしなければならない事もある。仕事をする事に気張っていた頃が、子供を持つ適齢期でもあった。だけど私は子供を持つ人生は放棄した。

子供を作るような歳はとうに過ぎたものの、こうして猫たちを我が子の如く愛し、仕事は仕事として何とかして務め、自分の事よりも猫たちが全てに優先している今、あながち人間の子供を持つ事は不可能ではなかったのかも知れないと、今頃気づいた。全てはもう遅い。これは自分の選択を後悔しているという事ではなくて、自分がやってもみないで最初から努力を放棄していた事に今更気づいたという事だ。歳をとると、自分が今まで気づかなかった自分の過ちや不足していたものに、自然と気づくようになるらしい。中年になると、ふと気づく事が何とはなしに悲しい。

更新は明日に残して、今日は目を休める事にする。明日からまた忙しい。そして明日はもう3月だ。夢に見た春に、もう手が届く。もうじきミュウの14回目の誕生日が来て、4月になればアインも14歳だ。

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