ペリー

悪戯は僕に任せて

Apr. 10, 2004

2004年4月10日 土曜日

今日はかねてよりお会いしたかった人と会えた。貴重なプロポリスをご厚意で分けて下さっている「かよ子」お姉さんだ。もう何年もお世話になっていると言うのに、今までお目に掛かる機会が持てずにいたのは、ひとえに私の怠慢と甘えだと自覚していた。でもやっと会えた。かよ子さんがわざわざお運び下さったお陰で。何が何でも予定を入れる事なく、今日の日はまるまる空けておくつもりでいた。

どうして今回逢瀬が実現したのかと言えば、あるマッサージ法をかよ子さんがこうちゃんに伝授して下さるという事も大きな目的だった。勿論それなくしても会いたい人だったのだが、私が忙しそうに日々を過ごしているのをここを読んで下さっているかよ子さんはご存知で、ドタキャンもして下さいとまで言って下さっていた。いや、今日を逃がしたら後悔する。今回は何か強い衝動を感じていた。会いたい、会わなくちゃ・・・と。

初めて見るかよ子さんは、想像していた以上に(と言うのは言葉の綾で、実際には想像していなかったはずだ。私は事前にあまり想像などしない)美しい人だった。その人間としての品性が、姿かたちに表れていると言うべきか。こうちゃんより1つか2つ年上の、穏やかな婦人だった。話し方や立ち居振舞いの雰囲気がこうちゃんの姉さんと似ている。つまり品が良い女性なのだ。我が身を振り返り、私はどうしてそうならなかったのだろう?と思った。母や妹はそういうタイプなのに、私だけどうして?でもあまり考え続けられない。何事も、あまり深くは考えないのだ。

グレープフルーツの皮の入った緑茶を飲んでから、さて、早速マッサージを教えて戴く事にした。ご飯を食べる前が良いだろうし、どんなものか興味津々だった。今までかよ子さんが勧めてくれたものは、いずれも身体に良い、しかも反応の優しいものばかりだったから、きっとマッサージも私に合うかも知れない。広いカワムラ部屋の真ん中で、うつ伏せになってマッサージをして戴く。

実際にやってみせないと、どんなものか解からないと言っていたかよ子さんの言葉が理解出来た。マッサージは私もこれまで色々と受けてきたけれど、これまでのどんなものとも違っていた。ツボを「点」で揉むものとは違い、力はしっかりと身体の芯に届きながらも、しかし力を上から押し付けて揉むものではない。それを文章で書くのはとても難しい。体験した者でないと、あのやり方や感覚は解からないだろう。

困るのは、こうちゃんが私にしているとペリーがこうちゃんの足に噛み付く事だ。足好きペリーめ。とぼけた顔しやがって。可愛いったらありゃしない。

血流を促し凝りをほぐし、且つ浮腫みを解消する感じがある。こうちゃんも実際にやって貰い、そしてやる様子を具に見て、今度はこうちゃんが私にやっているところを見てコツを指導して貰ったけれど、簡単そうでなかなか難しい。私の身体が感触を覚えているうちにこうちゃんには毎日修行して上達して貰おう。そして私もこうちゃんにしてあげよう。どちらが先に上達するか・・・いや、今までの全ての経験から、私達は同時進行で上達するはずだ。私が得た感覚は、こうちゃんにも感覚で伝わる。逆も言える。一卵性双生児なのだ、私達は。親も年代も体型も違うけどさ。

しかし短時間のマッサージで、目が醒めるほどの変化を感じた。正直言うと朝は最悪の体調だったし、かよ子さんを家にお上がり戴いた時もまだ辛かった。手も顔も足も、喉から胸、腹も浮腫みを目でも身体でも実感していて、しかも頭と目が痛かった。そのまま寝ていたい位の辛さだった。食欲も無かった。

それが出掛けてご飯を食べようかと思うほど、先ずは頭と目がスッキリした。だから遅くなったけれど、兎に角昼ご飯だ。陽気も良いし、今日こそ「海鮮丼」だ!と思ったけれど、店に着いたらやっぱり鰻にしてしまった。日記に書くと「よくも飽きないものだ」と笑われそうだが、朝昼晩毎日食べている訳ではないのだから別に何と言う事はない。

東京は新橋のご出身だというかよ子さんを、田舎のおよそ洒落っ気のない店にお連れした事をちょっと恥ずかしい気もしたが、刺身も鰻も美味しいと言って下さって安心した。今までそこで一緒に食べた皆さん、値段とお味はご満足でしたか?今更ですが・・・。

私はあそこのうな重で充分満足なのだが、後継ぎ息子が時折見せる何かを含んだような表情が、実は気になっている。そして一言余計な事を言う。まあ安いからまた行くだろうけど、どこまで割り切れるか・・・だな。

食べてから家に戻り、お喋りしているうちに時間があっと言う間に過ぎた。動物病院に行くつもりでいたので、ついでなのでご自宅までお送りしてしまう事にした。車だったらあっと言う間の距離だ。多分15キロもないだろう。ご自宅前でお別れし、多摩堤通りを帰って来たら、とても好きな雰囲気の一角があり、あんな場所に住みたいねと二人で話した。30年前の日本にはそこかしこにあった風景だが、今はあまり見ない。高級住宅街という事ではない。

テト

ボクにも任せてね

Apr. 10, 2004

夜、寝る前にマッサージのおさらいをしようと思ったら、うつ伏せになった私の股の間にはカワムラが入り込み、ペリーはこうちゃんの足に噛みつき、テトは背中の上に座り込んでしまった。まったくオスどもは、揃いも揃ってバカタレでしょうがないな。

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