のび頑張れ!
May. 19, 2004 (撮影:じぇりちゃん)

2004年5月19日 水曜日

ジニー君(旧エドワード君)ちのゴン婆が送ってくれたまたたびの枝に、昨夜は珍しくアインが夢中だった。と言っても抱きついて舐めているだけなのだが、今まであまりまたたびに興味を示さなかった子だけに驚いた。ゴマは狂ったように、枝を前肢で器用に飛ばしては追いかけていた。

そのゴマが、朝方ベッドでシッコしてくれた。私が寝ていた場所を私が起きた後でアインが占領し、アインが退いた後にシッコした。シーツとカバーとベットパット2枚とムートンのシーツが全滅。ムートン以外は全て熱湯で洗う。ムートンは蒸しタオルで拭き、脱臭王をスプレーしてから拭いたら、人間の嗅覚では臭わないまでになった。

対処している間もゴマは私につきまとい、ニャンニャンと鳴いて何か訴えていた。ごめんね、もっと構って欲しいんだね、きっと。それとも仔猫が欲しいの?貰ってあげたいけど、もう無理なんだよ、うちでは。それともアンタが子育ての出稼ぎに行くかい?行かないよね、行けないものね、パパとママとも離れられないんだものね、おっぱいも出ないしね、アンタは。

今日から雨になり、明日とあさっては荒れるという天気予報だ。みーちゃんを保護したくて仕方ないのだが、たとえ触れてもキャリーには入れられない。他のさまざまな方法を考えて試そうとしているのだが、どんなものであれ道具を使うやり方は駄目だ。催眠術でもかけられない限り、みーちゃんは捕まらないのではないかと弱音を吐きたくなる。鳴いて駆け寄って来るくせに、一番長く付き合っているのに、どうしても捕まらない。

以前に捕獲されて手術され、大雨の中をリリースされた事を「あの時は本当に酷い目に遭った」と執拗に覚えているのだろう。私だってそれが済まないと思えばこそ、家猫にしたいのだ。今夜は既に雨足が強まってきている。今日だって何度も保護を試みたのだ。みーちゃんは鳴いて鳴いて、私に何か言っている。何を言いたいのだろう?

後ろ足にハンディを持って生まれ、飼い主に処分されるところを救われたのびちゃんは、授乳してくれているじぇりちゃんの元で順調に育っている。今日は、のびちゃんの足の状態を撮影した写真も掲載した。じえりちゃんが言った言葉が心にしみた。

「この仔は生まれつきこの足だから本人は当たり前と思ってると思うし、私も見ていてごく普通で可哀想とは思いません。この曲がった足もすべてが愛おしく思えます。可愛くて仕方ありません。」

のびは、じぇりちゃんが2年前に人工授乳で育てていた3匹の3つ子の赤ちゃんのうち、水頭症で亡くなった「泰佑」と似ている。最初にのびの写真を見た時、それを感じた。保護主のまんどころさんに頼まれもしないのに、里親募集に掲載した直後、勝手にじぇりちゃんに電話して預かりと育児を頼んだ時にそれを伝えたら、じぇりちゃんも直ぐに「私もそう思った」と言った。

じぇりちゃんとの付き合いも長くなった。嬉しい事も悲しい事もあったけれど、思い出を共有する部分が増えた。お互い、知らないうちに影響し影響されている。私が写真の楽しさに目覚めて意欲が出て来たのも、彼女の作品から霊感を与えられた事は間違いないのだ。何を習った訳ではないが、作品を「見る」事そのものが啓蒙されるという事であろう。昨夜じぇりから送られて来た「のび」の写真を見て、こうちゃんも私もたじろいだ。

腕とセンスでは到底敵わないので、今夜は面白い顔で勝負だ。いや、勝負しているのはペリーなんだけどね。

ペリー

ペンギン猫

May. 19, 2004

低気圧が近づいているので、私も影響を受けているようだ。アインが具合悪くならないよう、今夜は温度と湿度に注意して過ごそう。それでも気圧まではコントロール出来ないのだが。

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