タム

あたしもサマーカット

May. 27, 2004

2004年5月27日 木曜日

12時に予約が取れたので、私は紹介された新しい病院に検査に行く。こうちゃんはその間、ホームセンターでお目当ての工作材などを買い出し。迎えに来て貰い、病院の近くで簡単に遅いランチを済ませる。

病院での検査結果はまた後日。今日の目玉は、手作りの格子だ。手作りの餃子ではないぞ。厚さ1.2センチ、幅2.4センチの角材を20本、窓枠の高さに合わせて128センチにホームセンターでカットして貰った。これを窓枠に細い長いネジで溜めつけてしまう予定。この幅と厚みがあると、かなり頑丈だ。犬や猫が本気で体当たりしたとしても、そんな程度で壊れる太さではない。私でもこうちゃんでも難しい。本気の牛やそこそこの空手部員だったら簡単に壊すだろうけど・・・。

但し、作業の効率を考えて電動ドライバも買う事にした。全て手で締めていたら、時間がかかるし、こうちゃんの柔らかい手は擦り剥けてしまうだろう。かつて木のゴミ箱を作って貰った時にも、手の平がずる剥けた。私の手よりも皮が薄いのだ、お公家さんこうちゃんは。

間隔は4センチ・・・仔猫の頭が入らないピッチという事で、外壁に付けた面格子と同じにした。ま、仔猫はいないんだけどね。1本ずつ打ち付けては次の場所を計ればいいじゃん・・・と言う私に、こうちゃんは「それじゃ、やって行くうちにだんだん狂うんだよ」とこだわる。最初に全てのポイントをマークするのだ。見ているだけで面倒臭い。几帳面だな、こうちゃんは。

それでいて、6.4センチずつ足し算していくうちに、暗算出来なくなって私に答えろと言うのだ。私は昔の習慣で、架空のソロバンをはじかないと暗算が出来ない。それも二桁までの足し算しか出来ない。何とか間違えずに印を付けられたようだ。

次には、角材のネジを入れるポイントに錐で穴を穿っておくと言う。ああ面倒臭い。40箇所もあるじゃないか。しかし手伝って、長い角材のこっち側は私が錐を使う。私の事だから、ちょっといい加減だけどね。

そしていよいよ、電動ドライバで留め付けて行く。軽やかな小さい音で、猫たちにも恐怖を感じさせずに済んだ。釘をガンガン打ち続けていたら、やはりかなりストレスを与えるような気がしたのだ。20本、あっと言う間に打ち付け完了した。たったそれだけの作業。しかしシンプルで涼しげだと思う。全面に施さなかったのは、何かの時にこの幅広い窓から家具やケージを分解せずにそのまま移動させたりする事もあるからだ。見た目は中途半端な感じも拭えないが、片側の窓は敢えて塞がずにおいた。今回の目的は、これで充分達成なのだ。涼しくなったね、ぶーちゃん。

これで完成。
但しまだ窓は閉めたまま。


今回の費用
・工作材20本で5千円
・ネジ1袋300円
・電動ドリル代3980円
・角材カット代100円
いざご開帳すると、カワムラ部屋の暢気な猫たちはわらわらと集まって・・・

いつもは淡々と一人でいるルスまでが、何事かと率先して駆けつけた。
かつてあっちに居た事のあるペリーとイオは、特に興味深々の様子。イオはあっちに行きたいみたい。
ぶーちゃん部屋側から見ると、こんな感じ。

ぶーちゃんは警戒すると、いつもぺしゃんこになるようです。
テトが手を伸ばし、レンもカワムラ部屋の猫たちの事は気になって仕方ない様子。

甘えた鳴き声まで出して呼び合うレンとリマ。カワムラまでが、テトの真似をして手を差し伸べていた。

タムは一切あっちの猫たちには興味ない様子だ。

尤も、レン・タムはとうにぶーちゃんの舌でサマーカットされ尽くし、あの子たちの顔はもはや長毛の面影はない。ぶーちゃんですら、レンに舐め返して貰って、頬の周りの毛は短くなってしまったのだから。舐めて舐めて毛をすいてしまう猫たち・・・お腹の毛玉が心配だ。

前日の「猫雑記」へ 翌日の「猫雑記」へ


月別INDEXへ戻る

「猫雑記」INDEXへ戻る

inserted by FC2 system