ジャム

箱を枕に

Jul. 16, 2004

2004年7月16日 金曜日

膠原病患者には多いみたいだが、私はケロイド体質である。傷痕が一時的に赤く大きくなる事はよくあるけれど(肥厚性瘢痕という)、それとは違う真性ケロイドの事だ。虫刺されが化膿して膝が曲がらないほど腫れ、戦争中は軍医だったという近所の医者に、麻酔もせずに切開された。子供の頃の事だ。戦争中って、どの戦争だって?太平洋戦争に決まってるじゃん。その傷痕は40年経過した今も、見事なケロイドとなって残っている。

またある時は、片目の運転手・・・もとい粉瘤だと思って切開したら、そこには膿も老廃物も脂肪も溜まってはおらず、悪い組織をバチバチとハサミで切り取られた事もある(病理検査の結果は「平滑筋腫」だった)。その時に2針縫った痕が、20年の年月の経過と共に大きくケロイドと変わっていった。元の傷の大きさよりも、ケロイドは大きく成長するようだ。火傷の痕のように、そこには肉や皮膚の再生力に欠けた感じで、赤紫色のツルツルした薄い皮膚となって盛り上がる。その皮膚の下はどうなっているのだろう、何が詰まっているのだろう・・・と興味が尽きない。誰か知っていたら教えて。

しかしそんな風に身体にメスを入れずとも、何時の間にか突然、自然と出来てくるケロイドがある。何なんだ、これは。それはチクチクと痛痒い。そういう痛痒さがあるうちは、まだこの薬が効くのです・・・と言われて医者からアレルギーの薬(「リザベン」といって喘息の治療薬でもある)を出されたものの、飲んだって一向に良くはならない。

一体どうしてこういう体質になったのだろう。遺伝だとも言われる。そう言えば母親もケロイド体質だ。今も痛痒いので、保冷剤をブラジャーに挟んで冷やしている。冷やして痒みを麻痺させようという魂胆だ。

こうちゃんの弱点は、腸が弱い事だ。過敏性大腸炎と言っても良いだろう。サラリーマンをしていた頃は、出掛ける前に3〜4回はウンコしていたはずだ。今でも「じゃ、出掛けようか」と言うと「ちょっとトイレ」と言う。その間、待っている私は毎回じりじりしている。既にすっかり出掛ける用意をしてしまった私は、何もする事がない。こうちゃんのウンコが出るのを待つだけだ。つい煙草に手が伸びる。

今も「じゃ、(1階に下りて、作業を)やっちゃおうか?」と言うと「その前にトイレ」と言う。う〜、またか。ダイニングのドアの前まで行って立ち止まり、身体を捻ってボディビルのようなポーズをしている。「何してんの?」「朝青龍の真似だよ」・・・そんな事していないで、早くトイレに行って来てよ。

ご相談メールが日々たくさん届く。住所も名前も書いていないものが多い。一応返信をする。「実態ある方としかお話をしたくないので、是非ご住所とお名前を記入して再度メールして下さい」として、私の住所もフルネームも電話番号も全て署名として入れてメールするのだが、殆どの場合そのまま返事は来ない。失礼というか、これがインターネットの胡散臭いところだ。名乗りもしない相手に、どうして時間と手間を割けるだろう。

メールは手軽で良い。でも、署名機能を使っていない人が多くて、いざ頼まれたものを送ろうとする場合、あるいは電話で返事をしようとする場合、一体この人のどのメールには必要な情報があったっけ・・・と探すところから始めなければならない。どうして「署名」の機能を使わないのだろう?無記名で出したい場合には削除するか、幾つか登録してある署名の中から全てを知られたくない相手に出す場合には、それなりの署名を選べば良いだけだろうに・・・。

皆さん、メールに署名しないのはどうしてですか?一方通行で良いのであれば、私も一切こちらからはお返事しません。匿名のメールは、インターネット慣れしている人達がどう言おうと、私は嫌いなんです。返事が欲しい場合は、それなりの書き方があると思うけれど、真面目に相手にする方がバカなのかな?ダメモトで、信頼なんか出来ないけれどもしも只で情報が得られたり助けて貰えたりすればラッキー!という程度で相談しているだけなのかな?だったらもう、私はパンク状態だから一切得体の知れない相手には返事はしないようにしよう。

私だって、忙しい相手や是非返事が欲しい相手に「読んで欲しい」「何とか心に留めて欲しい」と思えば、相手が読みたくなるように書こうと努力し工夫するのになあ・・・。よほど馬鹿にされているという事なのかな。それともそういう人の方が馬鹿なのかなあ。匿名性がインターネットの良さだなんて言う人がいるけど、そんな匿名の相手となんか気持ち悪くて付き合いたくもないよ、私は。現実の世界できちんと付き合える人と、インターネットという道具で便利に連絡をとりたいだけだもの。

マルコ

出窓で寛ぐ

Jul. 16, 2004

明朝の捕獲に備えて、ミヨコに預けてあった捕獲器を取りに行く。1台はラボに置いてあるので、アライさんにフードストッカーの上に出しておいて貰う。あと1台、ミヨコの捕獲器も借りて3台セットする予定。お山の車路に車を停めていたら、ちょうど薫ちゃんがエサやりを終えて車に戻ったところに出くわした。苑子と楊子が来た時以来だね、薫ちゃんと会うのは。

しばし4人で話をして、アインの給餌があるので名残惜しいけれど帰宅した。給餌とトイレ掃除、ゴミの整理で夜中まで大忙しだ。「暢気に過ごす」修行は、あと少し先にならないと無理かな。

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