ガラ
はじめまして
Jul. 23, 2004
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2004年7月23日 金曜日
いやはや、疲れた。昨夜から出ていた顔の紅斑は今朝のいつもの投薬で治まったけれど、股関節と足先の痛みで眠れなかった。陽にあたるとてきめんだな。もっと紫外線対策を厳重にしなくてはいけない。一応、日焼け止め効果の高いものを塗って出掛けたのだが・・・。
さて、ガラの初お目見えだ。
テトが来た頃を思い出す。同じような感じの長毛だ。目がこぼれんばかりに大きくて、耳毛が凄く長い。体毛の手触りも毛質も、長毛特有のものだ。手足が太いので、ラボで見ていたときにはてっきり男の子だとばかり思っていたけれど、お転婆なメスだったね。とほほ。
ガラは、ご飯は完食。そして昨夜のうちに立派なウンコをたくさんしていた。オシッコも3つも大きな玉があった。しかし砂を散らかしてしまい、ケージの中を掃除しようとすると怖がるので、今後が楽なように新聞紙トイレに替えてみた。するとそれでは厭だったらしい。我慢しているのか、いつまで経っても新聞紙が濡れていない。試しに砂のトイレに戻した途端、トイレに入ってオシッコをした。偉いね、ちゃんと我慢していたんだね。ごめんね、人間の都合でトイレを替えたりして。もうしないよ。
里親募集も開始した。まったく我ながら口うるさい募集記事だと思う。しかし妥協はしない。絶対に、うちより良い環境で飼って欲しいから。そして、生後2ヶ月の仔猫だもの、当然の事として血液検査などしない。生後5ヶ月未満の仔猫に、エイズや白血病の抗体検査をしたところで信頼性が無いのだから。
もしも仮にガラがエイズや白血病のキャリアだったとしても、それで先住猫にうつっては困る・・・などと考えるような、猫の病気に関して知識がなさ過ぎる里親さんでは困る。エイズは血が交わるような噛み傷からしかまずうつらないし、白血病にはワクチンがある。そしていつも言って来た事だが、白血病やエイズといった感染力の弱いレトロウィルスよりも、もっと強いウィルスもあれば、エイズや白血病キャリアでなくとも慢性疾患や突然死の怖さを知っているから、検査キットで調べられるような病気だけ恐れるのはナンセンスだと思っている。従って、仔猫に血液検査をして募集するという事は私はしない。
更に言えば、エイズや白血病キャリアだからと言って自分には飼えない、先住猫にうつったら困る・・・と言えるような人では、こちらからお断りする部類の人なのだ。そういう人達というのは経験と知識の不足ゆえなのだろうから、あまり厳しくは言いたくはないけれど、むしろ注意したいのは、先住猫の持っているウィルスを免疫力のないキャリアの子にうつしたくない・・・という事なのだ。全く何もウィルスに晒された事のない猫などいないだろう。空気中にもいるのだから。守ってやりたいのはむしろキャリアの子だという事を、声を大にして言いたい。そして猫も人間も無菌だと思ったら大間違いだぞ・・・と。
いや、ガラがキャリアだという事ではないのに(それは解からない)、自分の保護猫を里親募集するとなると、ついつい細かく語ってしまいがちだな。しかし母親のハナちゃんの仔猫への想いも受け継いで、ガラには確かな幸せを探してやりたい。長毛というだけで色んな人からの問い合わせが予想されるだけに(実際もう続々とメールを戴いている)、予め募集主の考え方を明言しておかないといちいち説明するのも厄介だ。
ガラに5ヶ月未満で血液検査するつもりはありませんので、その後のケアの為に知っておきたいと思う方は、避妊の際にでも血液検査して下さい。そこまでは私も異議はありません。避妊して家族同様に大切にして下さる方、脱走防止の為に具体的な方策をとって戴ける方、そして金持ちではなくてもケチじゃない方・・・どうかガラを宜しくお願いします。誰もいなければ、当然うちの子にします。でも、うちよりも頭数が少なくてガラにたっぷり愛情と時間を割いて戴ける方がいたら、やはりその方が良いのかも知れない。焦らずご縁があれば里子に出そう。
え?17匹でおしまいじゃなかったのかって?しゃあないじゃん、誰も保護なんかしたくないよ。増やしたくなんかないよ。だけど自分のした事には、責任を持たなくちゃね。いつだってリスクは自分で引き受ける覚悟がなくちゃ。
それにしても、ガラはテトと似ている。テトも小さくて可愛かった。でも大きいとますます可愛い。手足のぶっといガラ・・・うんと大きくおなり。