暑い。うちだけか、こんなに暑いのは?エアコン入れっ放しで、どうしてこんなに暑いかね?実は今日も銀行と郵便局へ行くハメになった。もちろん昨日の轍を踏まないように、東急の駐車場に入れて東急内の郵便局で用事を済ませ、銀行まではこうちゃんに行って貰った。郵便局に戻って来たこうちゃん曰く「銀行までの道は、(暑くて)死の匂いがしたよ」とな。
ふふん、流石こうちゃん、なかなか文学的な事を言うじゃないか。何となくアンリ・ジョルジュ・クルーゾーの『情婦マノン』のラストシーンを思い出したよ。そして、ついでに想像してみた。私の死体を逆さに担ぎ、砂漠をよろけながら彷徨う痩せ衰えたこうちゃん・・・その荷物は、あまりに重くて哀れだ。観た者の心に忘れられない衝撃を残すだろう。
東急では余計なものを買わないよう注意したけれど、大根の漬け物と梅干しだけでも結構な値段になった。漬け物って手がかかっているだけあって、やっぱり高いやね。糠漬けはしているけれど、たまには甘酢の柚子大根なんかも食べたいし、とてもじゃないけど梅干しなんか作る元気はない。昔の主婦は偉かったね。
それでも物好きだから、猫を飼う前は干物も烏賊の塩辛も作ったし、伽羅蕗やジャムは今でも作る。思うに保存食作るのが好きなんだな、貧乏性だから。トイレットペーパーや猫缶のストックが好きなのと同じなんだろうな。それなのに、非常持ち出し用の乾パンやら水やらは用意していないのだ。
非常持ち出し用にはアイリスの
大型のトラベルキャリーを、
普通の大きさのトラベルキャリー8個(8個しか揃えていないのは手落ちか?)の他に用意してあるのだが、もはや17頭プラス骨壷を非常時に一気に運び出す事など不可能になった。更にはインプレッサのワゴンでは、全員を積み込むのも無理だろう。そうなると同じスバル車でも、森さんのように「ディアス」でないと駄目だ。あるいは特注で、病院のようなケージを多数備え付けたキャンピングカーでも持たないと安心出来ない。勿論そんな金はない。大震災が猫たちが健在のうちに来ない事を祈るしかない。
先日、深夜のTVでロバート・デ・ニーロ主演の犯罪映画
『スコア THE SCORE』という映画を観た。そこにマーロン・ブランドが出ていた。『ゴッド・ファーザー』の時のように含み綿などせずとも、充分に肥えていた。しかも『ゴッド・ファーザー』の時と違い、あのアクの強いいやらしい昔の面影はきちんとある。役どころは大した事はなかったが、なるほど肥えたな・・・という印象だった。
と言うのも、中島らもの著書『ビジネス・ナンセンス事典』の中で、マーロン・ブランドは医者に見離される程に肥満してしまい、自分で買った島に篭もって鯨飲馬食に明け暮れているらしい、多分ヤケクソになっているのだろう・・・と書いてあったのを思い出したのだ。その中島らもも死んでしまった。やっぱり酒が祟ったとしか言いようが無い。才能ある人だったのに、本当に勿体無い。
才能と言えば、先述の『スコア』でクセモノ演技派大物俳優ロバート・デ・ニーロとのカラミで一歩もヒケをとらない、
エドワード・ノートンの演技力に異議を唱える人は少ないだろう。今のハリウッドでは、一番上手い(としか言いようがないような)若手俳優だ。
2面性のある役どころや、キレた演技、癖のある役をやらせたら当代随一。観る者に鳥肌立たせる。
『ケープ・フィアー』のデ・ニーロ(写真左)も相当怖かったが(彼の演技で殆どホラー映画にしている)、『真実の行方』で初めて見たノートン(写真右)はある意味もっと怖かった。怖さの質が違うのだが、こんな二人が競演して名優マーロン・ブランドの影を薄くさせている『スコア』は、ストーリーは兎も角、演技合戦を楽しむにはもって来いの佳作であろう。
しかし
『映画雑記』で書けば良いものを、どうして「猫雑記」で書いちゃうかなあ・・・。自分の中途半端な入れ込みと意気込みが感じられる現象ではあるな・・・等と分析してどーするよ。
顔の痛みは無くなったものの、治療した歯茎はまだ腫れていて痛む。歯茎が腫れていると、歯が揺らぐのが怖い。何とか抜かずに済ませたい。しかし今日は出血があった。梨を食べている時だった。よせばいいのに、食べている途中で振り返って壁の大きな鏡を覗いたら、口の中に赤く染まった梨があった。ホラー!