毎日、盛大に蚊に食われる。玄関先の小さな庭には、黒い小さな蚊がたくさんいる。これに刺されるとしつこく痒い上、下手をすると凄く腫れる。一般に『ヤブ蚊』と呼ばれるのは『ヒトスジシマカ』という縞々のある黒い小さい蚊なのだが、うちの玄関先に居るのは、同じ小型で黒くても、もっと足が短くて縞々が見えない。そうなると、本当に蚊なのかどうかも解からない。
外に出ると、ちょっとの間にもちゃんと刺されている。肌に止まった瞬間に気づいて叩いても、既に痒くなる成分(唾液?)を注入されているらしく、潰しても吸血された様子がないのに痒くて腫れる。
外出先から帰ると急いで玄関の鍵を開けて家の中に入るのだが、その僅かな間にも浮腫んだ柔らかい足首や肘みたいな硬い部分まで刺されている。私は決して鈍間ではないと思う。むしろせっかちでテキパキしている方だ。なのに一杯刺される。常時微熱があり、体温が高いせいかも知れない。水を撒く時にも、ホースを振り回して動いている右手を刺される。う〜ん、敵ながら天晴れ。
今朝も食われた。実は昨日のうちに買い足しておいた草花の苗を、日が昇る前に植えてしまおうと思い、一人でせっせと庭いじりをしたのだ。もちろん蚊取り線香は5本も焚いた。玄関の中で火をつけていたら、私が燻されて死にそうだった。外では風があり、5本程度の煙では効き目が無いのかも知れない。腕には蚊除けのハーブをスプレーしておいたのに、それでも刺された。何をしても無駄のようだ。鈴木さんは先日「私は蚊に刺されませんから」と言っていたが、本当に刺されなかったのだろうか?一体何がこの差を生むのだろう?
それよりも、徹夜明けでガーデニングなどする気力がある事に驚いた。脳幹が早くも活性化されたのだろうか?
世界の天気予報をNHKで見ていると、カイロよりも東京の方が最高気温が高いではないか。若い時分インドネシアに駐在していた事のあるこうちゃんは、赤道直下の彼の国よりも日本の夏の夜は暑いと言う。テレサ・ちんも、ニューデリーよりも暑いと言っていた。インド人もビックリ。日本は熱帯だ。
暑いからつい冷たいお茶を飲みたくなる。いつでもアイスティにが飲めるように、濃い目の紅茶を常に作っておく。氷も常に作りおきしておかないと困る。お茶が熱いうちにアイスティにしようとすると、どうしても大量に氷を使ってしまう。お客がある時などは、お代わりを作ろうとすると氷が出来るのが間に合わない。業務用のデカい製氷機が欲しいとつくづく思う。
いつでも大量に氷が出来ていて、ザルうどんや冷やし中華の麺を洗って冷やすのにも氷を惜し気なく使えたらどんなにか良いだろう。しかしそんなものを買う金も、置く場所もない。どうせ夏場しか氷なんか使わないだろうし、冷凍庫の中をもっと整理して氷を作り貯めすれば良いのだ。
ガラのご飯は、こうちゃんが頃合いを見ながら日に4回与えてくれている。最近「ガラにご飯あげて来るね」と言ってこうちゃんが1階に下りて行こうとすると、すかさず「ドゥワイニショクジノジカンデス(第2食事ノ時間デス)」(第2が第3だったり第4だったりするのだが)と言ってやる。もちろん食事ロボットの台詞である。食事ロボットはこうちゃんなのだが、私が代弁するのだ。
食事ロボットであるこうちゃんは、即座にドクターロボットに成りすまし「食事ロボット君っ!」と切り返す。解かるかな?『宇宙船シリカ』だよ。知らないだろうな、若い人たちは。何たって若い連中は、宇津井健が『ザ・ガードマン』のキャップだった事すら知らないのだからな。嘆かわしい事だ。いや、別に嘆く程の事ではないか。