アイン

ジーコに舐めて貰う

Sep. 11, 2004

2004年9月11日 土曜日

鈴木さんの保護猫の「マイコ」を、石津さんが預かってくれる事になった。今日、我が家で関係者が集合し、小さな「マイコ」は石津さんの家へと旅立った。

石津さんは当初、少し古い里親募集の猫に問い合わせをくれた人だった。募集主に問い合わせても連絡がないので、私にメールをくれたのだ。その後のやりとりでその猫はかなり前に里親さんが決まっていた事が判明し、データも募集ページから里子に行った子のページへと移行したのだが、石津さんとのお付き合いはそこから始まって行った。

その後間もなく自分で「ドンちゃん」を保護し、先住猫の「すえ」ちゃんとの同居もうまく行っている。自分で保護した子を飼う幸せは格別だという事は私も知っている。その際にもオタオタせずに自然な形で受け入れていた事は、見ていて嬉しかった。

石津さんは、当初から心の優しいデリカシーのある女性という印象だった。そして弱いものの為に、これから自分に出来る事を模索していた。私は誰に対しても、あまり無理をしないで今の自分の生活の中に取り込める事をして欲しいと思っている。もちろん一箇所に留まっているのではなく、少しずつ自分の許容量や能力を増やして行き、進化して行って欲しいとも願っている。私もそうありたいし、努力もする。人にもそれを望めれば幸いだ。

石津さんには理解ある優しいご主人と、まだ小さなお嬢さん、そして自分で保護した猫が2匹、少し前に見送った猫が1匹・・・短い間に辛い事も喜びも経験して、胸の中は様々な想いが溢れている事だろう。しかし後ろ向きに悲観的にならず、新しい命へと手を差し伸べようとする心に強い力のある人だという事を感じた。命に対する優しい気持ちと、今の生活を大切に守りながら、少しずつ何かを続けて行って欲しいと思う。人は生きている限り成長するはずだ。私ですら、5年前の私とは格段に違っているはずだ。

実際に会ってみると、石津さんはまだ少女のような初々しい人だった。実際は大人の年齢でもあるし、一児のお母さんでもあるのだが。でも素直な向上心で一杯なのが解かる。きっとひとつずつ課題をクリアして行きながら頑張ってくれるだろう。

その後「マイコ」はご飯も食べ、オシッコも無事にトイレで出来たようだ。細やかに観察してケアしてくれているようなので、安心して預けていられる。鈴木さんにとっては、今回も棚ボタ式ラッキーでした。

アイン

内緒話

Sep. 11, 2004

アインとジーコは代わる代わる吐いているが、一時期と比べると目に力があるし、部屋の隅に篭もってしまう事が減って来たようだ。本人(だから猫だってば!)が感じる「楽しい時間」が過ごせてやれて、嫌な事を減らしてやりたいと思う。人が生きて行くのは、漠然とした曖昧な苦しい日々の積み重ねだ。それでも長い年月の間には、輝きも喜びもある。猫の一生は短く設定されている。ならばせめて、人よりは凝縮された喜びがあっても良いだろう。そうでなければ不公平だ。

私の家族である猫たちが幸せを感じられる時が少しでも長くあるよう、私はその手助けをする。それだけだ。

ガラが加わった事で、それまでのデザインでは狭いスペースに全員の写真を並べることはもはや不可能と判断し、「猫雑記」のタイトルページを作り直した。サイトの表紙には全員並べたのだから、ここはもうミュウ一人に代表して貰えばいい。そして全てはミュウに捧げたいと思う。今はもう触れないミュウへの想いは日増しに強まるばかりだけれど、それが不健全にならないで済むよう、私は私のなすべき事をする。

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