ガラ

晴れて自由の身

Nov. 11, 2004

2004年11月11日 木曜日

昨夜から、ガラのウンコ投げが再開した。ケージ内のトイレでしたウンコを、ケージの外に放り投げる。それだけ元気になって力を持て余しているという事と、投げられる程のコチコチウンコが続いているという事だ。おめでとう、ガラ。今日は晴れてケージから開放してやろうね。

一度は自由にした事のあるガラだったが、カンピロが出た9月から避妊が終わり、そして下痢が治るまで結局2ヶ月もケージ暮らしを強いてしまった。賢くて遊び方に自分で工夫をする子だし(その遊びはなかなかに騒がしかったが)、ガラにしては広いケージで充分に運動もしていたけれど、ウンコを飛ばす位だからやっぱり退屈していたのだろう。

扉を開けると、恐る恐る出て行った。何か変わった事が起きると、また病院に連れて行かれるのかと警戒するらしく、出て暫くは警戒が解けず、私が少しでも近づこうものなら「シャーシャー」と威嚇していた。放置しておくしかない。どこへ隠れても寒くないように(今日など寒いはずもないのだが)、要所要所には予め毛布やマットを入れておく。
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ジーコの通院の日だったので、夕方になって連れて行く。雨が降り始めていたのに、意外にも犬連れの飼い主が2組、猫連れが1組既に待っていた。長くなりそうで困ったな・・・と思うが、連れ戻ってまた出て来るのも負担が掛かるだろう。そのまま待つ事にした。

ジーコの治療については後で触れる事にして、ジーコを連れ戻った時のガラの様子を記しておく。どこにも姿が見えないので、心配して部屋のあちこちをこうちゃんと手分けして探した。しかしどこにも居ない。呼んでも返事はない。ケージに居た時は、目が合うとゴロゴロと大きな音を立てたし、返事をする事もあった。しかし今日はジャングルに潜む小野田さんの如く、気配を殺していた。

何度も見たコタツの中を、最後にもう一度・・・と思って覗くと、キョトンとした顔のガラが居た。私達の動く気配で、次々と場所を変えていたのだろう。外に出て行ける構造ではないので安心なのだが、それでもどこに居るか解からないと心配になる。

こちらの心配をよそに、夜にはすっかりどこもかしこも探検し尽くしてしまったようだ。テトはうちに来てから1年以上経ってやっと上がれるようになった梁の上にも、ガラは早速登った。凄いお転婆だ。もちろん本棚やケージの上にも乗ってしまうし、行けない場所は一つもなくなったようだ。楽しそうに尻尾をユラユラと振りながら、部屋中を駆け回っている。

テトのお気に入りの猫ベッドからテトを追い出し、さりとてそのベッドに自分が入る訳でもない。良いようにテトを誘い、弄ぶ。テトもガラには興味津々だ。良い遊び相手になりそうだ。テトの妹・・・いや、避妊済み同士とは言っても「お嫁さん」でも良いのだが、どうしよう。

但し、テトはママとしてはルスが好きで、ガラはリマをママ代わりにしている。ルスもリマも子供なんか産んだ事もないのに、立派に母親代わりを務めているのが可笑しい。

テト「ねえ、ボクの妹なの?お嫁さんなの?」

ガラ「どっちでもいいでしょ。プロレスしようよ」
テト「うわ〜ん。降参でちゅ〜」

ガラ「アタイ、まだ何もしていないよ」
とか何とか言いつつ、どっちもガキだから楽しく取っ組み合っていました。テトは小柄なので、ガラとは互角みたいです。ガラ強し。流石、ハナちゃんの娘。

本当に長いケージ暮らしだっただけに、ガラも嬉しいだろうが、私達も心の底からホッとした。これでもう、当分は捕まらないだろうね。来年のワクチンの時、果たして捕まえられるだろうか?ま、その時はその時さ。
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昼は焼きうどん。具は長葱とベーコン、えのきだけ。味付けは醤油と七味唐辛子。夜は牡蠣フライと小芋(冷凍皮むき)の煮付け、ご飯と味噌汁、人参と大根の糠漬に高菜の炒め物。新米が美味しい。今の季節はパンなんか食べず、なるべくご飯を食べようと思う。

テト

大人への試練開始

Nov. 11, 2004

ジーコは体重が少しずつ減少している。通院を始めた頃から250グラム減っている。1週間に50グラムずつ減っていた。既にかなり痩せてからの減少だけに、いささかショックだった。すっかり密度の薄くなってペタペタした感じの被毛(肝臓が悪い場合、脂の代謝異常でペタペタしてしまうらしい)を掻き分けて、先生が一言。「結構、黄疸が進んでいますね」ひとつひとつを深く考え過ぎないようにしようと思う。機械的に聞いて、元気になる事を信じて必要な事をするだけだ。

輸液して貰い、インターフェロンと肝臓の薬を注射。ヒルズのl/dを小さな袋で買う。キドナの強制給餌だけではなく、少しずつでも固形物を食べさせたいと思う。

輸液したら少し気持ち良くなったのか、帰りの車の中では鳴いた。おまけにキャリーの扉をガリガリと引っ掻いていた。車の中がオシッコの臭いに満ちたので、今日は大分待たされたからオシッコしちゃったんだね・・・と思ったのだが、帰宅して見ると漏らしていなかった。そして直ぐにトイレでオシッコしていた。あれはどういう臭いだったのだろう?病院から戻るといつも、暫くは変な臭いがする。出たばかりのオシッコの臭いに似ているが、薬か補液の臭いなのだろうか。

気分と状態が高揚していたのか、ジーコは開けたばかりのl/dを少し食べた。嬉しい。生きて、ジーコ。どんな血液検査の数値も信じない。絶対に生きて行けると信じる。

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