ガラ

もこもこ

Dec. 14, 2004

2004年12月14日 火曜日

早朝は曇っていて寒かったけれど、次第に晴れた。出掛ける前にひとつだけ仕事を済ませる。朝ご飯もたっぷり食べた。と言ってもわざわざ作った訳ではなく、昨夜の残りのすき焼き風「牛肉と葱としいたけの煮物」を牛丼のようにご飯に乗せただけだ。美味しい。

朝からしっかり食べられなきゃ駄目だ。私の場合は、食べられないと精神力も判断のバランスも悪くなる。そうは思いたくないけれどね。食べたいと思うパワーと、自分できちんと作る事が大切なんだ。「食」を疎かにしてはいけない、人間もペットも。

外に出ると、まさにピンと張り詰めた冬の空気なのに日差しは意外に強く、車に乗っているとかなり眩しい。久し振りでサングラスをかけた。道路は年の瀬が近いだけあって、車が多い。何を掘り繰り返しているのか解からないような工事も多い。

そして今日は完全に道を塞ぐような交通事故があって、Uターンを余儀なくされた。黒い日産スカイラインとバイクが、交差点のど真ん中を斜めに塞いでいる。どちらが悪いのか・・・きっとどちらも悪いのだろう。身勝手な運転をする連中ばかりだ。状況を見ると、どちらも赤信号になってから交差点内に進入した直進のバイクと右折の車だ。どちらもガツガツと焦っているからいけないのだ。事故は本当に迷惑だ。

しかし多少のアクシデントがあっても、仕事や待ち合わせに遅刻するような私ではない。こういう事もあるし、道の状況だってどこで何があるか解からないのだ。だからこそたっぷり時間の余裕をもって出掛けるのだ。時間ギリギリでしか動かない人も時々いるが、そういう人は他人を待たせても平気なのだろうな。羨ましい神経の鈍さ・・・おっと失礼、太さだね。
・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・
用事を済ませた帰り道、10時の開店と同時にスーパー「よつや」と、パン屋に寄る。開店したてのパン屋は、色んなパンが色とりどりにびっしり並んでいて楽しい。パンよりご飯が好きな私でも、ついあれこれたくさん買いこんでしまった。気の利いた調理パンが色々とある。近ければ毎朝買いに行きたい位だ。

ハッキリ言って日吉東急の中の「サンジェルマン」のパンは値段の割にあまり美味しくないし、駅前の「神戸屋ベーカリー」のパンも大した事は無い。パイ生地やスコーンなどは脂っぽ過ぎる。私は人並みはずれて脂が好きだが、パイやスコーンから余分な脂が滲み出ているようなものは美味しさが半減すると感じる。揚げ物も同様だろう。

しかし自分でパイやパンを焼く程のマメさは無い。そんな事をする位だったら、ご飯を炊いて、キムチやチャンジャで食べたい。一昔前までは冷凍パイシートで、ミートパイやアップルパイ位は作ったが、今はおにぎりの方がいいな。
・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・−・・
シルバー&アロエジェルが好評で、遂に在庫がなくなったとアクシスが連絡が来たのが昨日の事だ。こんなに動く商品ではなかったらしく、計算外だったようだ。無理をお願いして、空輸で仕入れて貰っている。間もなく入荷するらしいが、私は自分の家でも何かが在庫切れするのがとても嫌いなのだ。

そしてこのジェルの評判は、使用感をお送り下さった方のメールを読む限りではすこぶる良い。私も使うが、うちではこうちゃんがこれなしでは干からびてしまう。モズのはやにえか、それこそミイラである。最近では、アトピーが酷かった足や腰だけでなく、食器洗いをさせていたせいで手荒れが酷くなっていた。ヒビ・カアギレ寸前だった。

恋愛をしていた頃と違い、あまりこうちゃんの手など見ていなかったのだが、背中を掻いて貰おうとして痛くて気づいた。全ての指が、白くパリパリに乾いている。ストッキングを穿く女性だったら、一発で「伝染」してしまうだろう指だ。可哀想に。そこで優しい妻は、自らの手でシルバーアロエジェルを丁寧に塗ってあげた。

私は子供の頃から、手荒れなど無縁だった。流石に歳をとり、水気がなくなってきたので冬になると粉を吹く事はあるが、アカギレにはならない。脂好きはこうちゃんも一緒だから、食べるもののせいではないだろう。身体に保水出来るかどうかの体質の差なのだと思う。こうちゃんは食べると直ぐにウンコとして出してしまう。栄養も蓄えられないような気がする。

私が子供の頃というのは、日本はまだ貧しかったと思う。「タンパク質が足りないよ」という、どこかの製薬会社のCMがあった程だ。今では考え難いが、まだ栄養がこれほどは過多になっていない時代だったのだ。青っ洟を垂らしている子供など今では見ないが、当時はたくさんいた。子供の手も汚かった。

小学校1年の時、同級生の歌の上手な「ヒサコ」ちゃんが、「カズエちゃん、どうして手が綺麗なの?」と聞いた。自分の手が綺麗だと思った事はなかったが、ヒサコちゃんの手を見ると確かに汚かった。アカギレが出来ていて、そのシワシワの手に黒い汚れが染み込んでいた。私は自分でそうしている訳ではないのに、温いお湯で石鹸をよく泡立てて丁寧に洗ってから、クリームを塗るといいよ・・・と言い、用務員室でお湯を貰ってヒサコちゃんの手を洗ってあげた。

こうちゃんの手にジェルを塗りながら、40年ぶりにその事を突然思い出した。ヒサコちゃんはおませな子だったから、間もなく手も顔もヘアスタイルも気を付けるようになって、きっと今では綺麗な奥さんになっている事だろう。私の手が荒れていなかったのは、外で遊ばなかったせいだろうと思う。寒いのが嫌いだし、そもそも外で子供と遊ぶのが好きではなかった。ずっと家に閉じこもって絵を描いていた。

たまに母親が私を外に出しても、裏口から入って来てしまう子だった。近所に同世代の子供がいなかったのも確かだが、家の中に居るのが好きだったのだと思う。「子供は風の子」だなんて言われても迷惑な話だった。その頃から私は、コタツにへばりつく猫のような子供だったのだ。当時は猫が好きだとも考えた事はなかったが、今を暗示しているかのようだ。

リマ

つやつや

Dec. 14, 2004

ジーコ、またトイレの後で吐く。切ない。ジャムが凄く甘える。私達がジーコやアインに構う時間が増えるほど、ジャムは苛々するようだ。サビ猫の深情けが窺い知れる。

前日の「猫雑記」へ 翌日の「猫雑記」へ

月別INDEX 「猫雑記」INDEX HOME
inserted by FC2 system