《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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テト

あどけない顔

Jan. 9, 2004
2005年1月9日 日曜日

昨夜もサリドンを飲んで寝た。

薬など嫌いなのに、飲まずにおれない痛さなのだ。痛くて眠る事も出来ない。だから連日、鎮痛剤を飲んで効き始めてから少しでも寝る。


本当はこんなら鎮痛剤など必要としなくて済む為にも、もっと目を休ませ、睡眠を人並みにとり、連続して集中作業しない事、ストレスを感じる事からは身を退く事が望ましいのだろう。そんな事は承知している。でも、やらなければ仕方ない事が山積しているのだ。それを放置していれば、それがストレスとなり、後でもっと大変な思いをする。


そして一時凌ぎでも、とりあえず痛みや熱から開放されて、後でじっくり根本的な解決を図るしかない場合もあると思う。対処療法だとしてもしておかなければならない場合もあると諦めて、膠原病とも(注1)付き合っているのだし。



しかし昨夜は鎮痛剤を飲んだ後、次第に喉と胃の中間あたりに違和感が出始めた。

ペニシリン・ショックが初めて出た時と同じような感じだ。あの時も、最初は喉の異物感から始まった。そろそろサリドンは使わない方が良いかも知れない。副作用も報告されているし。そもそも副作用の無い薬なんか無いのだろうが。

とりあえず飲んでしまった事だし、痛みが和らいでくると胃の違和感など関係なく深い眠りが訪れた。

そして夢を見た。断続的に寝言も言ったらしい。

心配になったこうちゃんに「カズエちゃん、大丈夫?」と起こされた。





夢の中で、隣の部屋に行くと、ベッドだけ残してもぬけのカラだった。

ミュウの祭壇にしていた木のベンチもないし、ライティングビューローもパッチワークのベッドカバーもない。ベッドもマットレスが剥き出しになっている。

ダイニングに戻り、こうちゃんに聞くと「撮影用に借りて行った」と言う。どこで何の撮影かと聞くと、八丈島の方だと言う。いつ戻して貰えるかすら分からないと言うではないか。

撮影させて欲しいと電話で言われて、承諾したのは確か私だった。でも、私の知らない間に運び出すなんて酷い。

「連絡先は聞いたんでしょうね?」「いや、それが・・・聞くのを忘れちゃったんだよ」

なんて事だ。私はダイニングの頑丈な木の戸棚(写真左 注2)を拳で叩いて怒りを表した。そして繰り返し罵った。それが寝言だったらしい。


現実には、うちには撮影に使うような価値ある家具など一つもないし、こうちゃんは相手の連絡先を聞き忘れるほど馬鹿じゃない。

私は大切にしている家具を持ち出させるほど寛大でもないし、物に当たるような怒り方はしない。

夢って不思議だ。

マルコさん、どうすればこんな情けない顔が出来るのか、是非教えて欲しいです。
(注3)

一体、どんな困った事があると言うのでしょうか?せいぜいジャムに時々追いかけられる程度でしょう。それだって叩かれたり噛まれたりする訳じゃないでしょうに。単に追いかけられるだけですよね?

我が儘一杯に育てて、一番良い待遇をして来たし、みんなに可愛がられて育った子が、こんな顔をして見せて良いと思いますか?

良いと思うも何も、大した事は考えていないのですよね、茶トラですものね。
その証拠に、次の瞬間には温泉に浸かったオヤジのような至福の表情。気持ち良さそうですね。

そりゃあそうだろうね。自分の為だけに用意して貰ったパネル(オイル)ヒーターと、このスペース独占で、近づくものがあれば威嚇してパンチして・・・。

ついでに湯たんぽも入れてやろうとすると、私にまでパンチしやがって・・・。

馬鹿マルコ。

ゴマ

賢そうな顔

Jan. 9, 2005

寒さが厳しくなって来た。

今、完全室内飼いされている猫でも、この寒さと乾燥で、目をやられている子と膀胱炎の子が多いようだ。連日、同じような症状の子のご相談がある。出来るだけ部屋を暖かくし、少し加湿してあげて欲しい。

特に器具を買わなくとも、スポットで暖かくしておけば、猫は賢いからちゃんとそこへ行く。

炬燵は殆どみんな大好きだが、炬燵のヒーターを入れたのでは暑過ぎて、熱過ぎて、乾き過ぎる。下に小さ目のホットカーペットを敷いて、できればホットカーペットカバーも敷く。その上に炬燵か低いテーブルを置き、毛布か布団を掛けてやると丁度良いと思う。

うちではそこに、更に湯たんぽを入れてやる。

ソファのカバーの下にも湯たんぽ。猫ベッドの敷物の下にも湯たんぽ。一体幾つ湯たんぽを作るか、数え切れない。

面倒だけど楽しい作業でもある。兎に角、湯たんぽが乾き過ぎなくて一番だろう。

3個は本物の湯たんぽだが、後は全てペットボトルだ。剥き出しでは熱いし、直ぐに冷めてしまうので、タオルで包んだり、100円ショップのジッパー付きの袋に入れたり。

人間は寝る時に布団に入れば暖かいだろうが、猫が寝る空間に暖房がないと気の毒だ。野良と比べたらそれでも天国だろうが。

等と、毎年毎年、冬になると堂々巡りしながら湯たんぽを作るのだ。

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注1
「ステロイドとも」と言い換えた方が正しいかな。














注2
この家に昔から置いてあるもので、相当古い。ドイツの家具だと言うが、大きくて重くて気に入らないけど、もはやここからは運び出せない。










注3:
このマルコは、目が腫れている訳ではありません。奥目なのと、目の上の毛が長くて下向きになると、こういう顔になるようです。

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