アイン
ふくふく婆ちゃん
Feb. 6, 2005 |
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2005年2月6日 日曜日
ゴマのトイレ以外の場所でのオシッコはすっかり止まっている。ジーコが危篤状態になった日から、ピタリと止まったのだ。偶然かも知れないけれど、かつて毎日５回ずつもベッドでしていた時も、洗濯機が壊れて新しいものが届くまでの数日間はピタリと止まっていた。ジャムが仔猫で来た時も、それを合図のようにして止まった。
これを私が何らかのメッセージととって、それを思い過ごしとか大袈裟と言える人は、１年７ヶ月人間のベッドでオシッコされ続けてみて欲しい。今回も、疲れ果てているさなかの大洗濯はかなりきつかった。でも、ゴマは何かを知らせようとしていたのではないだろうか。私達が漸くジーコの異変に気づいて、ゴマはホッとしたのかも知れない。
ゴマは、今も通りすがりにジーコの背中や頭を舐めてやっている。甲斐甲斐しい。母親のアインより、ずっと母性が強いように見える。弱いものの味方なのだ。
マルコをしつこく追い詰めて、マルコに究極の威嚇をされているジャムに対しては、その後で必ず制裁を加える。倍ほども大きなジャムに対して、その気迫は一歩も退かない。
ミュウがアインを噛んで（交尾の本能を思い出していたらしい）、アインが大袈裟に悲鳴をあげると、ゴマはすっ飛んで行ってミュウの大きな身体にフライングボディプレスをしていた。プレスされるミュウではなかったが、兎に角ゴマは捨て身で体当たりしていたのだ。ゴマは我が家の自衛隊だ。自分から攻撃を仕掛ける事はないが、相手の攻撃に対しては、カウンターで応じる。
ゴマも甘えたかったらしく、最近やっと私の体の上で寝ようとしたり、自発的に膝に乗ってゴロゴロ言いながら眠るようになって来ている。しかし先を越されていると、幾ら呼んでも来る事はない。じっと見ている。深い深い眼差しで、何かをじっと考えているような顔をして・・・
そんな複雑なゴマと比べると、アインは単純だ。甘えたければ、弱っているジーコの頭を踏みつけていても気づかずに、いそいそと駆けつける。一日の殆どを眠って省エネしているが、目覚めれば雄叫びをあげて「アタシ起きたわよ！」と知らせる。目が合うと「Hey ! 」とか「Come on！」と一声叫ぶ。どう訳したら良いのか解からない。勿論英語で叫ぶ訳ではない。「ねえ！」と聞こえるのだ。それもかなり威張っているように聞こえる。
目が合ってしまって、こっちに来そうだな・・・と思えば必ず来る。病人（猫だが）のくせに威張りながら・・・ |
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Ｍが言う。
アンディも含めた誰もが「解釈」に甘えること＝自分の罪深さを忘れること、になる気がするので、わたしはそこに落としどころを求めたくない
そうだね。今日はもう朝からずっとホットカーペットの上で落ち着いて眠っているという。私達にはイメージしかないが、傍にいて現実にアンディと接触している野村さんに今後の判断を委ねよう。傍観者として逃げているのではなくて、野村さんとアンディを信頼しているから。
野村さんがどういう結論を出しても、私はそれを支持するだろう。多少の事では、お互いの信頼が揺るぐ事はないだろうと思う。無遠慮に近づいて入り込んで来る事もない代わりに、勝手に失望して去って行く事も有り得ない。私達は、そういう関係ではないのだ。 |
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夕方、急いで買い物に出た。米も野菜も買わなきゃいけない。急いで戻ったつもりだったけれど、ジャムには長いお留守番だったようだ。ダイニングのドアを開けて直ぐに目に入ったものは、一面の紙吹雪だった。
おお、久し振りの紙吹雪、一体何だろうと思ったら、こうちゃんが書きかけていた音楽関係の原稿だった。見事に食いちぎられていた。出しっ放しにして出掛ける方が悪い。紙関係の被害では、犯人はジャムしか有り得ない。
そもそも最終的にはＰＣでテキスト形式にするのに、こうちゃんは紙にペンで書かないと気が済まないのだ。それは思考回路を働かせる為の習慣のようなもので、かつては私もそうだった。しかし私はもうペンで原稿用紙に書く習性はすっかり抜けた。こうちゃんもそろそろ、ジャムに食い散らかされない媒体に乗り換えなさい。 |
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ジーコ
ここまで回復
Feb. 6, 2005 |
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ジーコ、首を上げて座れるようになった。強制給餌はとても厭そうだし、半分はこぼしてしまうのだが、今日は激しく吐きながらも、少しずつ、そしてたくさんウンチも出た。痩せて尖った顔を晒すのは不本意だが、それでも可愛い私の大事なジーコに変わりは無い。
ジーコは何を思っているのだろう。解からないながらも、今はジーコの心を想おう。一緒に生きていられる時間を大切にしよう。ミュウに見られている。許されている。だから頑張れるのだが。 |
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