《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ガラ

やる気満々

Feb. 7, 2005
2005年2月7日 月曜日
休み明けだけに、仕事の調整の電話も多い。ご相談もこのところ増えている。時間が足りなくて、焦る気持ちを抑えるのに苦労する。焦るな、丁寧に行こう。

幸いにも、初心に帰らざるを得ないような出来事が定期的に起きる。水が澱みかけると、そしてモチベーションが下がりかけると、ちゃんとそういう落とし穴が用意されているのだ。有り難いと思うべきだろう。

Gは言う。「水も金も(そして人も)澱めば腐る」と。

私は「負けない」。それが今のテーマだ。負けないよ、ミュウちゃん。

4台のオイルヒーターと、炬燵1個、ホットカーペット3つをつけっ放しでいるこの季節、我が家の電気代は10万にもなる。夏に2階でエアコンをつけっ放しにしても、ここまでは行かない。猫がいなければ、きっと2万も使わないだろう。冷房も暖房も必要のない季節は有り難い。そしてその時期は短い。

だからせめて倹約に努めないと。今日も私の着る物は、100円ショップのTシャツだけ。いつも同じ事を言うが、化粧なんかしない。美容院、勿論行かない。出来合いの惣菜なんか買わない。それでも赤字だが、赤字補填する程度の貯蓄はある。でも口紅なんか勿体無くて買えない。

親掛かりだった高校生の時、自分の下着はそろそろ自分で選ぶようになっていたのだが、私の買ったパンティが700円だと聞いて、母親がぶったまげていた。30年前の事。今の感覚だと、1枚2000円位のパンティという感じだろうか。お小遣いから買っていたので文句は言われなかったが、自分でも高いとは思っていた。

白無地の伸びない木綿(ワイシャツ生地のような白無地)の小さなパンティで、僅かに縁に綿レースが付いているだけのものだ。当時、可愛い白い木綿の下着を見つけて、これよこれ!と思って買い漁った。

あまりにも小さいものだから、私の留守中に、うちに当時よく来ていた幼児を風呂に入らせ、私のそのパンティが丁度良いとばかりに穿かせて帰らせたと聞いて、私はプリプリ怒った。あれは私が一番大事にしているパンツだよ!と。もちろん返して貰った。

30歳になっても、まだ幼児が穿いて丁度良い位の小さなパンティばかり穿いていた。仕事でタイに行くと、安いタイシルクのパンティをたくさん買って来た。今見ると、なんじゃこりゃ?!と言いたくなるような小さなパンティだ。後に、シッコ垂れのゴマに穿かせようかと思った位だ。

それ位しか使い道がない。今はもう、そんな小さなパンツなんかもちろん穿かない。ミヨコから貰った5枚のパンツと、100円ショップのパンツで充分。もうパンツやスタイルで勝負する時代は終わったのだ。私の中では。清潔であれば何だって良い。こうちゃんと兼用だって構わない。

本当だったらパンツも穿かず、ゴーギャンの絵の中のタヒチの女性のように、簡単に1枚の生地を巻き付けただけで済むのが理想だ。別にそうしていても構わないのだが、宅配便が来た時や郵便局や八百忠に行く時にいちいち人を驚かせるのも面倒だ。

目立つ事なく地味に、個性を主張せず、誰にも煩わされる事なく、誰の事も煩わせず、平和に猫との生活が続けられるならば、それだけで良いと思う。タヒチまで移住せずとも。パンツは穿かなくちゃならなくても。

ワクチンに関しての相談があり、改めて二人の獣医師に意見を訊いてみた。以前にも聞いたのだが、再確認と情報のアップデートのつもりで。

白血病キャリアの猫に、白血病のワクチンを打つ事のリスクをあちこちで言っているけれど、本当のところはどうなのでしょう?そして生ワクチンと不活性ワクチンの、どちらがどうなのでしょう?という2点について。

これで得られた結論としては、やはり以前と同じだった。「白血病キャリアの猫に白血病ワクチンを打つ事は、理論的には何も問題はありません。効果がないので無駄になるという事だけです」そして「生ワクチンのメーカーは不活性ワクチンの、不活性ワクチンのメーカーは生ワクチンの危険性を主張していますが、どちらも同じ事です」

白血病のワクチンでなくても、以前からの3種混合ワクチンでも腫瘍になるケースはあるし、それは個体ごとの反応であり、だからと言って一概に危険であると断言出来るだけのデータはないというのが事実だろう。

エイズキャリアの子に、ワクチンを打つと発症して危険だと言っている人達もいるようだ。しかし免疫不全の傾向にある猫だけに、ワクチンで予防出来る感染力・死亡率の高い感染症を防ぐ事の方が重要だと考えて、私は自分のエイズキャリアの猫たちにもワクチンを接種している。

飼い主に責任のあるペットの生死に関して、獣医師を恨むのは間違いだ。充分な説明をして貰えるかどうか、そういう獣医師と付き合えるかどうか、その医師と信頼関係を結べるかどうかは飼い主の責任だ。

後でどう責任追及されるか解からないような無知で図々しい飼い主に対して、獣医師はとても本音は言えないだろうと思う。責任を回避する為には、無難なところを言うようになるはずだ。

例えば、エイズキャリアだからと言って隔離しなくてもうつりませんよ・・・とは言えなくなるのだ。危険だ危険だと言っておけば、当たらなければ幸い、何かあったら言い逃れ出来る。でも私達は知っているし、獣医師とも話している。エイズキャリア程度だったら、一緒にしていてもうつらないんですけどね・・・と。

かつてある保護主がワクチンをしないでいた為に、パルボであっと言う間に亡くなった猫たちがいたが、エイズより遥かに感染力も強く、死に至るまでの時間も短いこの恐ろしいウィルスに関しては、もともとワクチンがあるのだ。ワクチンだって万全ではないが、随分とリスクが減る事も確かだ。私はワクチンを接種する事のリスクの方を選ぶ。

そしてその結果何かあったとしても、それは飼い主の私の責任の範囲であると思っている。何でもかんでも医者の医療過誤だと言うような、無知でヒステリックな飼い主にならないよう注意したい。獣医師に医学的誠意や親身になって貰える事や本音を望むのであれば、物言わぬ患者の飼い主である私達が誠実でなければいけない。医者だって人間だ。そして医者も患者を映す鏡なのだ。

アインの強制給餌のはじまり、はじまり・・・
あんまり好きじゃないけど、パパが可哀想だから飲んであげるわよ・・・と言っているような気がします。

そうです、この手はこうちゃんなのです。
赤ちゃんライオンの授乳のように見えます。歯がないせいかな?

こんな風に「ア〜ン」と口を開けてくれると、とても楽です。それに比べてジーコは・・・
とても自力では食べられない病人(猫だってば)のようには思えない程、毅然とした目の表情に見えます。くっきりとしたアイラインのせいでしょうか?
飲ませ終わったら、耳を触ると「プルプルッ」と首を振り、そうした時には直ぐに吐かないというジンクスが我が家にはあります。

ま、ジンクスというより統計なのですが。
アイン

そして休止モード

Feb. 7, 2005
心筋症で且つ末期の腎不全という割に、異常なまでに元気に見えるアイン。

しかし、寝ている私の顔にアインが身体をもたせかけていると、心臓の鼓動が直接感じられ、その拍動がいかにもおかしい事が解かる。

もちろん胸のあたりの膨らみ方を、目で見ているだけでも解かるのだが。



一日中けだるそうに寝ているのは、やはり血液が充分に行き渡らないせいもあるのだろう。人を好きな気持ちが先に立ち、お客に愛想を振りまいて来たアインだけれど、もっと私が自粛して、病気の猫はもう少し安静にさせなければいけないと改めて思う。


そして病気の私も・・・かな。

会った人は「な〜んだ川口さん、元気そうで安心しました」と言う。

そりゃ当たり前だよ。そう振る舞っているのだから。それがホスピタリティというものじゃないのか?

尤も、それを発揮する事も叶わず、ぐったり寝ているしか出来なかった時もあったけどね、ユズナさん・・・ごめんね、あの時は。


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