《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ゴマ

こう見えてもしつこい

Mar. 27, 2005
2005年3月27日 日曜日

ミュウもアインもジーコも別室に行ってしまった(死んでしまった)今、ゴマとジャムは私達の占有率がもの凄く高くなっているはずだ。

マルコも手が掛かる我が儘坊主で一日中何か要求しているけれど、ゴマとジャムのストーカーぶりは凄まじい。片時も離れて居たくないらしい。



こうちゃんは数年前にフリーランスになったものの、私が会社勤めをしていた頃しか知らないミュウ、そして私がやっと勤めを辞めてからの状態を数ヶ月しか知らずに逝ってしまったジーコとアイン。

彼らとの付き合いの長さ・濃さはれっきとした事実だけれど、もっともっと一緒にいる時間が持てたはずだと思うと、その点だけを考えると

「勤めなんかもっと早く辞めれば良かったよ!」

と大声で言いたくなる。

勝手な言い草だと思うが。



勿論、勤めていたのは悪い面だけであるはずが無い。

メリットが大きかったからこそ、老体に鞭打って外に働きに行っていたのだから。

そして、メリットの方がデメリットよりも大きかったからこそ、なかなか辞める決心がつかなかったのだ。

経済的に余裕が持てたのもそのお陰(むろん、やり繰りの上手さもあった)もあるし、ある程度は勤めの中で得られるカタルシスもあるのだ。フリーで一人でしている仕事では得難い形のカタルシスが。



解かっているさ・・・もっと一緒に居たかったという未練なんだと。



ミュウとは戦友だった。

こうちゃんと戦友であるのと同じに。



そしてジーコは私達の子供だった。アインは私の一部分だった。いずれも私達が一番苦しい時期を共に過ごして来た。



どう贔屓目に見ても思いやりがあるとは言い難い難い舅・姑との「地獄の同居生活」の10年間、私達の気持ちが決して休まる事がない日々を、ミュウたち3匹を共に過ごさせてしまった事への悔いがいつまでも残る。






大抵の過去の失敗には意味があると思って前向きに捉えているけれど、あの人達との同居だけは悔いている。

過去のどの失敗や挫折よりも、それが一番の間違いだったような気がする。

ミュウたちが若くて元気な頃の、とても大事な10年をネガティブで邪悪なパワーに侵食されて、私達の心を幾分でも損なってしまったから。



親よりもミュウたちの方が大切・・・世間の常識とは温度差のある猫バカ発言だと思われてもいい。それが本心だから。

私もこうちゃんも、人に指図・干渉される事が極度に嫌いだ。

勿論、誰だって干渉されて良い気分のする人はいないだろうけれど、一応は相手に合わせてしまうからこそ、ストレスが大きいのだと思う。



私達は、もしかすると血の繋がった人間であれ、他人とは一緒に居られないのかも知れないと思う。

今頃気づいたのか・・・とミヨコに怒られそうだ。

猫なら我慢出来る事が、人間相手だと耐え難い。大人として常識的な振る舞いをする事は出来るし、決して愛想も悪くない。

でもそれは役割性格として身に付けた作法というだけの事であって、本来は付き合い難いヤツなんだろう。





過去の二人の夫が、次々と私から離れて行ったのも今ではとても良く理解出来る。

相手を苦しくさせるものがあるのも解かる。どこかに逃げ場を求めたくなるのも無理はないと思う。



こうちゃんも私と殆ど同じだ。

温厚そうに見えて、あれほど気難しい相手はいないだろう。離婚した奥さんはおとなしい(「トロくて強情」と言っていたな、こうちゃんは)人だったそうだから、きっとお互いにストレスを溜め合っていただろう。

絶対に主義を曲げない、人を見る目は厳しい、そして自分自身にこそ最も厳しい、それがまた窮屈なまでに・・・そう、こうちゃんは簡単に本音が見えない。

表面的な穏やかさに騙されてはいけない。

意外と激しい手厳しい男なのだ。カズエちゃんには甘いけどね。





私達は、同じものと戦って来た。一番の親友であり戦友だ。簡単に崩れない信頼関係がある。

だけどもう男女じゃない。

それはとても楽な事だけど、お互い少し早過ぎたね、枯れるのが。







今、ゴマとジャムの我々を狂うほど恋い焦がれているかのような日々の態度を見ると、今まで二番手に甘んじていた切なさを感じる。

心のヒダが多い(と感じる)サビ猫たちだもの、きっとずっと我慢していたのだろう。



それにしてもしつこいよ、特にゴマちゃん。

トイレくらいのんびり行かせてよ。でも可愛いよ〜。

疲れがとれず、夜のエサやり以外どこへも出掛けないで過ごした。

ちょっとエネルギーを要する電話が数件。これだけ。後は何もせず。



昼はカレーピラフとキャベツのサラダ。

夜は豚肉の生姜焼きとキャベツサラダ。今のうちにキャベツを堪能しておきたい。一年のうちの今だけ、こんなに瑞々しくて葉の薄いキャベツが食べられるのだから。



黒ビールも飲む。ヱビスの黒はギネスのようなクセが無く、殆ど麦茶のような感じで飲んでしまう。私達の舌が麻痺しているのか?まるで甘くないコカコーラのようでもある。もっと苦味が欲しい。

ジャム

アタシだってしつこい

Mar. 27, 2005


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