《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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モア

少しスマート

Apr. 1, 2005
2005年4月1日 金曜日

とうとう4月だ。今年は特にアインの誕生日を待ち焦がれていただけに、途中でその意味が失われてしまった。今はその4月がとうとうやって来たけれど、何をどうすれば良いのかな。

いや、マルコの誕生日を4月1日と決めていたのだった。おめでとうマルコ。もう3歳だね。今年は少し心の成長を遂げようね。ジャム姉ちゃんに威嚇するのはやめよう。目標にしようね。
ハッピー・バースデイ マルコ!

マツモト先生の病院のケージの中に居た時のマルコ。

まだ断脚の手術後間もなく、毛を剃られたところの皮膚が剥き出しだった。

こんなに小さくて可愛かったマルコ。

うちに引き取ってからは、みんなに大事にされて(され過ぎて)、我が儘一杯に育ったマルコ。

その結果が、ああいう顔だものね。

まあいいや、一生我が儘に過ごしなさい。猫に生まれた特権だよね。

やはりあまり連続しては眠れない。

2時間も眠ると、結構寝足りた気分で目覚める。でもそんなはずはない。身体は疲れているのだから。



それでも、眠れないならば無理に寝ようとする必要は無いのだと思う。

若い頃は睡眠3〜4時間で365日過ごしていた。それでも仕事中に眠くなる事などなかった。四六時中緊張しているせいかも知れない。それもあまり褒められた事ではないと思うが。



時差ボケの解消法と一緒で、眠くとも寝ないで一日何とか頑張れば、その晩は眠れる事が多い。

但し精神が健全で、尚且つ睡眠が足りていなければ・・・の話。

神経が立ってしまっていて、眠くて仕方ないのに眠れない日もある。そんな日は一口ワインでも飲むか、ベッドの中で横たわり、猫を撫でて過ごす。



眠れないから苦しいとか、自分が可哀想だとか思うのは「余計な事」だ。

勿論、それなりに精神状態のバランスがとれなくなる「きっかけ」や、ぐじぐじと考えざるを得ない「原因」がある事が多いのだが、全ての問題を解決出来るはずがない事を知るべきなのだ。



問題は問題であるまま、解決出来ない苦しい状態でも、ちゃんと生活して行かなければならないのが、生きている「現役」なのだと思う。

苦しくとも、そこで踏ん張る事が求められているはず。解決出来ず苦しい状態にだけ目を向けていたら、誰だって病むだろう。



考え過ぎていては良くない。

そんな時こそ身体を動かすのだ。掃除でもしたらどうだろう。見渡せば、汚れた窓ガラスだろうが換気扇だろうが、床だろうがあるはず。

ミヨコだったら「そんな(下らない事を考える)暇があったらエサやりでもしろ」と言うだろう。



死んだ舅は、昼間にトロトロしては寝てしまうものだから、夜中にはバッチリ起きて騒いでいた。

エネルギーが消費しきれていないのだ。老人ですらそうなのだから、若者はもっと身体を使わなければ眠れない事だってあるだろう。

そして夜更かししては、朝起きられない・・・つい寝過ごしてしまうと、また夜は眠れない。そんな悪循環は当たり前過ぎて話にならない。



私も過去にはそういう日々もあった。

特に学生時代に顕著だった。しかし起きて仕事に行かなければ生活して行けない状態であれば、ちゃんと起きられるものだ。

起きられないのは、甘えていられるご身分だからだ。

そうではないと言いたい人もいるだろうが、そうなんだよ、事実。



私達夫婦は今でこそ決められた時間に出勤する事の無い自由業だけれど、それでも朝はちゃんと起きる。

長年ミュウが起こしてくれた午前3時か4時には、すっぱり起きてしまう。

そして夜明けまで、それぞれに仕事をする。

その後で猫家事を済ませ、自分たちの朝食にする。



このパターンが、一番爽やかな時間を過ごせるのだ。

朝から勤勉に過ごせると、一日気分が宜しい。

私だって低血圧だし寝るのは大好きなのだけれど、ダラダラ過ごす時間は惜しくて仕方ない。

だから先ず、朝はきちんと起きる。

やる事は一杯あるのだから、全部片付けてから寝ればいい(でも全部なんか片付かない:けどね)。





同じ事を、子供の頃どれだけ母親に言われた事か。

休みの日には、いつまでも寝ていたい。寒い冬の朝は、布団から出たくない。すると母親は、窓を開け放して布団を干すから出ろと言う。

好き勝手な時間に食事せず、みんな一緒に朝ご飯を食べてしまえと言う。寝たければ、その後で寝ろと言う。



これが嫌で仕方なかった。

だって一度起きてしまうと、もう寝られないんだもの。

このままグズグズ布団の中でまどろんでいるのが嬉しいんだもの。



でもあの時の母親と同じ事を、今の私は誰にともなく言っているのだ。起きろ、起きてやるべき事をやれ、好きなだけ寝ていて、夜寝られないなんて言うな。



流石に長年の疲れが出て来ているので、最近は睡眠時間2時間などという無茶はしない。

だから2時間で目覚めてしまった時は、どこかで仮眠をとるようにしたい。

合計4時間寝られば、今までとはかなり疲れ方が違うように感じる。



但し気が張っていた時よりも、疲れ易いような気もする。肉体と精神のバランスというものも大切なのだろう。

そして「気」というものの力も改めて感じる。

気合いを入れよう、私。

モアがやけに耳を掻いていた。色が全体に黒トラなので目立たなかったのだが、昼間ブラッシングしてやっていたら、耳の中のマラセチア(酵母菌)が酷くなっているのに気づいた。掻き過ぎて傷が出来てしまっている。これは病院で一度診て貰った方が良いだろう。

という事で、午後7時頃にマツモト先生のところに連れて行く。折角なので、アインの危篤で中断していた「ワクチンの季節」を再開する。テトとモア、我が家の自慢の両黒トラを連れて行く事にした。

どちらもキャリーにはすんなり入った。しかしテトは玄関に運ばれると、不安げに「ナ〜〜〜ッ!」と変な声で鳴いた。モアは全く騒がず。この子は本当に従順だ。車に乗せると、もうどちらも全く鳴かず。何て扱い易い子たちなのだろう。でも本人(人には非ず)はさぞかし不安に違いない。

モアの耳から診ていただく事にした。耳アカの検査で、やはりマラセチアだと診断される。引っ掻き傷が、ちょっと炎症を起こしているようだ。従順な子が、耳だけは触られるのを嫌がる。

点耳薬と消炎剤を投薬される。ワクチンは1週間先延ばしにした方が良いでしょうと言われる。3日後に、また耳を診ていただく事にして、モアはキャリーに戻る。

テトはどこも異常なし。最近、少し大きくなったようだ。1歳を過ぎても、男の子は身体が成長するようだ。顔も手も大きいテト。まだ大きくなるかも知れない。特に鳴きもせずワクチン(7種)を打たれ、可愛い可愛いと褒められて帰宅。

大騒ぎはしなかったものの、やっぱり病院はストレスなのだろう。ケージに入れてやると、シルバーのハイポをたっぷり入れた水をガブガブ飲んだ。点耳薬はちょっと嫌がったけれど、あとはケージの中でぐっすり。

避妊してリリースしてあったモアを再度保護してうちに入れるきっかけになったのは、足の怪我だった。勿論、エサやりをしていた職場を辞める事を視野に入れていたからでもある。あの時に入院させて貰って治療、そしてしっかり検査も処置(駆虫やノミ駆除)もしてある。

家に入れてからは、臆病で他の子たちとトイレを共同では使えないのと、ケージの中で隔離されてしか食べられない、眠れないという問題はあるものの、下痢もせず、無駄に鳴かず、本当に手の掛からない子だったのだが、そういう子に限って、ちょっとした身体的な問題があっても発見が遅れる。そしてつい影が薄くなりがちでもある。それじゃジーコの二の舞いだ。毎日ちゃんと平等に構っているはずなのだけれど、自己主張を激しくしない子はどうしても割を食う。

「モアは、う〜んと甘えさせられる状態で飼うべきなんだろうなあ・・・」とこうちゃんが呟く。オシッコの問題にしても、多頭飼いに馴れ難い子だからだろう。でも、どこかで折り合いをつけさせるしかない。1匹ずつ、ちゃんと見ていないと手遅れになる。しっかりしなくちゃ。一杯触ってやらなくちゃ。

ガラだって近頃、やっと撫でられるようになって来た。ちょっと数日間元気が無いように見えたペリーのイタズラも復活。さて、次回のモアの通院時には、どの子をワクチンに連れて行こうかね。イオかな、ルス・リマかな。

テト

ワイルドタッチ

Apr. 1, 2005


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