《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ペリー

爺ちゃんと眺める

Apr. 23, 2005
2005年4月23日 土曜日

土曜日だけど、早朝から仕事をする。今のうちに少しでも予定より進めておいて、連休には映画をたくさん観たい。今夜も観ました、1本だけ。

しかし映画は夜更けにゆっくり観たい。先ずは別の用事を済ませよう。午後5時に仕事を切り上げて、二人で買い物に出掛けた。ベランダのガーデニングを再開すると決めたのだ。『関口園芸』に久し振りで行き、色々と苗を仕入れた。

先ずは料理に使う為の「スイートバジル」(130円)を2鉢。

次に、宿根の「ジャスミン」の苗(190円)を3鉢。

日除けに育てるつもりの「トネリコ」(570円)を1鉢。

あとは土も買った。今ベランダにあるプランターの土は、もうすっかり乾いて栄養も何もあったものじゃない。いずれEMボカシを混ぜて土作りをするまでは捨てないつもりだが、今日の急場には間に合わない。何たって、突然思い立ったのだから、「今日やろう!」と。





ベランダに出てみると、干からびた土が剥き出しのプランターが大量に置かれている。

かつては草花が茂り、小さな庭のようだったのに。

そこでアインが寝転び、ミュウが花の匂いを嗅ぎ、ジーコがカマキリを捕まえた場所だ。

切ない気分で土いじりを続けた。

彼らが死んでしまったからと言って、全てを虚しいと思ってはいけない、世界を終わりにしてはいけないのだと自分に言い聞かせながら。



日が高いうちは、日差しを浴びながらの作業は出来ないので、夕暮れ時なのを幸いに一気に植え替えた。

窓を開ければ水遣りが簡単に出来るような配置にしておいた。

本格的にベランダをジャングルに戻すのは、もう少し先にしよう。EMボカシを母に頼んだものが届いてから、土作りをしながら何を植えるか考えよう。



実は、蔓性の草花を植えてネットに這わせ、夏場の日除けを作る計画もある。

だけど何を植えようか、まだ決められないでいる。

今が植え時なので、一両日中には決めたい。



カワムラ部屋とぶーちゃん部屋の窓辺には、素晴らしい日除け効果のあるぶどう棚があるけれど、何もないみーちゃん部屋の窓辺に日除けを・・・そういうプランなのだ。みーちゃん、楽しみにしていてね。

放映直前まで忘れていたのだが、今夜は「PRIDE GP 2005 開幕戦」もあった。

結果的に、仕事以外で忙しい日になっちゃったな。こんな事だったら、夜に備えて午後は仕事するんじゃなかった・・・なんてね。



怪我から復活した桜庭和志の試合が是非観たかった。

対戦相手は韓国の元柔道王ユン・ドンシク。試合前からの舌戦もなかなか面白かった。このユン・ドンシク、態度や表情を見る限り、とても真面目で立派な一流の人物に見える。

桜庭は37歳、相変わらずビートたけしのような「ボケ」ばかり。

そう言えば顔も声も、若い頃のたけしに似ている。



花道を登場したコスプレ好きの桜庭は、インタビューの発言で予感した通り、ランドセルを背負って野球帽を被って出て来た。これで負けたら馬鹿丸出しだが、38秒KO勝ちの「秒殺」だった。お見事。もっと長い試合が観たかったけれど、まだ次の試合があるからいいか。

日本の元柔道王吉田秀彦は善戦するも、またもやヴァンダレイ・シウバに判定負け。あと30秒あれば落とせたかも知れないのに、残念。






映画を観られたのは、結局深夜になってしまった。

今夜は【フィラデルフィア】。

話題作は封切り当時には観られない。だって映画館には行けないから。移動時間が勿体無いし、車では駐車場探しから始めなくちゃいけないし、猫を膝に乗せて観られる家でビデオで観るのが私達には一番だ。



トム・ハンクス演ずる将来を嘱望されていた若手弁護士アンドリューが、ホモセクシャルでエイズであるが為にフィラデルフィアでも第一級の弁護士事務所を解雇され、その不当解雇を訴える裁判激である。

トム・ハンクスは、この作品でアカデミー主演男優賞を獲った。



『フィラデルフィア』という言葉の語源は、ギリシャ語の「兄弟愛」や「友愛」であると、今回初めて知った。

その「友愛」を理想に掲げて命名されたはずの街フィラデルフィア、そしてアメリカの独立宣言が為された街フィラデルフィアでも、ゲイやエイズに対する偏見は根強い。



しかし同様に、「差別」を公然と許すアメリカの潮流ではない事も、私達は知っている。

人権擁護のパワーを無視しては、表向きにはどんな企業も政治も存続出来ないのだ。しかし一体どこまでが本音で、どこまでが建て前なのだろう。



かつて暗殺された公民権運動のリーダー「マルコムX」を演ったデンゼル・ワシントンが、トム・ハンクスの弁護士ミラー役。

黒人のミラー弁護士ですら、ゲイとエイズへの偏見を隠そうとはしない。

そんな彼も次第にホモでエイズの依頼者に対しての「尊敬」と「友愛」を深めて行き、冒頭で大喜びした自らの娘の誕生の際にはドン・ペリが100ドルすると聞いて「カリフォルニア産でいい」と言っていたのに、アンドリューの勝訴のお祝いとして、死の床にある彼にはドン・ペリを差し入れる。



アンドリューを支える家族たちの「愛」にも心打たれるが、とりわけ母親の強靭な意志と息子を信頼し全てを受け入れている「愛」に感動する。

母親役は、ポール・ニューマンの妻でもある女優ジョアン・ウッドワードだ。50年代の映画で観ていた頃は、意地悪そうな顔に見えて好きではなかったのだが、今ではその意志的な表情と抑えた演技が凄い存在感を感じさせる。

元々演技には定評があり(彼女もまた、アクターズ・スタジオの出身である)、夫のポール・ニューマン(ついでで申し訳ないが、彼もアクターズ・スタジオ出身)がかつて無冠の帝王だった頃、「イヴの三つの顔」で既にアカデミー主演女優賞を獲っている。私が生まれた1957年の作品だ。



エイズ発症で死期が近づき、どんどん痩せ衰えていくのが、トム・ハンクスの顔だけ見ていても解かる。

凄い痩せっぷりだ(右の写真でも解かるだろう)。法廷でも、ワイシャツの首周りに隙間が出来ているのが痛々しい。



トム・ハンクスの恋人ミゲル役はアントニオ・バンデラスなのだが、随所で見せる演技が実に健気で可愛い。

ゲイのパーティで恋人トム・ハンクスの胸に抱かれてチークを踊る際の表情など、見事にゲイに見える。



そして死の床に就く恋人を見るアントニオ・バンデラスのまなざしは、何ともいじらしくて涙を誘う。彼らは心から愛し合っているのだ。



アントニオ・バンデラスがこんなにも初々しくて愛らしいとは・・・。

その後すっかり売れっ子となった彼の作品でのフェロモン全開の伊達男ぶりを知るだけに、アントニオ・バンデラスは初期に良い役を貰っていたものだと思った。



トム・ハンクスの出演作品では【グリーン・マイル】も【フォレスト・ガンプ】も良かったけれど、私としては【プライベート・ライアン】の「ミラー大尉」役が一番好きだ。

他の役者では代わりは務まらないと思う位、ピッタリだ。

トム・ハンクスはいつも上手いが、特に死に行く役柄の演技が最高に上手いと思う。


この作品でも(「でも」と言ったのは、先日観た【デッドマン・ウォーキング】の主題歌もそうだったからだが)、主題歌はブルース・スプリングスティーンだ。

絶望的な歌詞だけど、素晴らしい曲だ。

もう1曲はニール・ヤング。映画ってやっぱり豪華な総合芸術だと感じる。

スパイスを加えてからまた煮込み、一晩寝かせて再度スパイスを足したカレー。香辛料の香りは揮発するけれど、煮込んで味を馴染ませた方が美味しいのも確かだ。だから再度、香りの為に足す事になる。

既に玉葱とセロリと人参は溶けきり、鶏肉もバラバラになってしまっている。このカレーは、大量のスパイスと溶けきった野菜を食べるようなものだ。

これはとても売り物にはならないだろう。時間と手間とスパイスが掛かり過ぎる。一皿2000円くらい戴かないと商売にはならないはずだ。それでも毎日、こんな手間の掛かるものは作り続けられないと思う。飽きっぽいのだから。

しかしやっと今夜は食べられました。粉を一切使わなくても、最後に水を足して緩めないといけない位にドロドロだった。

ビリッと辛いカレー。大変美味しゅうございました。また明日も明後日も食べます。

だけどまだ頭の中は、バイキング、バイキング・・・新横浜と横浜、二子玉川と新橋に、それぞれブュッフェスタイルのレストランを見つけたので、来週の平日にいずれの店に行きたい。

だから明日も仕事を休まず、頑張るのだ。1500円〜2000円ほどのランチバイキングの為に。

いや、出掛けた事を後々に後悔しない為に・・・だな。頑張れ、頑張れ、バイキング♪

イオ

仲良しガラと眺める

Apr. 23, 2005


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