《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ジャム

恐かったのよ

Jul. 23, 2005
ジャム 恐かったのよ
2005年7月23日 土曜日

買い出しに出掛けようとしてPCの電源を落とそうかと思った午後4時半頃、かなり大きな地震があった。

それは今までに経験した事がない位の大きさで、しかも揺れが長引いた。



食器棚の中身がカチャカチャと音を立て、こうちゃんが咄嗟に食器棚と相撲をとるような格好で押さえつけていたが、いよいよ棚が倒れる程の大地震が来たら、体重50キロ弱のこうちゃんが押さえて倒壊が防げるとは到底思えない。

その時は「ノシイカ」だよ、こうちゃん。



知ってるかな、若い人は「ノシイカ」って。



食器棚の棚板と観音開きのガラス戸との間に、細かいグラス類(薄手で、うちにしては割と上等のリキュールグラスや切り子のグラスなど)が挟まってしまい、いきなり扉を開けたら落下して割れてしまうところだった。

そっと薄く開けた扉の隙間から新聞紙の束を差し入れ、マジッシャンのような真似をしてグラスを新聞紙の間に落とし入れた。上手い上手い。



この食器棚は、私が開け閉めするだけでも揺れるのだ。

床が少し傾いているせいだろう。ボロ家め。我が家ではあちこちの扉や引き戸、ルーバーの戸に狂いが出て来ている。傾きが出てあちこちの梁が下がり、そういう事になっているのだ。ボロ家め。



そして2階は、多分私が飛び跳ねればかなり揺れるだろう。

いや、何も私じゃなくても、テレサ・ちんでもおブリ様でも揺れるはずだ。うちに来たら、どうか地団駄踏まないで下さい。





ジャムが随分と恐かったらしく、部屋の隅で小さくなっていた。

小さくなっても巨大なのだが。神経質な子だけにきっととても恐かったのだろう。可哀想にね。



細々したものが多いミュウの部屋に行くと、お供えの水があたりに溢れて水浸しになっていた。ミュウとアインとジーコにもたっぷりお水を飲んで欲しいと思い大きな器(写真右)で置いているので、水もたっぷりこぼれてくれた。

本棚や飾り棚の上のものが散乱し、片付けている間にもう一度来た余震で、大きな額がひとつ家具と壁の隙間に落ちた。とほほ・・・家具を移動させないと取り出せないよ。二人掛かりでエッチラオッチラ動かす。ううっ・・・埃だらけだよ。額のガラスが割れなくて良かった。

そう言えば、随分前に購入したデヴィッド・シュノイヤーのリトグラフの額には、日本では地震が多いからと作者が言っているとか言って、額にはガラスを使わず透明のアクリル板が嵌められていた。それ故、大きさの割にはとても軽い。やっぱりそれが正解だと今回は痛感したよ。

骨壷が倒れたりすっ飛んだりする程の地震の規模ではなかった。それでも足がガクガクするのがなかなか治まらない程恐かった。うちの2階は揺れるのだ。木造だし、兎に角古いし。そして暑いし(これは地震とは関係ない)

マルコのケージの中の水もこぼれていた。1階を点検に行くと、モアのケージの水がこぼれていただけで、ダイニングテーブルの上の水は無事だったし、棚の中のグラス類もひとつも倒れていなかった。1階は揺れが少ないのだと改めて感じた。

カワムラは、テーブルの上でご飯を食べていた。「こらこら、恐くなかったのか?」と声を掛けると、「あ〜ん?」という感じで舌なめずりしながら振り返ったけれど、またご飯に夢中になってしまった。大物だな、カワムラ。



しかしもっと大物がいた。

ガラは、ソファを独り占めして、仰向けに大股開きで寝ていた。カメラを持って下りなかったのが残念な位、面白い格好で寝ていたよ。



ぶーちゃんは狭い(と言っても、他の子にとってはかなり大きい)キャリーの中に隠れてしまっていた。ビビリシッコは漏らしていなかった。よしよし。我が家で最大の猫が、あれ位の地震でシッコ垂れていたら恥ずかしいよね。



その後買い出しに出掛け、1時間ほどして家の近くまで戻って来ると、やけに路上駐車や人が多い。

浴衣姿の子供も多い。

どうやら盆踊りらしい。



しかも8時になったら比較的近いところで打ち上げ花火も上がり、「ドーン!」という音の度にジャムとゴマは部屋の中をウロウロと逃げ回る。

まったくもう、「歩く凶器」の異名を持つサビ猫らしからぬ臆病っぷり。

どうやら最近、甘やかし過ぎてしまったかな。

ガラ

アタシは恐くなかった

Jul. 23, 2005
ガラ アタシは恐くなかった


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