ぶーちゃん
弱虫だけどボス
Jan. 13, 2006 |
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2006年1月13日 金曜日
今朝、すんでのところでシロちゃんを家に入れらるところだった。
私はみーちゃん部屋の窓を慎重に少しだけ開けて待機し、ガラス戸の向こうに佇んでいるシロちゃんがそのまま入って来てくれさえすれば、我が家に迎え入れようと決意していた。
昨日、シロちゃんのハウスをもう一つ作った。
合計３個。
今回はLサイズのブラックケージを利用して作ったので、ハウスとしてはかなり大型と言えるだろう。
Lサイズというのは、485×790×570というサイズで、重さはそれだけで10キロもある大きなものだ。 ちょっとサイズを間違って買ってしまったので、使い道がないまま仕舞ってあった。
大きい分、外の冷たい空気がたくさん入ったりして寒々しくてはいけない。そこが工夫の為所だ。
今回もダンボールで全体を隙間無く覆った後、梱包剤のエアキャップで念入りに包んだ。それだけでも寒さ・水濡れ対策となるが、屋根の下にある濡れ縁に置き、ついでに葦簾も立て掛けてある。
家の南側の庭に面した濡れ縁なので、陽の差す昼間は何もしなくても暖かい場所だ。ハウスを置く前も、時々シロちゃんはそこで日向ぼっこしていた。
ハウスの奥には、更にフカフカのクッションハウスを入れてみた。そしてベビー毛布を2枚無造作に入れてある。寒ければ適当に毛布に包まって寝てくれるだろうと期待して。
色々細工したのでますます重くなり、こうちゃんに運んで貰って同じくブラックケージのＳサイズで作ったシロちゃんハウス１号と向かい合わせるようにして濡れ縁に設置した。
今朝、みーちゃん部屋の中からそっと覗くと、シロちゃんはちゃんと新しい方にも入ってくれていた。嬉しい、嬉しい。
喜んで眺めていたら、ケージから突然シロちゃんが飛び出した。
何かあったのかと思って様子を伺っていると、一旦人工芝を敷き詰めた庭に下りたシロちゃんは、再度濡れ縁に飛び乗り部屋の中をじっと窺っている。アイスブルーの目で私の顔を見上げる様子は、何か言いたげに思えた。
私は咄嗟に、「シロちゃんを家に入れていいよね？」とこうちゃんに聞く。どう考えてもこれ以上１匹たりとも増やせない事は日々実感しているだけに、私の言っている事は無茶で無謀だ。
こうちゃんは、そう聞かれたら駄目とは言えないよと答える。
私は理性を失っていたのかも知れない。どうせいつかは入れるつもりなんだもの・・・今日がその時だ！と思ってサッシのロックを幾つも外し、プティたちが間違っても出てしまわないように二人で慎重に牽制しながら、シロちゃんを招き入れようとした。
だけど今日は、「その時」ではなかったようだ。名前を呼びながら随分と長い間待ったけれど、シロちゃんは暫くするとふいに縁側から降り、どこかへ行ってしまった。
昼間はどこか好きな場所で過ごしているのだろう。公園の方からご飯を食べに来る事もあるし、外飼いしているお宅から来る事もある。いいよ、夜はここで暖かく過ごしていてくれさえすれば。
いつぞやみーちゃんが、ふと魔が差したようにして捕まってくれてうちに連れて来られたように、シロちゃんもいつかフラリと家に入るタイミングがあるかも知れない。私はシロちゃんを野良猫として終わらせたくない。
もう１匹だって入れる部屋がない。既にトリコロール隊のせいでみーちゃんのストレスも大きい。引き取ってやりたい猫もたくさんいるのに、もう私には引き取れない現実がある。
シロちゃんは、そんな私の心の奥の迷いを見切ったのかも知れない。
情けないが、こうしてズルズルと限度を越えて来てしまった私は、今いる子たちへの責任を優先させつつ、手を掛けている野良猫にも可能な限りの最上の待遇を与えてやる事しか出来ないのかも知れない。
多頭飼いだからと言って、1匹で飼われている猫と比べて飼育環境や手の掛け方が劣っては可哀想だ。私自身がうちの猫になりたいと思えるよう、頑張るのだから。
日本政府が、少子化対策として出産費用を全て只にすると言う。出産には凄くお金が掛かるらしい。総額の半分くらいしか補助がないという事も初めて知った。
でも自分の身に置き換えて考えると、お金の問題だけで子供を産まない女性が増えているとは思えない。女性が子育てしながら仕事を続け難い社会環境だから、女性が警戒してしまっているのではないだろうか？
一昨年あたりから、若い猫仲間におめでたが続いている。しっかり赤ちゃんと猫との同居を実現させている。小学校に上がる位までは、子育ては本当に大変だろうと想像出来る。
偉いなあと思う。私が自分本位な為に越えられなかったハードルをちゃんと越えて、しっかり「大人」として成長して行く人達がいるのだ。しゃあない、私は猫たちをばっちり最後まで面倒見てから安心して死ねるよう頑張ろう。
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覚え書きとして：
朝はお腹が空いて仕方なく、こうちゃんを起こすまでの間におかきとクッキーをバリバリ食べ、一人でお茶を淹れて飲む。その後二人でコーンポタージュスープとトースト２枚、ミルクティも飲む。
昼は冷凍しておいたビーフカレーとご飯。
夜は豚肉の厚切りソテー（リンゴのすりおろしと醤油のソース）とレタスのサラダ、ご飯、大根の甘酢漬け。
油ものを洗うのに、シンプルグリーンがなかったら大変な事になっていただろう。シンプルグリーン偉い！ |
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