カラスのクロちゃん
Feb. 19, 2006 |
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2006年2月19日 日曜日
曇った空に、立ち枯れた木がそびえ立っている。
この辺りで一番高い針葉樹だ。
冬枯れなのではなくて、夏でも枯れてしまったままだ。と言うより、もの凄く暑かった夏に枯れてしまったのだ。
但し、蔓性の植物が絡みついて茂り、昨年の夏には遠目には木が甦ったかに見えた。
でもそれは違っていた。
針葉樹の寿命はとても長いと聞いている。平均寿命でも5百年くらいはあると言うし、屋久島の「屋久杉」は2千年を超えるものもあるらしい。
屋久杉の場合は、栄養の乏しい花崗岩に生えている為、成長が著しく遅いという事だ。
つまり栄養過多で成長が早いと、寿命も短くなるという事だろうか。
それは人間の場合にも当て嵌まりそうだ。
栄養過多の問題などではなく、遺伝子の異常によって起こる早期老化症のひとつである「プロジェリア」の女の子「アシュリー」を、昨日またＴＶで観た。
感想など、とても一口では言えない。
可哀想だとか、その前向きな生き方に勇気を貰ったとか、そんな陳腐な事は勿論言えない。
ひとつだけ言えるとしたら、その「生」の時間の長さと幸せは比例しないという事だろう。
たまたまここまでの長さを生きられた私は、執行猶予を貰っていただけかも知れない。
猶予があると思っていたが為に、厳しさに欠け、甘えと美的な選択にかまけて無駄な時間も過ごし、道に迷いもした。
ある時、自分の余命を意識し始めたら、果たしてどれ位の猶予があるのかは解からないままだとしても、「それ」は革命的に変わった。
その「それ」とは、これまた言葉では言い難い。
「どう生きるか」とか「どういう自分でありたいか」、そして「どういう自分でありたくないか」というイメージと言ったら最も近いだろうか・・・。
恥かしい事に、それまでそんな事を考えた事はなかった。
その場その場での思考や判断はしていたものの、今にして思えば「行き当たりバッタリ」だったのだ、私の人生。
何を大切にして生きたいのかもろくに解からないでいたから力の配分も出来ず、もの凄く力を注いで築き上げてはあっけなく壊す連続だった。
それは決して無駄ではない、その失敗があったからこそ今の自分があるのだと信じたいけれど、実際のところはかなり無駄だったと思う。
過去の自分の甘さが悔やまれる。
世の中や人の心を舐めて掛かってはいけない。
それは怖い結果となる事が多い。しかし本当に恐ろしいのは、自分の内なる「甘え」や「怠け心」「狡さ」、そして「心を制御する努力を放棄する事」や「邪悪さ」だ。
そういうものから比べたら、大抵の事は怖くない。
そして一番怖いのは、愛するものとの別れだろう。
それは言葉では言い表せないほど辛いし、そのときが来る事を考えると恐ろしくて堪らない。
でもそれも「自然」の一部なのだ。
過剰に反応しないようでありたいと、自分に対していつも思う。
立ち枯れてしまった木の天辺には、時々カラスがとまっている。
私からは斜面を見上げる感じの場所に立つ木だけに、かなり高い場所だ。
ズームで撮ったのだが、殆ど黒いシルエットだけになってしまった・・・カラスも木も。
ヒヨドリの「ヒヨちゃん」やメジロの「ジロちゃん」同様、どの１羽かも特定出来ないというのに、カラスにも名前をつけてみた。
カラス→crow→九郎→「クロちゃん」と相成りました。
ヒヨドリはどれでも「ヒヨちゃん」、メジロはどれも「ジロちゃん」、カラスならばどの1羽だろうが「クロちゃん」である。
一応「シロちゃん」との対比にもなっておりますが、如何でしょう？
但し白猫なら全て「シロちゃん」という訳ではない。
この辺りに、ちょっとこだわりを発揮しているのだが、所詮平凡な名前だから偉そうな事は言えない。
最初が肝心なのに、つい安直に呼び始めてしまった結果だ。
でも可愛いからいいか・・・「シロちゃん」。
最近のベランダの草花を写してみた。
曇天の方が良く撮れるみたいだ。
ワインの木箱に、安い草花のポット苗をそのまま入れてみた。時々栄養を与えれば、ポット苗のままでも意外と長持ちする事も解かってきた。
狭いベランダでも、まだまだ色々と工夫して楽しめる余地がありそうだ。
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ベランダの花
Feb. 19, 2006 |
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ベランダの花
Feb. 19, 2006 |
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ベランダの花
Feb. 19, 2006 |
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ジャム
花より可愛い
Feb. 19, 2006 |
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ジャム
アクビも可愛い
Feb. 19, 2006 |
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覚え書きとして：
朝はトーストとミルクティ、みかんゼリー。
昼は坦々麺とご飯、ザーサイ。
夜はスープカレーでご飯。ダミアンにまた野良フードのお運び係として来て貰ったので、初の試みのスープカレーを試食して貰う。こうちゃんにもダミアンにも好評だったので、これから時々作ろう。
具は鶏のもも肉を丸ごと４枚、人参３本、玉葱３個、セロリ３本、そしてスパイス色々大量に投入。カレールウ必要なし。塩コショウと醤油少々で味を整えた。かなり辛口に出来た。ご飯は粘りの強い米を固めに炊く。
おやつにポンカンとキャラメルパウンドケーキ、日本茶。 |
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