ビル
「婆ちゃん、遊ぼ〜」
Feb. 28, 2006 |
|
2006年2月28日 火曜日
お天気が悪くなりかけていて寒い。
12時半に、Oさんと動物病院で待ち合わせる。
Oさんたって、野球のカントクじゃないよ。Qちゃんの弟でもないんさね、バケラッタ。
Oさんはコツコツとこの1年、捕獲・不妊去勢を続けて来た女性だ。
メールと電話だけだったので、会うのは初めて。
今まで手掛けて来た場所は殆ど完了し、新しいエリアのエサやりオバサンたちを啓蒙している。
しかしオバサン達は腰が重いらしい。
誰も腰を上げなければ私がやります・・・とサラリと言っていた。電車を3本とバスを乗り継ぎ、多分片道2時間以上掛けて搬送して来ているはずだ。
捕獲器2台を一人で運んで来る事もあるようだし、その気合いにはただひたすら感服する。
車が使えるかどうかとか、仕事が忙しいから・・・等を言い訳にするのではなく、要はやる気の問題なのだと、この人を見ていると改めて感じる。
私は来るべきシーズンに備えて疥癬の治療薬20頭分と、目薬2箱を出して戴いていた。
Oさんはまだかな?とキョロキョロして見ていたのだが、病院の外にスラリと背の高いカッコいい若い女性が立っている。
もしやあの人かしら?と思って奥さん先生に聞くと、果たしてその通りだった。
挨拶もそこそこに、向かいの『清水港』へと急ぐ。
おなかペコペコなのだ。
焼き魚の定食3人前と、3人で2人前くらいの握り鮨を食べる。これでたったの2千320円・・・きっとお鮨はサービスして1人前のランチの値段にしてくれたのだろう。いつも申し訳ない。
でも、いつも美味しいものを安く提供してくれる事への感謝の気持ちを、ある勤労奉仕で表しているところなのだ。それはまだ秘密だけど。
Oさんは右脳派の芸術家で、口八丁手八丁、よく食べよく飲みよく笑い、煙草も吸う。多分仕事が早くてせっかちだろうと思う。そして前向きで明るい。気分が救われるな、こういう人と出会うと。
割と頻繁に、往復5時間掛けて野良猫の避妊に連れて来ているようだから、帰りが手ぶらの「お預け」の日には是非またランチしましょう。フライも天麩羅も美味しいですから。
夕方から遂に雨が落ちて来た。ますます冷えている。それでも横浜は比較的暖かいらしい。そう言えば、Oさんの住む辺りでは、エサやりさんが早朝にエサやりに行くと凍死している野良猫を発見するのだそうだ。
やっぱり寒さで死ぬんだ・・・野良猫も野宿生活者も。
大阪の靱公園でのホームレスの追い出し問題や、ホームレスのオジサンが飼っていた犬たちのSOSも引き金になって、このところホームレス問題に気持ちが揺れている。
Oさんの話を聴きながら、冷たい地面に横たわって地面と同じ位に冷たくなっている野良猫の姿を想像し、気持ちが重くなり辛くなる。どうしようもないのだけれど。
手の届く範囲では勿論、保護をして家猫にする。でもそれには限度がある。後はもう、少しでも厳しい環境に生き、猫嫌いの人間が多くいる社会と共存し難い「野良猫」という存在を増やさない為にも、避妊あるのみ。
個人で出来る事はそれに尽きるだろう。
手術代とエサ代を稼ぐべく、今夜も夜なべだわ。
|
ビル
「婆ちゃんってば〜」
みーちゃん
「遊ばへん!」
Feb. 28, 2006 |
|
ビル(下)
「姉ちゃん、遊ぼ〜」
メラ(上)
「うるさいわね、デブ」
ビル
「姉ちゃんだって
デブじゃんよ〜」
Feb. 28, 2006 |
|
ビル
ボクは孤独だわ
Feb. 28, 2006 |
|
みーちゃん
「ふんっ」
(すましてバリバリ)
Feb. 28, 2006 |
|
覚え書きとして:
朝はよもぎ餅の磯辺焼とミカン、日本茶。
昼は「清水港」の580円ランチ。
ブリの焼き魚とサラダ、ご飯、アラと小松菜の味噌汁、キムチ、沢庵、梅ニンニク等。どれも美味しかったが、ご飯のお代わりが出来ず心残り。
最近、地下鉄工事の作業員がお昼を食べに来て、お代わり無料なのを良い事にご飯を山ほどお代わりをして行くらしく、ご飯があまり残らないらしい。工事関係者め、私のご飯を食べやがって!
おやつに生活クラブ生協の桜大福と日本茶。
夜は野菜の天麩羅とご飯、チャンジャ、白菜漬。天麩羅は蕗のとう、山うど、葱、人参。 |
|
前日の「猫雑記」へ |
|
翌日の「猫雑記」へ |
|
|
|
note
Click erch picture
please
|
|
みみクンの仲間の
保護日記も公開中
|
ご縁を待っている
里親募集 |
|
|
ナチュラルフードとサプリメントのウェブショップ |
|
|