《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」
玄関の白侘助

Mar. 16, 2006
侘助
2006年3月16日 木曜日

今年の冬は寒かったので、本当は寒中に咲く花が今頃になって一斉に咲いている。

椿もパンジーも今がやっと盛りだ。



その花の蜜を吸いに、ヒヨドリのヒヨちゃんやメジロのジロちゃんがやって来る。

嘴で花弁も突っ突くらしくて、直ぐに傷だらけになってしまうのだけれど、咲き誇っているうちに写真を撮っておいた。



ちなみに白侘助はうちの庭のものだが、薄桃色の侘助は庭に隣接した公園の木だ。

チャドクガが繁殖して、私がかつて毒針でかぶれた樹木だ。

フェンスを越えて、うちの庭に枝を伸ばして咲いている。



もうじき、桜の花が我が家の庭まで枝を伸ばして見せてくれるし、初夏には素晴らしい緑の洪水となる。借景としてこの上ない。

しかし飽きには落ち葉が、いまどきは椿の花殼が一杯、庭に落ちる。

それを素手で拾っていたら、こうちゃんに「チャドクガは、幼虫が脱皮した抜け殻でも毒針の効果は続くのだから、素手で触らない方が良い」と叱られた。





シロちゃんも、時々日向ぼっこしながらヒヨちゃんやジロちゃんを飽きもせず眺めている。見ている方も見られている方も可愛い。

ヒヨちゃん

Mar. 16, 2006



(窓越し、網戸越しの撮影なので、少しぼやけています)
ヒヨちゃん

昨日、無事に確定申告と納税を済ませてホッとしたのも束の間、仕事がまだ溜まっているので、今朝も夜明け前から大車輪。

ついでに来年の確定申告の為にも今年の提出書類や明細票をファイリングしていたら、持参した電卓を税務署に置き忘れて来た事に気付いた。

記入が済んでホッとしたのと、さっさと提出して帰ろうと焦ったのがいけなかった。青色申告会のテーブルに置き忘れたのだ。



朝一番で税務署に取りに行ったけれど、総務課には届けられていなかった。

金曜日には全会場の大掃除をするので、その時にもしかしたら見つかるかも知れませんので、来週の頭にでも電話で問い合わせてみて下さいと言われる。



帰ろうとしたら、昨日とは打って変わって閑散とした税務署の建物内のあちこちの壁やエントランスの目立つ所に「忘れ物に注意」と大きな張り紙がしてある。

なるほど、私みたいなマヌケがたくさん居るんだな。

昨日はそんな張り紙は目に入らなかった。気持ちに余裕があると無いとでは、こんなにも目に見えるものが違うという事か。





もう出ては来ないだろう。

よし、新しい電卓を買おう。それも経理用電卓が欲しい。かつて経理をしていた頃使っていたような本体もキイもデカくて、キイが重たくてガンガン叩けるモノが良いな。

そして早打ち(素早い入力を可能ならしめる為に、先に押したキーを離す前に次のキーを入力しても入力を受け付ける2キーロールオーバー機能)可能なモノが良い。小さい電卓では早く打てないから、大きいのが欲しかったんだ。

でもそんなに本格的な経理が必要なのか、私の仕事の確定申告如きで。

答は「No」だけど、一旦欲しいと思うとなかなかその熱が冷めないのがこの病気の悪いところだ。(病気って何だ?)




税務緒から戻る途中、新吉田あたりの路地を車で通ったら、薄茶色の犬が一人でトコトコと歩いている。

暫く様子を見ていたけれど、飼い主がノーリードで散歩させているという感じではない。

あっちをウロウロ、こっちをウロウロしながら、車に近寄って行くので危ない。



見ていられなくて、車を路上駐車させて犬を幼稚園に隣接した駐車場に呼び込む。

穏やかな目をした可愛い犬で、よく太っている。

20キロは軽く超えているだろう。ぶーちゃん2匹分位はあった。



首輪には「チャチャ」と書かれているが、連絡先などは無い。

暫く撫でていると、落ち着いて座り込んだ。



さてどうしたものかと思っていると、自転車で女の人が通りかかった。

色男こうちゃんが「すみません、この辺りの方ですか?」と声を掛ける。



その女性の証言によると、この犬はいつもこうしてフラフラ歩き回っていると言う。

飼い主のお宅も判っていて、そこに繋がれている時は人が近寄ると大変に吠えるので、怖くて近寄れないと言う。

そのお宅を教えて貰い、動こうとしない犬の首輪に私の首から提げていた携帯ストラップ(鍵を首から提げる為のストラップなのだが)の金具を着けた途端、犬が嬉々とした感じで立ち上がり、私の歩みにピッタリ寄り添って歩き出した。いい子なんだ。




飼い主のお宅は留守で、門扉は壊れており、庭は荒れ放題、洗濯物がだらしない様子で干してある。

洗濯物の干し方を見れば、主婦の性格が解かるといつも思う。



隣近所の聞き込みを開始する。

丁度外出するところだった老夫婦に聞くと、この犬はもう何年もそういう状態であると言う。

しかもご主人の方は、その犬の事で色々と苦々しく思っているらしく、険しい表情で「この犬は大変悪い犬なんです」「いつかは車に轢かれる運命の犬なんです」と言って、時間がないので・・・とお出掛けになってしまった。

だからと言って、はいそうですか、それじゃあこれでバイバイ・・・と放り出せない。





今度は直ぐお隣の家に声を掛けた。

優しそうな物分かりの良さそうなお爺ちゃんで、飼い主の事なども話してくれた。

昼間はずっと留守宅である事、繋がれていても自分で抜け出してしまう事、何度も話をしているけれど改善されないという事など、少し困ったような顔をして話してくれた。





繋いでいると言っても両端が輪になっているロープしか無く、どうやって首輪と繋いでいたのだろう?

一方の輪の中に首をすっぽり入れていたらしいが、伸びないロープが首にすんなり掛けられるのだったら、そりゃあ犬自身で潜り抜けられるに決まっている。

それを壊れた門扉のかんぬきの丸棒に通していたらしく、それだって犬が引っ張れば簡単に抜けてしまうのは当然だ。

つまり、飼い主に犬を厳密に固定する気がないのだ。





その片側の輪を利用して、首輪の内側に通して輪の中にもう一端を通して固定し、門のかんぬきのバーに通した後で、ストラップでグルグル巻きにして固定しておいた。

午後には飼い主がパートから戻るらしいので、戻れば気づくだろう。





本当は連れ帰りたかった。

ご機嫌で散歩していた犬が、家に近づいたらテコでも動かなくなったのだ。長時間説得してみたけれど、家に戻りたくない事は明らかだ。

こんな家でいい加減な飼い方をされ、自由に出歩いた挙げ句に事故に遭ったり保健所に通報されたたりしたら可哀想だという気持ちと、7〜8歳だと言うが無邪気なその表情を見ていると、つい情が沸いてしまった。



ご近所の爺さんが言うような「悪い犬」なんかじゃない。

事実私には素直に従ったし、吠えもしない、噛むような事も無い、最初だけちょっと怖くてブルブル震えていたけれど、直ぐに懐いてくれた。

リードを着けた途端、とても嬉しそうに歩き始めた様子が印象に残った。





しかし飼い主がいる犬を黙って拉致して来る事は勿論まずいし、そもそも我が家には犬は置けない。

一時的な感傷で、今の状態に犬まで入れてどうすると言うのだ。



それにもしも犬を飼うとしたら、やはり散歩以外の時は室内で家族として暮らさせたい。外に繋いで一日の殆どの時間放置しているような飼い方は、私達にはちょっと出来そうもない。

最悪、大きな犬舎を庭に置いたとしても、シロちゃんが近づけなくなってしまうのは困るし、私の足では朝晩の散歩はさせられないのだ。





冷静に考えたら、私達にこの犬を保護出来る訳も無く、果たして本当に保護が必要なのかどうかも現時点では解からないのだ。

しかしご近所の人たちの証言によれば、もうこんな状態が7〜8年は続いていて、何度話をしても聞く耳を持たず改善されていないというのだ。

そんな飼い主の場合、アメリカだったら「SPCA」あたりが強制的に保護して里親を見つける活動をするのだろうな・・・と思った。





兎に角、もう一度訪ねて行って様子を見よう。そして話が出来ればしてみようか。

50代の奥さんと30代の息子さんの二人暮しらしい。

ふ〜む、何だか嫌な予感もするけれど、出遭ってしまったあの犬が不幸な目に遭わないで済むよう、余計なお世話と思われない程度に話が出来たら良いと思う。



今度は奥さんが在宅していそうな時間に、リードかハーネスかチェーンを買って持って行こうかな。可愛くて気になったから、ほんのプレゼントです・・・と。

先ずは説教じみた事を言わない事だ。

虐待されている訳ではないらしいし、過干渉は良くない。信頼関係の無いところでは、たとえ正論でも通じない事はままある事だ。




という事で、先ずはしっかり軒下に繋いでおいて貰えるようなチェーンと可愛いリードを買いに行こう。

ジャム

逆光の中

Mar. 16, 2006
ジャム
レン

逆光の中で可愛い

Mar. 16, 2006
レン

ぶーちゃんのハゲは、ハイポが早速効いているのか、毛穴のカサブタ跡が綺麗になってきた。

あとはハイポの塗布を続けながら毛が生えるのを待つだけかな。



これからは皮膚のケアは、もっとマメにしてやらないといけないね。

チャイが加わった事でのストレスもあったかも知れないし、色々と反省する事が多い。



でも強くなろうね、みーちゃんのように。

ぶーちゃん

ハゲが出来たの

Mar. 16, 2006
ぶーちゃん

そのみーちゃんは、暴れん坊のトリコロール隊との同居のストレスが心配だったのだが、やはりぶーちゃんと同じ場所にハゲが出来たものの、それがすっかり治る頃には、仔猫たちとも結構うまくやっている感じがする。

メラとは最初から平気だったけれど、プティもビルもみーちゃんには一目置いていて(さんざん叱られたからね)、叱られても控え目に甘えに行くところが、みーちゃんも次第に許せる存在になったようだ。



事ある毎に、みーちゃんに言いつけに行くプティとビル。

やっぱりお母さんが欲しかったのかな・・・と思ってしまう。

みーちゃんにとっても、この子たちを入れた事がやっと良い結果になったような気がする。





おうすけさんちの赤ちゃん猫だったフランちゃんも、先住のサビ猫はなちゃんに受け入れられるまでに7ヶ月掛かった(>>こちら参照)。

こうなるまでに、飼い主がいちいちオロオロして焦ってはダメ、どういう風に接して、どういう方向付けをしてやるか、その力加減や見守る視点を、私も改めておうすけさんから学んだような気がする。




みーちゃんは私にとって特別な猫だ。

みーちゃんが幸せそうに穏やかに暮らせている事が、本当に嬉しい。

みーちゃん

穏やかな日々

Mar. 16, 2006
みーちゃん

腕も悪いのは事実だが、やはり部屋も暗過ぎると痛感する。

ダイニングテーブルの上のものを蛍光灯の光だけで撮るのは難しい。これが限界だ。

窓辺のダイニングで、外の桜の樹木を身ながら朝ご飯が食べられたら気持ちがウキウキするだろうなあ・・・。その為には、ぶーちゃん部屋をダイニングにする以外ない。

それじゃあキッチンから遠すぎるので実際には不可能だ。
朝食プレート

Mar. 16, 2006
朝食

夕方から降り始めた雨は、夜更けには上がって月が怖い位に輝いていたが、台風並みの強風は明け方近くまで続いた。喘息が出て、喋る事も出来ないばかりか一時は呼吸が出来ない程に酷かった。

こういう夜は、じっとやり過ごすしかない。エサやりだけ行ったら、何も考えずに寝るのだ。



覚え書きとして:

朝はライ麦パンでチーズトースト、ベビーリーフとミニトマトのサラダ、ベーコンときぬさやのスクランブルドエッグ、伊予柑、ミルクティ。

おやつにチョコレートとお煎餅と日本茶。

昼はご飯とキャベツサラダとコロッケ(惣菜)。

おやつにチーズバー(コンビニのケーキ)と日本茶。


夜は調子が悪くて、とうとう食べず終い。


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