《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ガラ

針の瞳

Apr. 12, 2006
ガラ
2006年4月12日 水曜日

一日中雨。しかし、お天気が悪い割に暖かい。

ひんやりとした北向の玄関から外に出ると、ムッとするような湿気を含んだ暖かさに驚く。



雨ばかり降っていたせいか、日当たりの悪いガレージの脇で気味の悪い生き物を発見した。

30センチくらいの細長い、真っ黒でミミズのような体節の無いヌメヌメした生き物だった。

ここでも何度か好んで話題にした「コウガイビル」の一種、「クロイロコウガイビル」ではないかと思うのだが、コウガイビルに特有のシュモクザメのようなハンマーヘッドをしていない。

それ故、こうちゃんは「ヒル」の一種だろうと言うのだが、幾ら調べてもヒルにそんな真っ黒で長いものは探せなかった。(後に探せたのだけれど・・・)



コウガイビルは名前に「ヒル」とついていても、ヒル(環形動物門)の仲間ではなく、むしろミミズの仲間扁形動物門)と言えるらしい。いつか自宅の庭や職場の草むらで見たものは「オオミスジコウガイビル」だったが、真っ黒なのは初めて見た。

勿論、ヌメヌメして気持ち悪かった。ナメクジといい、私はヌメヌメ系が嫌いだ。嫌いなのだが、いつまでも気になって気になって・・・こういうのって本当は「好き」という事なんだろうか。



「コウガイビル」・・・飼育しようとまでは思わないが(暇だったらするかも・・・)、もう少し彼らの生態を知りたい。家の中にも「ビル」は居るけれど、勿論、それは猫である。



兎に角、今日は梅雨時のように湿気っぽかったという事だ。

長い冬の間、ずっと乾燥に悩まされていたので、そうか、夏が来るとこの湿気に今度は悩まされるんだっけな・・・と思い出した。

快適な季節は短い。それはまるで人生と同じだ。



夏と冬、どちらが好きかと訊かれれば、今は躊躇せずに冬だと言える。何しろ更年期のお陰で寒くないのだ。

少女時代はスカしていたので、キリッと冷たい空気の冬が好きだと答えていた。実際、冬枯れの景色も好きだった。あの頃は更年期じゃないので寒さは感じていたけれど、セーターもコートも着て寒い中を幾らでも歩けた。



独り暮らしをするようになってからは気持ちも開放されたのか、俄然夏が好きになった。何よりも洗濯が好きで、洗濯物がどんどん乾く夏は楽しかった。休みの日には、何度も不必要に洗濯をした。

夏は、いい加減なものを着て過ごせるのも良かった。

海やプールは嫌いだったけれど、都心に住んでいたので、夏の夜中に男友達と酒を飲みに行くのも楽しかった。人生の夏の季節でもあったのだろう。若さゆえ(便利な言葉だ)危なっかしくも華やかで、若さゆえ乱暴で残酷な夏の季節。

人生の夏の季節が懐かしいかと言えば、決してそんな事は無い。もう面倒臭くて、あんな若さはたくさんだ。今は静かに規則正しく、心穏やかに暮らしたい。

忙しくてストレスが多くても、それは自分達の問題ではない。所詮は他人の問題にお節介を焼いているだけの事。自分たちの生活には、さしたる不満も問題も無い。望むものが少なくなって来たからこその平和かも知れないけれど。





「夏好き」は、人生的に於いてはそろそろ秋になっても暫く続いていた。

そこには、夏の間だけはストレスの元凶であった舅・姑が軽井沢に長期滞在してくれるので、私達は夫婦と猫だけで気兼ねなく過ごせたからという理由が加わったせいもあるだろう。

一年中夏だったら良いのに・・・と真剣に思っていた。

だから夏の終わりがいつも突然やって来ると、柄にもなく悲しくなり、大袈裟ではなく絶望した。



しかし季節はまた巡って来る。次の輝かしい夏が待ち遠しかった。

でも今は、夏なんか大嫌いだ。



今では、再び冬が好きになった。

少女の頃の理由とは全く違う。

更年期で寒さ知らず・・・むしろホットフラッシュが出ても寒い方が凌ぎ易いのだ。



寒くないというのは本当に有り難い。

今までは寒いと朝、蒲団からなかなか出られなかった。寒いと動くのも億劫だ。寒いと情けない気分にもなる。

それがどうだ。

今では家の中では冬中ずっと半袖Tシャツで過ごせる位、暑い(感覚としては「熱い」なのだが)。ヤケクソに近いが「更年期バンザイ」だ。





冬に困るのは、静電気と、何たって猫たちの暖房に電気代がべらぼうに掛かるという2点だけだ。

あの無駄で不快な静電気が、電気の暖房に生かせないのが惜しい。

静電気やウィルス対策としての乾燥防止の為に、どれだけ毎日手間が掛かる事か。水フィルタの空気清浄機兼加湿器の他に、厚手のタオルを常に濡らして要所要所に干しておく。一日に何度もその手間を掛ける。面倒臭い。



しかし今日は、久し振りにその手間から開放された。やがて季節が移ろい、湿気を取る事に神経を使うようになる。それもまた面倒臭い。

しかも地獄の暑さ・熱さがやって来るのだ。

ずっと冬だったら良いのに・・・と自分の為しか考えなければそう思う。



野良猫や路上生活者の人たちには冬はどれだけ厳しいかと思うと、やはりずっと夏でもいいや・・・と思い直す。

テト

上目遣い

Apr. 12, 2006
テト
ペリー

ポリポリ・・・

Apr. 12, 2006
ペリー
イオ

アタシも上目遣い

Apr. 12, 2006
イオ

せっせと絶品キャベツを食べる、幸せな毎日。折角の美味しいキャベツなのでもう少し調理に手を掛けたいのだが、この数日の時間の無さはいつにも増して異常で、洗って刻んで食べる繰り返し。

メールの返信も、全てには出来ない。更新もあまり出来ない(あくまでも私の基準ですが)。寝られない。どこかでリセットしたい。

キャベツサラダ

Apr. 12, 2006
キャベツサラダ


覚え書きとして:

朝はキャベツの千切り(上の写真)とトマトと胡瓜とロースハムのサラダ。マヨネーズソースで食べる。そして天然酵母のパンのトーストと牛乳。


昼は豚肉生姜焼きと千切りキャベツ、キャベツの味噌汁、ざる豆腐を冷や奴で。


おやつは、栗羊羹と日本茶。美味しい。


夜はおにぎりと味噌汁の残りで簡単に済ませる。


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