《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
月別インデックスへ 「猫雑記」インデックスページ HOME サイトマップ 1999年〜2004年「猫雑記」
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」
ペリー

平たくて可愛い

May. 7, 2006
ペリー
2006年5月7日 日曜日

モアの調子が落ちてきている。

朝、ドライを一口食べて「ギャッ」と飛び上がり、それ以後はもう懲りてしまってか、全くフードに口をつけない。

大好きなホタテの汁すら舐めなくない。



あれだけ大量にハイポ(現在は、日に150滴を2回)とアロエベラジュース(日に2ccを2回)を摂らせているつもりでも、まだモアの状態悪化には追いついていないのかも知れない。



窓辺の猫ベッドで、1時間位付ききりでモアの背中を撫でてやる。

気分は良いのか、モアはゴロゴロと喉を鳴らし、グネグネと可愛らしい様子で転げまわる。本当に調子の良い時に比べると抜け毛が酷く、少し臭いもするが、これ以上状態が悪くならないようにしてやらないといけない。

モアを撫ででいる間、私の膝にカワムラさんがもたれかかって眠り込んでしまい、テトとペリーは足にイタズラを続ける。ルスやリマ、イオも鳴きながら入れ替わり立ち代わり傍に来るし、ガラも甘えたい様子でウロウロしている。

みんな可愛い。



夜、モアはやはりご飯を食べない上、ハイポとアロエベラを混ぜたホタテスープすら舐めない。思い余って病院に連れて行く事にした。このままでは、モアは一切の食べ物を拒絶し続けるのは解かっている。そうなってからでは、肝臓にも影響があるのだ。

先生と相談の上、前回の注射からは充分に間隔が開けられていているから・・・という事で、やむなく再度ステロイドを注射する事にした。



ステロイドを使うのは、苦渋の選択だ。

ステロイドで食欲が一時的に回復したところで、それは口内炎の完治でもなければ、口内炎を起こしているカリシウィルスを退治した事にもならない。

それどころか、ステロイドの効果が切れた時には、その前よりも更に状態が悪化する事も解かっているのだ。この事実には、かなり堪える。

しかし何をどこで「線引き」をするか、その判断のバランスこそが、飼い主に与えられた大事な課題だ。脱ステロイドを目標にしてギリギリまで代替療法で頑張るけれど、それでもいざ食べられない状態になり、それが続けば死んでしまうのだ。

他にも大勢、口内炎で苦しんでいる猫たちを知っている。それぞれに飼い主さんには代替療法をお薦めし、皆さん頑張ってケアしてくれている。それなのに、モアにはステロイドを使わなければならないのは辛い。

しかし今以上に何が出来るのだろう・・・



丁寧に相談に乗って下さった上でアロエベラジュースを分けて下さるいる「あびこ動物病院」の佐藤先生には、この事を私のサイトでも紹介する事をご了解戴いているので、病気とケアのコーナーで正式にご案内する予定なのだが、まだ準備が整わないままで、再度ここでも引用させて戴く事にする。

口内炎がステロイドで治らない理由


あくまでも臨床から見た予測でしかありませんが、事実に近いと思いますので、参考までに載せておきたいと思います。

口内炎は、主にカリシウイルスが原因として関わっていますが、ステロイドで症状だけを抑えようとしますと、からだの免疫が抑制されてしまうのと同時に、白血球の種類である顆粒球を増やす作用があります。ウイルスに対抗するのは顆粒球ではなくリンパ球です。ステロイドによって交感神経が緊張しますと、リンパ球よりも顆粒球が増えてしまうのです。

もちろん、細菌感染を起こしていることは普通にあり得ることですので、自然に増えている以上に顆粒球が増えてしまいます。

顆粒球は、細菌感染などの時に活躍するのですが、細菌をやっつけたあと、自爆して活性酸素を発生させてしまいます。すると、正常な細胞まで破壊してしまい、口内炎を悪化させてしまいます。

ところが、ステロイドが効いているうちは、症状が見えませんので、口内炎が治まったかのように思うのです。副作用として、食欲が増進したりもし、いかにも治ってしまったかのようですが、実は、悪化させる準備を着々と進めています。

そして、効き目が切れてきた時に、以前よりもひどい状態が現れてきます。

そのために、だんだんとステロイドの注射の間隔が短くなってきたりします。

一旦ステロイド治療を始めてしまった猫ちゃんは、ステロイドと縁を切るところから始めないといけないために、大変時間と労力がかかります。

魔法のように、一朝一夕に治る病気はありません。自分の体が少しずつ治していくものです。

抜歯をすると良いかというと、そうでもありません。抜歯をして歯に巣くう細菌がいなくなると治る場合もありますが、半数は再発してしまいます。

大切なことは、体の免疫を上げることであると思います。

アロエベラジュースは、口の中の粘膜を再生させる作用があるようですので、気長に続けていると、いつのまにか治っていることが多いです。また、細菌感染している場合には、抗生剤も併用します。食欲がない場合には、皮下点滴で補います。

ステロイドを使っていた猫ちゃんは、リバウンドもありますし、使っていない猫ちゃんよりも回復するのに時間がかかります。

口内炎だと分かったら、なるべく安易なステロイド治療をせずに、免疫を上げることを考えて、ストレスの除去などを行なう必要があると思います。ストレスがないと副交感神経の作用でリンパ球が増えてきます。

また、免疫の異常を起こさないように、口内炎がある時は、ワクチンを控えた方が良いでしょう。

以上は自分に対する自戒も込めて、ここでもご紹介しておく。そして、改めてステロイドで誤魔化さない代替療法の更なる強化に努めようと思う。



今回モアの体重は、かなり減少してしまっていた前回に比べ、400グラム増えていた。この事でも解かるように、良い状態で維持出来ていたのだ。それはハイポとアロエベラジュースの効果だと感じている。

このまま維持させ、基礎体力を落とさないようにしないと、問題は口内炎だけではない事も事実なので、総合的にバランス良く考えて対処して行かないと・・・。



モアが食べられないでいる間も、リマが丁寧に丁寧にモアを舐めてやっていた。見ている飼い主が感動してしまう位に長時間、そして念入りに。

しかし、その後はプイと移動してカワムラをしつこくしつこく舐めていたので、どうやらグルーミングをあまりしない子は臭うのか、臭いの気になる相手を舐めているフシもある。

それでも本当に優しい猫だと思う、リマは。やっぱり「黒い天使」だね。



仕事がオフの間にカレーを作って食べさせてあげたいと思って材料を仕入れておいたのに、いまひとつ調子が悪くて根気の要る調理が出来なかった。

何と言っても私の一番嫌いな作業は・・・大量の玉葱の皮を剥く事。

玉葱は大きいのを8個は使うから、あの茶色い皮を剥いていると苛々する。

一旦皮さえ剥いてしまえば、玉葱を薄く薄くスライスするのは楽しい。その前に包丁を良く研いでおく事も忘れずに。切れ味の悪い包丁で玉葱を刻むと、目が痛くて仕方ないから。



薄くスライスした玉葱を、フライパンでじっくり炒める。これは付きっきりで立ちっ放しの作業だから、腕も足も疲れる。立ち仕事をしている人達は偉いなあ、疲れるだろうなあ・・・といつも思う。

焦がさないようにすっかり茶色くなるまで炒めると、最初の体積の1/4位になる。そのままオニオンスープに使えるなあ・・・と思いつつ、全部カレーに使ってしまう。



人参とセロリは炒めずに、みじん切りにして煮込みの際に加える。

勿論、炒めた方が良いのだろうけど、玉葱と一緒に炒めるには、相当デカいフライパンでないと入らないし(うちのフライパンは28センチですけど)、玉葱を炒め終えた頃には根気が尽きて、新たに人参とセロリを炒める気力が残っていないというのが本音かな。

まっ、手を抜けるところは抜かないとね。



そんな訳で、連休の最終日になってカレーを煮込み始めたという事でした。明日の晩には食べられるかな。

ペリー

ブスッ

May. 7, 2006
ペリー
モア

アタシ臭かった?

May. 7, 2006
モア
モア

だって口が痛いのよ

May. 7, 2006
モア


覚え書きとして:

朝は昨夜からの不調が続き、あまり食べられず。マカダミアナッツの入ったクッキー数個と、玄米の胡麻煎餅、日本茶。


昼はご飯を炊いて、豚キムチでしっかり食べる。ご飯が美味しい。


おやつにネギトロ巻きと日本茶。食欲回復して来たみたい。


夜はご飯を炊いて、アサリの味噌汁、春菊の胡麻和え、辛子明太子、ちりめん山椒などであっさりと食べる。

デザートに「赤梨」。とても大きくて、甘味と酸味がある梨だ。


前日の「猫雑記」へ 前日5月6日に戻る 翌日の「猫雑記」へ 翌日5月8日に進む
  
note
Click erch picture
please


是非応援して下さい
みみクンのお願いSOSバナー

エイズキャリアしっぽちゃんのバナー

片目のふうたのバナー




ナチュラルフードとサプリメントのウェブショップ
ショップライブキャッツのバナー
inserted by FC2 system