プティ
ご馳走様!
Jul. 4, 2006 |
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2006年7月4日 火曜日
蒸し暑い。
エアコンを効かせて掃除していても、汗が滲み出る。氷水をたくさん作っておいて、時々水分を補給する。汗が出る割に足や指、顔が浮腫む。オシッコの量が少ない。
疲れて炊事がしたくない。誰かご飯作って!
ノミ駆除は、様々な搦手(からめて)で対処しなければならないだろう。フロントラインのようなスポット剤を1度しだだけで「さあ、もう安心」と思ったら大間違い。
その証拠に、何年にも渡って夏になると悩まされている人たちがいるし、保護活動をしている大雑把な人の中には、ノミの事など気にしていないかのような人たちがいるのも知っている。
余程大繁殖してしまわない限りは簡単に猫の身体から見つけられないせいもあるし、蛹で最長1年間も生き延びられるノミという生物は、かなり進化した生き物ではないだろうか。
でも私は、うちにノミが1匹でも居るのは溜まらない。虫嫌いという事もあるかも知れないが、アレルゲンとなり得るものが増えるのは嫌なのだ。
実際、ノミアレルギーの猫というのは存在するようだし、媒介した犯人であり人身御供のこうちゃんもエラい目に遭った。痒いという被害さえなければ、私の血なんか少し位くれてやっても構わない。でも事実痒いのは困る。
今年中にノミを殲滅させる為には、何だってやる。ミサイル発射はしないけど。
1.猫たちのノミ駆除と予防には薬剤使用
触れる子たちには、「フロントラインプラス」を後頭部に滴下。
この薬は、ご存知の通り成虫を駆除するだけでなく、卵の孵化や成長を妨げてくれる。
15頭分、3回分ずつを一度に購入する事にした。しかし何しろ頭数が多いので、非常に高いものになってしまう。
そこでマツモト先生が、大型犬用の6本入りを体重で計って与えるように薦めてくれた。これならば、1本で猫8匹に使える。
計量と滴下の為のスポイトを何本か作ってくれる。
帰宅して早速、全頭に滴下する。爪切りさえさせないガラとイオ、タムにはちょっと梃子摺ったけれど、それでも無事に15匹には完了。
問題は触れない子たちだ。
毛を掻き分けて、肌に直接垂らさなければならないというのに、そんな事をさせてくれる位だったら苦労は無い。
みーちゃんとトリコロール隊の合計4匹には、即効性のある「プログラムA」錠(写真右)を、彼らの好みそうな缶詰フード少量に、4つに割って混ぜ込む。果たして食べてくれるだろうか?
しかし、そんな心配は不要であった事が直ぐに判明した。
既にフロントラインプラスを済ませたチャイだけはケージで隔離し、4匹に1皿ずつ置いて行くのを待てない彼らは、あっと言う間に完食。
みーちゃんもメラも一気食い。しかし一番早く食べ切ったプティがビルの皿に強引に顔を突っ込み、私達が精一杯制止したにも拘わらず、ビルの分の半分も食べてしまった。
これは私達の読みが甘かったか・・・常識で考えてはいけないのだ、あの怪獣どもは。
おっとりしたビルは、空っぽの皿をいつまでも舐めている。「馬鹿ビル、さっさと食べないから・・・」と毒づいてみる。
プティが果たして、どれだけ余分に薬を体内に入れてしまったのか解からないが、もう後の祭りだ。
全員を別々のケージに閉じ込められれば良いのだが、そんな事が出来るならば、そもそも「フロントライン」を垂らしているだろう。
仕方なく、ビルに再度薬入りの缶詰を与える。この薬は、体重11キロを境に投薬量がドラスティックに変わる。ならばボーダーラインに近ければ、それだけ投与量は微妙であるという事だ。
投与後、特に体調に変化は見られず。次回は、補充用の皿をアシスタントに持たせておこう。どっちがアシスタントになるかは、その時の成りゆき次第だ。
さて、薬の効果は・・・翌日を待たずして、数時間後にはノミの死骸を幾つか発見。もっとボロボロとたくさん落ちるのを期待していたのだが、そもそもそう大量に繁殖していなかったらしい。
発見したノミは、ガムテープに貼り付けて取る。2階では4匹、カワムラ部屋では5匹、みーちゃん部屋では7匹、ぶーちゃん部屋はゼロであった。ぶーちゃん部屋には、持ち込まれていなかったのか?
しかし、今後も念の為に投薬・滴下は続ける。そして、エサやりしている野良猫たちにも、順次「プログラムA」と「プログラム液」を投与する事にした。ベラだってバロンだってシロちゃんだって、刺されたら辛いよね。
実は野良猫にも駆虫はしているのだが、ノミ駆除に飲み薬を使うのは初めてだった。今後はきっちり、ノラ猫のノミ対策もして行こうと思う。
その後はノミ取り櫛も使って、死骸がないか、成虫はいないか探る。触れる子には徹底的に毛を梳き、掻き分けて手櫛もしてみるが、残念な事にノミは見つからなかった。いや、残念ではなかった。良かったのだ、それで。
どうもミイラ捕りがミイラになる傾向にある。ノミを蒐集している訳ではないのだ。肝に銘じるべし(自分に言い聞かせている)。
参考までに、「プログラムA錠」は即効性があるものの、持続性が無い。成虫しか駆除出来ない。予防効果としては、「プログラム液」(写真右)というものがあるので、これをご飯に混ぜて与える。
この液の特長は、昆虫発育阻害剤のルフェヌロンを有効成分とし、ノミを卵や幼虫の段階で駆除することによりノミの新たな寄生を予防するというもの。
触れない子には、フロントラインは出来ないので、プログラム液で予防、今たくさん成虫がいる場合にはA錠と併用して駆除・予防に努めると良いでしょう
内服タイプも滴下タイプも、一度きりでは駄目です。毎月、半年は続けない完全駆除は難しいと思っていた方が良いです。
加えて、先ずは成虫を速やかに駆除してしまわないと、滴下タイプはのみが吸血して初めて効果を発揮する訳ですから、猫の身体にはノミに刺される影響が出る事も有り得ると思っていないといけない。
アレルギーがある子は、1匹でも刺されればアレルギー反応が出る可能性がある事も頭に入れておかなければいけなかった・・・と後に思い知る結果となった事を補足しておきたいと思います。
2.真空・水フィルタクリーナーでねちっこく
既に1週間は続けていた徹底掃除。
我が家の水フィルタの掃除機の一番の武器は、パワーノズルだ。
訪問販売で言葉巧みに高い値段で売りつけられたと、いい大人が恥ずかしげも無くネット上で批判しているのを見かけるが、武器で脅して買わせた訳ではあるまい。
我が家はとても重宝しているし、今でも良い買い物をしたと思っている。
勿論、安いに越した事は無い。40万近い価格に、販売員のコミッションが含まれているのは当然かも知れない。こういうものは、説得商品なのだから。
中には質の悪いセールスマンだっているかも知れないが、だからと言って商品の質まで貶める必要は無い。
大きな泡が水面ではじけて、そのまま排気されるので、掃除する前よりも汚染されるというバッシングを見た。なるほど、泡に関してはそういう部分もあるかも知れない。
でもどこからか持ち込んだ汚染物質でない限り、部屋が掃除する前より汚れるなんて事はあり得ないだろう。
我が家ではこの10年近く、どんどん活用し、丁寧に手入れをして、今も新品同様の働きをしてくれている。今回も毎日、使いましたよ。
毎日の掃除には、実はサイクロン式やら紙パックの掃除機やらを各部屋に設置して、ちゃんとやっているつもりだったけれど、やはり水フィルタの掃除機には到底及ばない事は実感していた。
但し、重たくて、1階と2階を往復するのはきつい・・・分解して、私がビーターの付いたパワーノズルを持ち、本体はこうちゃんが運ぶ。重たくて面倒臭い。かと言って、もう1台同じものを買える余裕は無い。
結果から言えば、安い水フィルタの掃除機を買ったのだ。ケルヒャーの水フィルタ掃除機「K5500」を。
安いだけあって、これにはビーター付きのパワーノズルのような機能は無い。普通のノズルだけで、どれだけカーペットの奥に潜むダニやノミの幼虫を吸い出せるのか?
しかし使ってみたら、その心配も吹っ飛んだ。凄い吸引力だ。カーペットなんか持ち上がってしまう。
長所は、何と言っても水フィルタのタンクの掃除がし易い。作りがシンプルなのだ。とても良い。早くに知っていれば、これを2つ買っただろう。
でも、「ルームシーフォート」のパワーノズルは高いだけあって、やはり捨て難い高性能ぶりなのだが・・・。
欠点は、本体がとても大きい事。子供が跨がれる位大きい。今までのルームシーフォートより、二回りは大きいだろう。狭いお宅では、置き場所に困るかも知れない。圧迫感がある。転がして移動するのも、ちょっとぎこちない。
コードの巻き取り機能と手元のスイッチが無い。
吸引力の強さに比例して、音も大きい。そして吸引力が強いという事は、カーペット掃除にちょっと力が要る事も実感した。
モーター保護フィルタを、一年毎に買い換える必要がある。
しかしこれらの欠点を補って余りある程、性能は良い。実はとても安く買ったので、あと1台買っても良いね・・・と言ったら、「どこ置くんだよ」と返された。そうね、同時に2台も3台も使わないものね。
一日に全ての部屋を掃除する事は出来ない。目に見えないものまできっちり吸い取ろうとしてしつこく掃除機を掛けると、兎に角時間が掛かって疲れてしまうのだ。
しかも、これだけでは終わらない。次の段階があるのだ。
3.スチームクリーナーで秒殺
ミの卵や幼虫、蛹の温床となり得るカーペット類で、捨てられるものは捨て、敷き詰めタイプのものには掃除機を念入りに掛けた後、スチームクリーナーの蒸気を近距離から執拗に吹き付ける。
タンクの大きいタイプのスチーム掃除機を持っているのだが、1回の給水でカーペット1枚が限界だ。
今では、私が購入した当時の半値で買える。トイレやケージの殺菌にも使えるし、ダニ・ノミ・カビも退治出来る。ウィルスだって120度の高温に晒されたら死ぬんじゃないか?
買っておいて本当に良かった。
欠点は、水がなかなか沸騰しない事くらいだろうか。せっかちなので、いざ使いたいと思う時に水を入れたのではとても待てない。朝起きたら先ずは水をタンクに入れて、スイッチを入れておく事にした。
それから、蒸気が部屋に満ちるから、当然蒸し暑い。こんな蒸し蒸しした気節に使うのは辛い。
水フィルタのバキュームクリーナーを1部屋につき1時間も掛けて疲れきったところに、こちらのスチームクリーナーを同じく1時間はたっぷり掛けていると、もう口を聞くのも嫌な位に疲労困憊してしまう。
体力をつけたい時のトレーニングにはなるかも知れない。脱水に注意して水分補給をしつつ、一日には2部屋を限度として、連日頑張る。
何の罰ゲームか知らないが、どうか今年だけで勘弁して欲しい。たまにやるから楽しい大掃除であって、毎日するのは地獄だ。
広い家で部屋数もあったたから猫が増やせた・・・そして広いが為にこんな重労働を強いられているのだ。来世では、7匹位までにしておこう。今生だって、好きで増やした訳じゃないのだが。
4.大洗濯
成虫が1匹いたら、100匹の幼虫もしくは蛹があると思った方が良いとの指摘がある。その温床となり得る毛布や猫ベッドには、先ず熱湯シャワーを掛けておいてから、洗濯機を高水位に設定して少量ずつ洗う。
蛹には殺虫剤は効果が無い事も覚えておかなくちゃいけない。
浴室を乾燥室にして、除湿機で乾燥させる。その繰り返し。一体、うちには何枚の毛布と何個の猫ベッドがあるんだろう。ベッドは、洗い難いものは捨てる事にしたけれど・・・。
洗濯は幾らやっても終わらない。いや、掃除もか・・・
まだ対処すら完了していないけれど、次には「予防と課題」という内容で続く。
ああ、書くのも疲れた。読む側もウンザリだろう。でもいざ感染してしまったらこんなに大変なのだから、是非事前に予防して欲しい。或いは、感染していたら徹底的に駆逐して欲しい。
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ビル
ボクはおっとりなの
Jul. 4, 2006 |
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メラ
ビルはノロマなのよ
Jul. 4, 2006 |
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覚え書きとして:
朝はコンビニのおにぎりとお稲荷さん。そして冷たい日本茶。
昼はとろろ掛けご飯。大根と胡瓜の糠漬け。
夜は豚の冷しゃぶサラダと、梅しらす大葉ご飯、なめこの味噌汁。 |
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