《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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チャイ

掃除機、嫌い

Jul. 11, 2006
チャイ
2006年7月11日 火曜日

朝の猫家事を終えても、まだ8時。

10時頃、電話で確認してからお迎え(或いは面会)に来て下さいと言われているので、時間が過ぎるのをせっせと掃除しながら待つ。暑い。

あんまりにも掃除機ばかり掛けているので、チャイとメラは部屋の隅っこに隠れてしまうし、ビルはずっと耳を伏せて私を睨んでいる。



しかし大御所みーちゃんは悠然と寝ている。

私が触れば怒るが、掃除機くらいの事では驚かない。

流石、みーちゃんは貫禄だ。



プティはみーちゃんに鍛えられてはいるものの、まだ掃除機は嫌い。

所詮はガキだ。



掃除機と言えば、カワムラさんは掃除機にすっかり馴れて、身体を吸われても平気になった。

流石の御大。

いや、ボケているだけかな。







やっと約束の時間になって病院に電話したところ、まだ術後12時間経っていないのですっかり覚醒しきっていない事と、もう少し様子を診させて欲しい旨を伝えられる。

それはそうだろうと頭では納得しているのに、早く家に連れ帰りたくて堪らない。



きっとモアは見捨てられたと思って、しかも突然痛い目に遭って、物凄く心細いはずだ。

過保護だと笑われるかも知れないが、過保護がうちの身上なんだ。

こうちゃんなんか、私より過保護なのだから。






午後1時近くに、先生から電話を戴く。

まだ食べられないので、静脈点滴を1日続けた方が良いかも知れませんね・・・という事だった。



家でも30分位付きっきりで撫でていてやらないと食べない事を話すが、忙しい病院でそんな事をお願い出来るはずがないし、幾ら性格の良いモアでも、撫ででくれれば誰でも良いという訳ではないだろう。



今夜、診療時間終了間際に、とりあえずキャリー持参で行ってみる事にして、遅れがちな仕事を少しでも進めておく事にした。モアも頑張る。私達も頑張るしかない。





5時には仕事をやめて、トイレ掃除と給餌を済ませ、8時15分前に病院到着。

待合室に居ると、間もなくモアの鳴き声が聞こえてきた。



威嚇したり唸ったりもしているようだ。

きっと口の中を診られているのだろう。



程なく診察室に呼ばれて入ると、新しい助手の女性がモアを保定していた。



モアを撫でながら先生の説明を聞く。

スケーリングした犬歯だけは残して、あとの歯は全て抜き、腐りかけた肉芽を掻爬してくれたようだ。

歯根は腐っていて、骨から浮いた状態だったらしい。

そういう状態で噛むと、どういう風に痛むのかは知っている。私の奥歯もそうだったから。




モアにも使ってくれたシルバーのハイポを別の入院猫ちゃんに使ったところ、3日目くらいにかなり口内炎が良くなったと言う。

初回は、悪い部分から出血があったそうだ。

歯茎に炎症や膿がある場合、悪い血は出してしまった方が良いと、私のお気に入りの歯科医師・石原先生もよく言っていたっけ。

食べられるようになるといいね、その猫ちゃんも。



先生は、今後シルバーを治療に取り入れてくれるようだ。

嬉しい。





ケージの奥で固まったまま、ずっとしょんぼりしているらしいので、それならば家で安静にさせておきますと言って退院させて戴く事にした。

明日から何日かは通院で診て戴く事にする。





抜いた歯は全て戴いて帰った。

可愛いモアの歯だもの。



抜歯してしまえば、少なくともスケールが溜まる事は防げる。

これで傷がすっかり塞がった後、どれだけ口内の炎症が抑えられるか・・・ハイポを与えながら、観察して行こう。

まだモアは若いはずなのだ。

きっと良くなると信じて。






家に帰り着き、モア専用の3段プラケージの扉を開け、キャリーの扉を開けた途端、物凄い勢いでモアが飛び出した。

あっと言う間に3段目に駆け登り、ゴロゴロ言いながらクルクル回っている。

ケージのあちこちに顔を擦り付けて、喜びを表現している。

撫ででやると盛大に喉を鳴らし、置いていてドライフード(低pHのフィッシュテイストが柔らかくて、モアには食べ易いらしい)を食べようとする。



ならば・・・と、急いでホタテスープにハイポとアロエベラジュースをたっぷり入れたいつもの「前菜」を用意するが、兎に角自分の「うち」に帰れた嬉しさを身体で表現したいのか、ケージの中で1段目から3段目までを登ったり降りたり、グルグルせわしなく動き回ったりを続けている。



やがて大量のオシッコとウンチを済ませ、手足を伸ばして眠ってしまった。





「病院じゃ死にそうだったのにね」

「よっぽど安心したんだな」

「少し、休ませようね」

そう話し、灯かりを落として私達は部屋を出た。





1時間くらいして見に行くと、ホタテハイポジュースは全て舐めてあり、まだ口の中は痛いだろうに、ドライも少し食べてあった。

やはり、自分の家が一番なんだね。

錯覚じゃない、みんな自分の一番安心出来る場所に居たいのだ。



私が死の床にあったら、自分の家で最期を迎えたいと強く願うだろう。

私の場所だもの。

多少強引でも、退院させて戴いて良かった。




ホタテの身は残してあったので、それを欲しいと待ち構えていたカワムラさんに処理して戴く。



そのカワムラ爺さんも、つい先日までは死にかけていたとはとても思えない食欲だ。

私達が大袈裟なのではなく、居合わせたちえちゃん夫妻も、この様子ではもう残り時間が尽きていると感じたと言っていた。



あれは演技だったのではないかと思う位、今のカワムラさんはご機嫌だ。

体重も少し増えた。

顔が少し丸くなって来た。

無理をする必要は無いけれど、楽しく過ごせるようにしたいね、カワムラさん。





こうちゃんは、いつになく顔色も良いし、ビールが飲みたいなあ・・・と言う。

モアが心配で、お互いに昨夜は黙りこんで、それでも眠れなかった。

一気に緊張が解けた感じだ。



よし、早めにエサやりを済ませて、帰りに清水港に寄ろう。

乾杯だね。

ビールが美味しいだろうね。

メラ

アタシだって嫌いよ

Jul. 11, 2006
メラ
ビル

ボクだって大嫌い

Jul. 11, 2006
ビル

いつもカワムラさんに愛を届けてくれるめぐみさんから、夏の風物詩が届いた。早速、ベランダに飾ってみた。

ジャムは風鈴の赤い短冊が気になって仕方ないらしく、「アレが欲しい」とずっと鳴いていた。

あげません!アンタは直ぐ食べちゃうんだから。

ほおずきと風鈴

Jul. 11, 2006
ほおずきと風鈴
ゴーヤチャンプルー

Jul. 11, 2006
ゴーヤチャンプルー


覚え書きとして:

朝はおにぎりと冷たい日本茶、胡瓜の糠漬け。


昼は素麺。

実は素麺は嫌いだ。だけど直ぐに茹で上がるし、とりあえず食べ易いので、こう暑いとつい素麺にしてしまう。味気なさとテクスチュアの頼りなさは、薬味で誤魔化して食べる。とりあえず大好きな茗荷は欠かせない。


夜は清水港で。お通しは、採れたての枝豆と秋刀魚の生姜煮、切り干し大根の煮物。柔らかい豆腐たっぷりのゴーヤチャンプルー、ゴボウの天麩羅、ワケギと烏賊ゲソのぬた、鰻の握り、そしてビール。

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