《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ぶーちゃん

天下御免の向う傷

Jul. 20, 2006
ぶーちゃん
2006年7月20日 木曜日

ぶーちゃんの鼻筋には傷跡がある。

野良時代の喧嘩傷なのか、いつまで経っても毛が生えず、もはやきっぱりと傷として残ってしまったようだ。

まるで旗本退屈男だな、ぶーちゃん。



野良時代には、ぶーちゃんは本当に強かったのだ。

辺りを払う勢いで、誰よりも先に食べに来たし、みーちゃんなど追いかけられて餌場に近づけなかった。



知らないところでは、喧嘩も随分としたのだろう。

知り合って直ぐに捕獲し去勢してしまったのだが、その前がきっと長かったのだろう。

既にエイズキャリアだった。



今ではすっかり気弱になって、キャリーに入れようとすれば怖くてオシッコをもらしてしまうし、タムよりレンより意気地なしだ。



だけど私はぶーちゃんが弱虫でいられるのが嬉しい。

もう家の中だけにいればほぼ安全だろう。

大地震で家が潰れない限りは。

大雨で土砂崩れしない限りは。

ミサイルや戦闘機が落ちて来ない限りは。





・・・なんだ、家に居ても結構危険じゃん。

ぶーちゃん

ボクは獅子

Jul. 20, 2006
ぶーちゃん

久し振りに、レンが甘えてゴロンゴロンと転がって見せてくれた。

投薬以来ちょっと警戒モードだっただけに、やっとリラックス状態が戻って嬉しい。

頻尿も止まっている。



タムはまだ目が合うと緊張気味だが、健康だからいいよ。

でも具合が悪くなったら、キャリーで病院かハイポかどちらかだよ。

いいね?





どちらの写真もブレブレなのだが、可愛いので載せてしまう。

レン

ボクは山猫

Jul. 20, 2006
レン
タム

アタシは狸

Jul. 20, 2006
タム

どうして人は、他人の家庭の事を批評するのだろう。

敢えて他人に相談したり迷惑を掛けたりしていない限り、余計なお世話だ。

自分とは価値観が違おうが、自分の知る範囲のスタイルでなかろうと、そもそも他人がどうあったって良いじゃないか・・・と思う。





例えば我が家の夫婦のあり方・・・私がこんなものを公開しているものだから、よほど夫を尻に敷いていると思う人がいるようだ。

確かに当り障りのない日常部分では、私が家庭内を仕切っている。

でも私は夫の意見をないがしろにする事はしないし、夫も私の気持ちを大事に考えてくれる。

お互いが一番の理解者であり、協力者である事は間違いない。



但し、外に向けては私がヒール役を演じていた方が納まりがつく場合もある。

それでコロリと騙されて一方的に夫が被害者で私が加害者だなんて信じるとしたら、それはおかしい。そんなはずないじゃないか。



そもそも夫にだって失礼だろう。

夫も馬鹿ではないのだ。私に良い様にされているばかりであるはずがないじゃん。

かなり敏感だし、私よりも実は短気なのだ。





私は常に夫と同じように働き(収入も同じ位)、同じように家事分担をして来た。

と言っても家事労働に当番がある訳ではなく、気づいた者が自発的に動く。

取り決めをした事はないけれど、相手にだけ働かせていて平気ではない者同士が助け合っているという感じだろうか。

自ずと得手不得手があるので、料理は私が専門で行うが、食器はどちらから言い出すまでもなく、夫が洗ってくれるようになった。

夫の手には、いつしか主婦湿疹が出来た。(今はシルバーアロエで良くなったけれど)



洗濯、掃除、猫家事は阿吽の呼吸でどちらもが手を染める。

スーバーだろうが百貨店だろうが、買い物も必ず二人で一緒に出掛ける。夫が駐車場で車に乗ったまま待つような事はない。旬の素材を見繕い、二人で相談しながら楽しく買い物をしていると思う。



来訪者は殆ど私の猫関係の人たちなので、接客中は夫が猫トイレの掃除をしたり、猫たちのご飯の面倒を見たりしてくれていた。それを見咎める人間がいるので驚く。

二人で忙しくしていたらお客に気を遣わせると思って、夫が気を利かせてくれているのが解からないかな。それともナニか?そういう場合、私が席を立って、こうちゃんにお相手させた方が良いと言うのか。



私が夫に尽くしたい想いや尽くす様を公開日記になんか書ける訳が無いし、人前でそんな風に振る舞う訳がない。それは私個人的には、ちょっとカッコ悪い事に分類されるから。

でも私も妻として、或いはパートナーとしてやるべき事を文句言わずにやっているからこそ、夫も協力してくれているのだ。

立場が逆でも、同じ事を私がするだけだろう。

私が夫を気遣っていないとでも言いたいのだろうか。失礼だと思わないのだろうか。夫婦や家族のあり方など、当事者たちが納得しているのであれば、傍目から見てとやかく言う事ではない。その位、常識だろう。



そして自分がされたら嫌な事をしないというのが、道徳の基本ではないのか。自分が言われたくないような失礼な事を、どうして川口に対してなら言って良いのか。

勿論、それは私に隙があるせいだろうが、もう少し遠慮して戴きたい。





亡くなった伯母に、3度目の結婚を報告した時言われた。

「今度こそ頑張りなさいよ」

何をどう頑張れと言いたいのか解からなかったが、訊く事はしなかった。

先の婚姻生活も、出来るだけ一生懸命に頑張っていたんだよ・・・とも言えなかった。

所詮、他人の感じる事だ。いちいち説明しても、そういう科白が言えてしまう人の心には多分届くまい。





だから今更、甘いホットな関係を匂わせたくは無いし、言葉では夫婦関係をジョークにする事はあるものの、私達夫婦は細部まで「一枚岩」だ。珍しい位に。

更に恥を覚悟で言えば、私達はとても深く信頼し合い、愛し合っている。

この「戦友」がいる限り、世界中を敵に回しても構わない。



勿論、わざわざ敵を作ろうとは思わないけれど、何かを主張すれば必ずそこには批判や中傷やもっとネガティブな感情が付きまとうのは防ぎきれない。

それは自分の不徳の致すところでもあるし、かと言って他人がそう完璧でもない。



他人の評価をいちいち気にしていたら自分の成すべき事まで見失ってしまうと思い、一切気に留めなくなったし、実際、他人の目は気にならなくなった。

残り時間は少ない。

他人を気にしている暇は無いのだ。





それでも鬱陶しい干渉だけは御免被る。

余計な心配や干渉はしないで戴きたい。

いちいち私に吹き込まず、陰で悪口を言うだけに留めて戴きたい。



それがどうにも叶わないのであれば、隠棲をするしかないかと思う。

出来ればそうしたくない。

人とのかかわりの中でこそ心の成長も寛容さも培われて来た。

感謝すればこそ、社会に恩返しもしたい。





しかし、人と付き合うのは疲れる。

余計なエネルギーを使い過ぎる。



もっと削ぎ落とさなければいけない。

仕事ではない部分では、もっと我儘でいたい。

今までのように「No」が言えない自分ではなく、邪悪なものに易々と入り込まれないようにしないといけないのだ。





・・・これでいいかな、こうちゃん?


覚え書きとして:

朝は梅干しのおにぎり2個ずつ水菜とカリカリベーコンのサラダ、大根とワカメのスープ。


昼はクラッカー数枚とアイスミルクティ。


おやつに【信楽茶屋】にて激辛味噌ラーメン。デザートに杏仁豆腐。


夜は豚汁とご飯、豚肉ともやしの生姜焼き、目玉焼き、胡瓜の糠漬け。

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