《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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みーちゃん

今日はぬくいな

Nov. 21, 2006
みーちゃん

2006年11月21日 火曜日

朝から快晴。お陰で暖かくて小春日和。

この季節になると、高校の向かいにあった小さなジジババの店の脇の、草むらのコスモス畑を思い出す。

風に揺れる背の高い、茎の細いコスモスに見惚れていると、好きなだけ切って持って帰んな・・・と言ってくれた。でも折角貰っても、家に着くまでにはしおれてしまった。バスと電車を乗り継いで帰るのだもの、無茶だったよな。

私の通った女子高は、私が入学する前年に町なかから山の麓に新築して移転した。周りは見事に山ばかり・・・市内で最も奥地にある高校だった。

さっき【Wikipedia】で調べて見たら、「通学が非常に不便」とあった。あはは・・・。



同じく今の季節には、その高校の教室の窓から見える山々の紅葉が素晴らしかった。樹木の1本1本は見えないけれど、区画分けして種類の違う木を植林しているので、紅葉の色づきがそれぞれ違って、山がパッチワークされているかのように見えた。

その景色を授業中に眺めるのが好きだった。授業は聞いていたのか?あまり聞いていなかった。



高校のホームページを見て驚いた。当時は9クラスあったのに、今では少子化のせいか5〜6クラスしかない。市内では一番の女子の進学校だったけれど、そのうち無くなるんじゃないか?

そういう時代の流行りなのか、みんなスカートが短くて、セーラー服に紺のハイソックスなんか穿いてカッコ悪い。折角、伝統ある美しいセーラー服だったのに、まるで安っぽいアニメのようだ。

私達の頃は、まともな生徒のセーラー服のスカートは膝丈であった。

余所の学校のツッパリねーちゃん達は、薄いカバンにゾロリと長いスカートだったけれど、うちの高校にはそういうのは殆どいなかった。

デザインそのものが美しく完成されたセーラー服(制服のセーラー服だって色々ある)を着る時は、特徴無く、オーソドックスなのが一番綺麗だ。それでいて「吊るし」ではなく、身体に合わせて仕立てて貰った制服・・・というのがカッコ良かった。

私のセーラー服は母親の肝煎の仕立て屋で、何とまあ、カシミヤで作って貰った。今からは到底考えられない贅沢。だから今は100円のTシャツを着るようなビンボー生活で、人生の収支が合うのかな。

靴だって良いものを随分と買って貰った。母は「靴は良いものを買いなさい」と言う人だったし、それを良い事に私も遠慮なく色々と買ったものだ。

今では高くても千円位の靴しか買う気になれない。そんな私だって猫たちの為には金に糸目をつけず、贅沢をさせているぞ。母親とはそういうものかも知れない・・・などと言うと、人間の子供と猫と同次元で考えるなと呆れられるかな。



その高校のホームページには、先に書いた山の景色が写っていた。霞んでいるし、言っていた山とはまたちょっと違うのだけれど、それでもちょっと懐かしく眺めた。

懐かしいけれど、再び訪れる事は無いだろう。他にも恋しく想う景色は幾つもある。

通学電車の中から見ていた冬枯れの河川敷の雑木林や、徒歩で通った小学校までの路地裏の抜け道の数々・・・それは懐かしくて堪らないけれど、きっと心の中の景色だけで良いのだろうと思う。

今、自分で築き上げているこの生活を辛うじて維持する事で精一杯なのだし、ふと一瞬でも舞台を降りて傍観者になる事は許されない。



いつも見慣れていた景色はこんなにも懐かしいのに、その当時の自分を懐かしむ事はない。

理屈ばかりが先行して、自分の言動に抑制が効かなかった稚拙な精神(それはそれで大人の目から見たら、可愛らしいものであったとしても)、今から思うと恥の積み重ねをひたすら繰り返していた若い頃の年月・・・何時の間にかそういうヘドロが洗い流されて、心に残る想い出は、あの頃の景色だけになっている。

記憶の風化は誠に都合が良い。それだから生きていられるのだとも思う。全てを引きずっていたら、如何に厚顔な私でも死にたくなるだろう。



過去を懐かしむのは、秋の夜長の日記の中の戯れ言だけで充分だ。いつかは今のこの状態もすっかり風化して行き、遠く懐かしむ景色がここにもあるのだろうか。
チャイ

ボク撮って、ボク!

Nov. 21, 2006
チャイ
チャイ

クンクン

Nov. 21, 2006
チャイ
チャイ

位置について・・・

Nov. 21, 2006
チャイ
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バ〜リバ〜リ

Nov. 21, 2006
チャイ
チャイ

後はもう寝るだけ

Nov. 21, 2006
チャイ

昨夜の煮物・・・烏賊のワタも入れて煮たらので見た目は汚くなってしまったけれど、コクがあって美味しい。

大根も凄い色の割に、味は濃くない。箸で割ってみると、中心部まで濃い汁はしみておらず、ほんのり白い。それ位でちょうどバランスが良かった。次は里芋も加えて作ろうかな。

烏賊と大根の煮物

Nov. 21, 2006
烏賊と大根の煮物


覚え書きとして:

朝は烏賊と大根の煮物の残りと茹で三つ葉のサラダ、卵掛けご飯に揉み海苔たっぷり。


昼は肉卵野菜炒めとご飯。柚子大根。


夜は坦々麺風煮込みラーメン。具は挽き肉とキャベツ、人参、もやし、ニラをたんまり。

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