ビル
シエスタでトロトロ
Mar. 16, 2007 |
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2007年3月16日 金曜日
一日中曇り空。肌寒い。いつになったら春らしくなるのだろう。
3月になってからが今年は一番寒い気がする。
たった2日間なのに、嫌いな作業で集中したら疲れた。
だけどやっと宿題を提出したようで、気分は良い。
来年は税金をたくさん納められるよう、また心機一転仕事を頑張ろう・・・と、まだハイなのか意気込んでみる。
今日はずっとCDを聴きながら、あまり根を詰めずに仕事をしていた。
その間ずっとゴマはモニターの上、ジャムは足元の箱型猫ベッドで丸くなって眠っていたので、あまり激しい音楽は聴けない。
私にしても、テンションが上がっていたのを鎮静化させるような音楽が良いだろう。
という事で、今日はピンク・フロイド。
【The Dark Side of the Moon 〜狂気〜】と【Meddle 〜おせっかい〜】のCDは車に積んであるので、【Wish You
Were Here 〜炎〜】をエンドレスで聴く。
1曲目と5曲目の ”Shine On You Crazy Diamond 〜狂ったダイヤモンド〜”・・・このアルバムは、「狂ったダイヤモンド」つまりシド・バレットへのオマージュである。
Crazy Diamond・シド・バレットは昨年死んだ。
その名を知る人がもしこれを読んでいたとしたら、改めて説明するまでもない事だが、猫関係の人は知らないかも知れないので少しだけ・・・。
シドはピンク・フロイド結成当時のメンバーで、後にドラッグ中毒で心身を病み、その後半世紀近くも活動する事になるピンク・フロイドにとってはほんの「初期」に脱退した、才能ある美貌のメンバーだった。
その後、ストレスやクスリ・そして爛れた生活から極度の肥満となり、とても同じ人間には見えなかったという逸話も流布していたが、死因も糖尿病による合併症だろうと言われている。
そのシドに捧げるアルバム【Madcap's Flaming Duty】を、タンジェリン・ドリームが今年リリースした。
まだ活動していたんだな、タンジェリン・ドリーム。
もう結成40年にもなると言うが、ピンク・フロイドだってブランクこそあれ、結成42年にもなる。
人の事は言えないが、みんな初老の域に入る。ストーンズなんて更に年季も長く、年寄りなのだし。
その昔、高校生だった私が夜中にベッドの中でラジオを聴いていた頃、まだ「テクノ音楽」などという言葉すらなかった頃に流行り始めたタンジェリン・ドリーム。
同じドイツで電子音楽で有名になったクラフト・ワークに先駆け、そのジャンルの音楽を世に問うたのはタンジェリン・ドリームだった。
クラフト・ワークの来日公演は、まだ20代の独身の頃、最初の夫と渋谷公会堂に聴きに行ったけれど、特にライブでなくともレコードで聴くだけで良いと思った。晴れた日に【アウト・バーン】を聴きながらドライブ・・・何とも軽快で爽快だった。
そんな軽さや爽快さとは程遠かったピンク・フロイドの音楽。ある人は哲学的だと言い、ある人は宇宙的規模の音楽表現だと言う。
私にとってのピンク・フロイドの音楽は大変に叙事的であり、そこに広がる果てしなく奥行きのある空間にすっかり身を投げ出してしまったかのような感覚に襲われる。
音の繰り出す世界と聴き手に限りなく一体感がある・・・という風にも言えると思う。
【おせっかい】からは名曲 “Echoes”・・・そして史上塗り替えられる事が無いのではないかと思う名盤【狂気】からは“Time ”や”Speak
To Me/Breathe ”、或いは”The Great Gig In The Sky ”、そして【炎】の ”Shine On You Crazy
Diamond ” 冒頭から、私は無限に広がる世界に取り込まれていく。
35年も前のあの頃好きだったものが、今もまだ鮮烈に好きであるという事への驚きと、今聴いても震える新たなる感性の歓び。
しかし、そのいずれのアルバムにも、既にシドは存在していない。
他のメンバーが地味なビジュアルなだけに、シドは容貌も音楽表現も一人際立ってサイケデリックであった。
後のピンク・フロイドは、シドの不在と幻影を(たとえ無自覚であったとしても)求め続けてその世界は否が応でも広がり続けたような気がする。
サイケで狂った時代を知らない若い世代も、シド・バレットの名前だけは知っているのではないだろうか。
まだ60歳だった。
でも彼にとっての音楽人生は、とっくに終わっていた。作品と伝説は残っても。
因みにミック・ジャガーは64歳だ。でも途中からサイケな世界を抜け出して摂生したミュージシャン達は、初老になっても健康に活動を続けている。
シド・バレットが亡くなったのは2006年の7月7日・・・春くんと一年違いの同じ日だった。
夜、カワムラさんの通院。
診察台でウロウロと歩き回り、隙あらば飛び降りようとすらするカワムラさん。信じられない位に「元気ですね」と先生に笑われる。エネルギーを温存して欲しいのに。
体重は2.6キロまで戻した。
しかし、せめて3キロを超えさせないと。元々は骨格の大きなオスだったので、最盛期はどれ程だったのか知らないが、保護した後、太った時には5.5キロあった。
アインですら、一番体重が減った時が2.9キロだった。死んだ時には4キロあった。
カワムラさんには、まだまだ美味しく食べて貰い、それが身になって欲しい。引き続き頑張ろう。
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ビル
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