《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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カワムラさん

「お〜っ!」

Jul. 2, 2007
カワムラさん

2007年7月2日 月曜日

マルコが急逝して7週間が過ぎた。

忙しくして自分に負荷を掛け、マルコの死とちゃんと向き合わずに過ごして約50日。

向き合えていないつもりでも、その間にどれだけだらしなく泣き、どれだけ祈った事か。



祈る?何を?

マルコが幸せであった事を、これからも永遠に幸せである事を、そして私達がどれだけ愛しているか解かってくれている事を。

ミュウがパパ、アインがママ、ジーコがお兄ちゃん・・・恵まれていた幸せな一家が、小さなマルコ(実際にはかなり大きかったのだが)を守ってくれますようにと。



毎日、何度も話し掛け、この想いを伝えようとしている。

でも答は戻っては来ない。そんなに簡単には答が得られないからこそ、祈り続けるのだけれど。





たとえ私が死ぬ瞬間にですら、全ての問いに答は与えられないのだろうな。

大切なのは「正解」を得る事ではなくて、きっとあるがままを受け入れる事なのだろう。それは努力を諦める事ではなくて、謙虚になるという事だ。

そういう意味では、向き合えてはいないようでいて、受け入れてはいるのだ。

全ては無常であるという事に於いて。



死んだ子の魂は永遠に私の傍にあると思いたい。

でも、そう思う事で誤魔化してしまう何かがあったとしたら、それはやっぱり間違いなのだろう。





あの子たちを忘れる事は決して無いと思う。

しかしあの子たちを永遠に想い続ける事と、いつまでもここに居て愛し続けているように振る舞い、悔やむ心の穴を埋めようとする事とは違う。

そうしないではいられない事もあるけれど、哀しみで病んでしまった心の治療として、一時的に許容されるべきものだと思う。

生きていたら悲しくて当たり前、苦しくて当たり前・・・いつまでも気を病んでいてはいけない。





後から何をしたところで、生前にしてやれなかった事の穴は埋まらない。

それをきちんと解かった上で、想い・供養し続ける事が大切なのだと思う。





死んだ子とだけ対話して生きていく訳には行かない。

そんな事をしていては、次の「そのとき」には、更に悔いを大きくするだけだ。

ましてや自分の「そのとき」に、一体どうするつもりだ。



悪循環のスパイラルに陥ってはいけない。

愛する事・忘れない事・大切に想う事と、現実のステージから下りて「嘆きの傍観者」になる事とは違うのだ。

生きている子のその「生」もまた無常である事を知り、今生きているこの一瞬を有り難く思い、今を目一杯大切に生きなければ。





これを口にしてしまって、あの子達はもう居ないという事、そしてあの子たちの為に生前してやれなかった事は永久にあの子たちにはしてやれないのだと自覚する事も怖かった。

でも自分に甘えていてはいけない。

誰に責められずとも、自分の中の負い目は背負い続けよう。

それはマイナスの方向を向くという事ではなく、事実をそのまま受け止めて為すべき事を常に自覚する為だ。





自分だけは誤魔化せない。

本当に厄介な敵だと思う。








あの世でマルコと会ったら、今度は永久にこの手から離さないようにしよう。

可愛い可愛い可愛いマルコ。



まだ写真を見ると辛いので、お花の写真だけね。

マルコの四十九日にお花を贈って下さった方たちに、心から有り難う。想って貰えるマルコも私も幸せです。

マルコのお花-29

Jul. 2, 2007
マルコのお花-29
マルコのお花-30

Jul. 2, 2007
マルコのお花-30

広島の「とらちゃん」が食べられなくなって、もうどれ位経つのだろう。

今夜も、こうちゃんと二人でとらちゃんの為に祈る。心の中で祈るのではなく、時間をとって声に出して祈る。

どうかとらちゃんが、幸せな時間を少しでも長く持てますように。とらちゃんと飼い主さんの苦しみが、今の努力で薄まりますように。

そしてカワムラさんのように、奇跡の猫になりますように。

私は祈り、こうちゃんは気を入れて無心で読経している。ちょっと形は違うけれど、とらちゃんが楽に過ごせるよう願う気持ちは同じだ。

とらちゃん、頑張って生きて。もう一度美味しく食べようよ。



そして大好きな茶白のあの子の為に祈る。「んきゃああんんきゃきゃっ」と入院室でご機嫌に大声でお喋りしているという、私の想い猫の為に。






マルコに一瞬お供えして、直ぐに私達で食べてしまったケーキ。

見た目は地味だが、凄く美味しい。タルトは本当は好きではなかったのだが、マスカルポーネチーズの入ったクリームと葡萄(ピオーネ)が物凄く美味しい。



どんなに悲しくても、どんなに苦しくても、美味しいものを食べて頑張ろう。

一見前向きなような、ただの食いしん坊のような・・・ま、後者だろうけどね。でも頑張るよ、愛する子供たちと自分の為に。

カワムラさんも信じられないような頑張りを見せてくれているしね。

「あ〜っ!」だか「お〜っ!」だか解からない雄叫びをあげて、外から戻った私達を出迎えてくれる。そしてずっと喋っている。

もしかしたら、今うちで一番うるさいのはカワムラさんかも知れないな。

ピオーネのタルト

Jul. 2, 2007
ピオーネのタルト

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