ぶーちゃん
デブはデブだけど
Jul. 6, 2007 |
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2007年7月6日 金曜日
昨日の「ボリューミィ考」をしつこく続ける。
「ボリュームがある」という言い方で思い出したのだが、「インテリジェンスがある」という日本語の言い方。
これも変な日本語。
「インテリジェンス」が「知性」という意味だとしたら、「インテリジェンスがある」などと言わずに「知的」と言えば済む事だろう。
そして「インテリジェンス」という名詞の形容詞形は「インテリジェント」であって、決して「インテリジェンシー」とは言わない。
でも、そう言ってしまっている日本人が、昔から結構居るのだ。
聞いていてちょっと恥かしくなる。
これは「ポリューミィ」のような、間違っているのを承知でわざと使っているのではない場合が多いので、恥かしさ倍増だ。
日本語や英語ではない外国語の名詞に「チック」(本来は「ティック」だろうが)をつけて、「〜的」とか「〜風」という言い方をするのは、もはや新しい風潮でも何でもない。
曰く「メルヘンチック」「漫画チック」「SMチック」「乙女チック」等など。
きっとこんな言葉の起源を探すには、かなり年月を遡らなければならないだろう。きっと団塊の世代のオトーサン達が使い始めたんですよ、オトーサン!
しかし「チック」をつけた言葉を発する場合(本来存在する「ロマンチック(ロマンティック)」や「ペダンティック」などの言葉は例外として)、若干揶揄する気持ち、或いは少々馬鹿にした気持ちが含まれているようだ。
断っておくと、私は漫画を心から愛する者であり、漫画そのものを馬鹿になどしていない。あくまでも「漫画チック」という言葉を使う場合に、そこに上からものを見、そして軽く見ているのではないかと感じるだけだ。
どうです、決して尊敬したり褒めてはいないでしょう。
便利なようで、安直さが前面に出過ぎている感じがして、これもあまり使いたくない表現手段だ。
まあ、私も勝手に「猫家事」などと造語をして使っている人間だから、新しい言葉を作る事自体に異議を唱えている訳ではない。
しかし「ボリューミィ」や「インテリジェンシー」はちょっと個人的にキモチワルイと感じる表現なので、決して自分の語彙に取り入れる事は無いだろう。
それは「食べれる」「見れる」という「ら抜き言葉」や、ある種の突飛な省略語に違和感があって使えないのとはまた違う感覚かも知れないが、いずれにしても、どこで言葉に保守的になり、どこで遊ぶのかは私の感性が決める事であって、それが大多数の人々と違っていても構わないと思っている。
どうやら私自身も流行を取り入れる気分になる対象と、左右されたくない領域とがあるらしい。これはあくまでも言葉に対する感性の違いであって、歳の問題では無いと思う・・・多分。
かと思えば、「プリン」や「ミシン」「イギリス」「プレハブ」等の単語は、れっきとした和製英語として確立されてしまっている。「プディング食べたい」とは言わないし、「プレ・ファブリケーションの家」とも言わない。
それに、「D」と「R」は欧米人でも混同する音なので、「プディング」が「プリン」と聞こえたのだとしても、そんなに恥ずかしくないと思う。
いずれ「ボリューミィ」も、日本語として辞書に載る時代が来るのだろうか。い、嫌だな、何となく。
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タム
ボリュームたっぷり
Jul. 6, 2007 |
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リマ
短毛でもデブ
Jul. 6, 2007 |
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