《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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モア

新居の前で

Jul. 28, 2007
モア

2007年7月28日 土曜日

朝から旱々照りで暑い。これでまだ梅雨が明けていないと言うのだから、まったく。



朝の猫家事終了後、出動。

保護している仔猫たちを入れる一時凌ぎになれば・・・と、我が家で空いていた大き目の1段ケージと小さい1段ケージをお貸しする事になった。

こうちゃんが全て車に積み込む。私は右手が痛くて重たい物が全然持てない。いや、普段から荷物は全てこうちゃんが持ってくれていたのだ。それで私は、ますます衰えが早いのかも知れない。



ケージは2つを連結させ、小さくて上が開くタイプはトイレ置き場専用にし、大き目の方を避難場所にして戴くようお話しする。

しかし現時点で保護されている仔猫は4匹・・・まだ保護出来ていない仔猫が1匹いるというから、所詮こんなケージではあっと言う間に間に合わなくなってしまうだろう。



やはり「プラケージ813」がお薦めだけれど、今、メーカーに在庫が無いらしく、どこのショップでも入荷予定がずっと先らしいのだ。ホームセンターやペットショップには、大型のケージは殆ど置いていない。

用意周到にしていないと、緊急では入手出来ない事が多いから困る。



我が家でも、ゴールデン・ウィークの初めに必要になった時、プラケージを発注した上で、無駄になるのを覚悟で間に合わせのメタルケージをホームセンターで購入してしまった事がある。

今でもメラ達のジャングルジム兼トイレ置き場として活用はしているけれど、ケージとしては全然駄目だ。

そもそも仔猫では、フレームの間に頭を入れれば広がってしまい、簡単にケージから脱出出来てしまう。それではケージの役割を果たさない。

体重のある大人猫だと棚板に飛び乗るとガチャガチャとうるさいし、ケージ全体が揺れて安定感も乏しい。少し値段が高くても、プラケージをお薦めしている理由はやはりあるのだ。





ケージを家に運び込んだら、後は私達だけで用は足りるので保護主さんには在宅していて戴き、昨夜捕獲した「テツ&ピッコラ」ちゃん達の母猫を病院に搬送する。

捕獲器ごと病院に預けたら、その猫の姉妹猫で一昨日捕獲・昨日手術した猫を退院させ、保護主さん宅にお届けして、急いで帰宅。愛するカワムラさんのご飯だ。





しかし今日はどうにも調子が上がらない。体調悪そうですね・・・と保護主さんにも見抜かれてしまった。それ程までに酷い顔だったんだろうな・・・。

暑かろうが忙しかろうが、もういい加減寝てしまおうと思った。顔は兎も角、身体もボロボロだ。



けれど、今日は他にもお楽しみランチの待ち合わせがあり、夜には大きなイベントが待っていた。

そう、モアの為に注文した木製の巨大ケージの配達があるので、その組み立てという大イベントが・・・。どういう訳か、今日はケージの話題ばっかりだな。

モアの新居-1

Jul. 28, 2007
モアのケージ


モアの新居-2

「ガラも入りたいな〜」

Jul. 28, 2007
モアのケージ正面

届いたケージは、梱包にして3つ。しかも一つ一つが巨大なダンボールの包みで、重量も相当ありそうだ。佐川のお兄ちゃんが、ヒイヒイ言って玄関の中まで運んでくれた。

しかしそれから先は、うちの強力(ゴウリキと読んでね)さんの独壇場だ。

だって、私に一体何が出来ると言うのだ。取説を見ながら指図し、ボルトを差し出す位の事しか私はしない。



ちょっとだけエアキャップを資材からはがす事をしたら(それだって板が巨大で重たいから、結構大変だったんだよ〜)途端に右腕に激痛。

大袈裟じゃなくて、脱臼した肩を引っ張って戻す時の、あの痛さがずっと続いていると思ってくれ給え・・・って、何、威張ってんだか、私。



従って、殆ど全ての力仕事を、こうちゃんは一人でやり遂げた。天晴れ、天晴れ。後が大変だろうけど、筋肉痛で。

ハマさんだって一人で組み立てたのだから、俺に出来ないはずが無いと言っておったが、バカだな、こうちゃん、ミヨコが普通の人間だと思ったら大間違いだよ。



しかし、苦労の甲斐あって、モアの新居着とても素晴らしいものになった。

幅だけでも40センチも大きくなり、相当広々としたお陰で、中でゆったりと動き回れる。



扉を開けた位では出ようとしないモアを3段プラケージから抱いて引っ張り出し、そして花嫁を新居に横抱きにして新居に入って行く花婿のように誇らしい気分で(いちいち大袈裟だな)、モアを新居に移す。

ドキドキする。モアは気に入ってくれるかな、馴染んでくれるかな。




トイレのスペースは外から殆ど見えないので、落ち着いて用が足せるだろう。

ちょっとしたキャットタワー状の爪研ぎとステップが2つあるのだが、1つは取り付けずに、より広々と使えるようにしておいた。その代わりにプラの猫ベッド「シェスタ」を2つ設置してやる。

写真ではベッドは1つだが、この後、中段にも1つ設置。そちらが気に入ったと見え、直ぐに入って寝ている。



買って良かったね、高かったけど、その価値は充分にあったね。何たって、モアが気に入ってくれたら、それが一番だものね。




但し欠点が無いという訳ではない。

先ず、それぞれのフロアを行き来する為の穴が小さい。こんなものでは、ぶーちゃん用には使えないだろう。

モアだって昨年の腫瘍の手術の前後にはカラーを着けたままケージの3段を上り下りしていたのだが、今度のケージではカラーを着けたらくぐり抜けは不可能だろう。

何故、こんな小さな丸い穴にしたのだろう?



次に、前面のメッシュパネルに付いている扉だが、これが開閉し難い。ギシギシと軋み音もするし、結構力が要る。プラケージのスマートな扉とロックに慣れた身には、いかにもチャチ(まるでブラックケージの扉だ)で不満を感じる。



それともう一つ・・・ケージの3面は木製の板なので、新建材だか床剤を貼り付けた接着剤だかの臭いがちょっときつい。

これではモアがシックハウス症候群になってしまう。急いで冷蔵庫用の大型脱臭剤(活性炭)をたくさん買い込み、各フロアに2つずつ入れる。

他にも対策を考えた方が良いかも知れない。私がかつて、新しい建物の職場で化学物質過敏症になり、毎日毎日目や頭が痛かった事を思い出すと、モアに同じ思いをさせたくない。

果たして有害な物質が出ているかどうかは解からないが、兎に角臭いだけでも除去したい。



モアは1フロアずつ探検した後、すっかり寛いでいる。新居はお気に召してくれたようだが、問題点はメーカーに伝えておこうと思う。



だけど今夜は嬉しいよ、モアも私達も。

やっと自分の家の猫の為の改善がひとつ出来た。次はトム君の為の改善だな。だけど今日はもう口も聞けないくらいに疲れてしまって、トムの事はまた来週・・・そしてその次はシャインだ。



頑張るよ、私は。力仕事はこうちゃん任せだけど。(だってさ・・・男手のバイトを一人でも雇うか?と聞いたら、オレ一人で出来るって言い張るんだものな、こうちゃん・・・もう歳なのに・・・)

シャイン

アタシにも買ってよ!

Jul. 28, 2007
シャイン

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