チャイ
ゴロゴロうとうと
Aug. 11, 2007 |
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2007年8月11日 土曜日
今日が一番暑いんじゃないだろうか。
兎に角、暑い。外に出ると湿度も凄い。
日付けが今日になった頃から、カワムラさんがどうしても食べない。
ぐったりしている様子は無いのだが、目が虚ろで声も出さず、まるで魂がどこかを彷徨っているかのような雰囲気がある。
今まで食べてくれていた事は、信じられないような奇跡だったのだろうとは思う。いつまでもいつまで・・・という訳には行かないのも覚悟している。
どこまで無理をさせるべきか、自然のままにすべきか、ボーダーラインを引くのは私達飼い主しかいない。それを他人や獣医師に判断して貰うようではいけないのだ。
二人で考えた末、やはり諦めるべきではないと決め、朝一番で病院へ連れて行く事にした。食べないだけであれば兎も角、昨夜から水も飲もうとしないし、オシッコをしていない。
このままでは結果として脱水も起き、悪循環を呼ぶだろうから、そこだけでも改善に手を貸してやりたい。
腎不全の老猫は、なるほど空腹になると胃酸や毒素が高まり、気持ち悪くなって食べられなくなるようだ。
食べなければ出るものも出ず、ますます毒素が回り、更に気持ち悪くなって嘔吐する。
嘔吐して胃粘膜や食道が荒れれば、また食べられなくなるか、食べても嘔吐し易くなる。
毒素が高まると口の中にも炎症が起き易くなり、嘔吐物も胃酸が強まれば歯が溶ける事もある。歯周病や口内炎に伴なって痛みが出れば、ますます食べられなくなる。
食べられなくなれば肝臓は直ぐに悪化し、また毒素を分解出来なくなる。
その悪いスパイラル入ってしまってからだと、回復させるのに大変な苦労をする。
ここまでは、何匹かの腎不全末期の猫の長期闘病をさせて来た中で、私達が試行錯誤の結果、経験的に確信した事だ。獣医師とも確認をしながら試して来た事であり、ほぼ間違いの無い事実だと思う。
やっとその個体に適した食餌のインターバルを探り当てて、一気にたくさん食べさせて肝臓に悪影響が無いよう少しずつ食べさせ、吐かせない管理が出来上がったと思っていた。
この良いスパイラルが崩れるのを、指をくわえて見ている訳には行かない。カワムラさん、もう一度「復活」しようね。
キャリーに入れて車を走らせると、弱々しい高い声で鳴き始めた。
「あ〜」とも「お〜ぃ」とも聞こえる。ずっとそれに応え続けながら、近道を通って病院に到着。
一番乗りで診て戴けた。(しかし診察室から出て来た時には、もう待合室は一杯だった)
体重3.2キロ。また増えたね。昨日の朝だったら、あと100グラム位多かったかも知れない。
ウンチは少し腸内に出来ていたけれど、昨日はちゃんと出ていたので無理に出さず、自然に出るのを待ってみる事にした。
補液だけして貰っているうちに、ボーッとしていたカワムラさんは、次第にご機嫌になって来た。奥さん先生の綺麗な指で触られたり、いい子だね立派だねと褒められているのが解かるのかな。
診察台の上で、得意満面のカワムラさんに変身していた。やっぱり凄いよ、アンタは。
足元では病院猫のトニーが、丸い身体に丸い目をして見上げている。
カワムラさんが高い声で「あ〜っ、あ〜っ」とお喋りしているから、気になるのかな。
トニーのパンパンに太った身体を見ていると、若いって素晴らしい・・・と思う。
カワムラさんの若い頃に出会いたかったなあ・・・とも思う。言っても詮無い事なのだが。
例によって帰り道は殆ど鳴かない。
出発した直後に少し鳴いただけで、後はもう家に帰れるのだという事が解かるのだろう。
帰宅したら、まだ9時半にもなっていなかった。既に外は旱々照りの酷暑。
それは長い長い一日のスタートでしかなかった。
まさか一日に3度も病院に行く羽目になろうとは・・・。
いや、猫連れは2度だけ。1度は別件で行っただけなのだが、酷暑の日に3度も出掛ける事になるなんて。
午後にはカワムラさんは、また少しずつ食べてくれるようになった。
泣けてくるよ、カワムラさん。有り難う。
a/dを食べ、シーバを食べ、それでも足りないとばかりにトイレの砂を食べようとするので、慌ててモアのphコントロールのドライを食べさせる。
ハイポ水を時間を掛けてたくさん飲み、オシッコをたくさん出して、部屋の真ん中でゴロリと横になってスーピースーピー寝息をたて始めた。
これでちょっと安心。
具合の悪い時は部屋の隅で小さくなって香箱を組んだままだが、具合が良くなると身体を伸ばして、部屋の中心部で堂々と寝るのが常なのだ。
次に様子を見に行った時には、気が狂ったように大騒ぎして大歓迎し、走り寄って来てくれた。はいはい、ご飯だね、カワムラさん。幸せだよ、私達。
しかし夜には、遂にモアがまた一切食べられなくなった。これで前回の注射から丁度1ヶ月だ。
実はカワムラさんの補液も、今日がちょうど1ヶ月ぶりだった。前回はカワムラさんとモア、同時に連れて行ったんだっけね。
不思議な偶然だね、ギリギリ限界点に来たところでしか連れて行かないようにしているのに、またしても同時期だったなんて。
モアは道中も病院でも一声も鳴かず。健気で不憫でいじらしい。
体重は減っておらず、5キロをキープしていた。苦労して食べさせていたものね、食べられるうちに太らせようという思惑もあったし。
先生が辛うじて口を少しだけ開けさせてくれたので一緒に覗き込んで見ると、抜歯した痕の何も無い歯茎が真っ赤になっている。
先生のご協力で、持参したハイポを3プッシュほど口に直接入れる事が出来た。
毎日通って、先生に口を開けて戴いてこれをやりたい位だ。診察台の上だと、暴れないで何とか口を少しだけ開けてくれるのだから・・・。
抜歯した傷は完治しているのに、歯茎がこんなにも赤く腫れるなんて・・・。
これもカリシウィルスのイタズラなのか。
モアみたいないい子が、どうしてこんなに辛い思いをしなければいけないのだろう。
兎に角、モアが健康でいられるよう、食べられる状態を維持出来るよう、今までより更に努力したい。
モアの為には何だって厭わないよ。
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絶品枝豆
Aug. 11, 2007 |
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夜には、もう堪らず、偽ビール(実は分類上ではリキュールなのだが)で乾杯してしまった。
ビール美味しい。冷たいだけでも美味しい。かと言って麦茶やコーラでは、ここまで染み渡るような美味しさを感じられない。やっぱりビールは美味しいね。
ついでに、今年も「八百忠」に入荷していた秋田の「こまち豆」を買い、茹でる。茹でてザルにとった時の、濃い香りが何とも美味しそうだ。そして塩を振り、熱々を戴く。冷ましてからではなく、これが一番美味しい。
枝豆と肉じゃがでビール、そしてチャンジャとゴマの葉の辛味噌漬けでご飯。言う事なし。
明日も頑張れますように・・・猫たちも私達も。
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肉じゃが
Aug. 11, 2007 |
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