《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ビル

ボクが何か?

Sep. 11, 2007
ビル

2007年9月11日 火曜日

突然ですが、抜歯しました。



折角立てた「ソフトな」治療・ケアのプログラムを一旦反故にして、私の奥歯はエキストラクトされてしまった。いや、これは私が望んだ事でもあるのだが。



初めて歯茎も縫った。

抜くのはやっぱり痛かった。だって麻酔が数分で醒めてしまう、特異体質なのだから。

先生も心得て下さっているので、通常だと神経伝達麻酔を打ってから少し放置されるのに、そのまま直ぐに抜歯を始めて下さった。



既に左下の奥歯(左下6番・・・7番は数年前に同じ原因で抜歯済み)はグラグラだ。

骨に埋まっている部分が少ないので比較的簡単に抜けたというのに、その抜歯の間にもどんどん麻酔が醒めていく。途中、追加でしっかり何箇所にも打って貰ったのに、また数分で痛みを感じるまでに醒める。



一瞬「メリッ」という感覚があり、ああ、遂に抜けちゃったんだな・・・と悲しい気分で目を閉じている。その後、出血が多いので縫う事になった。

縫われるのは全く痛くない。もう歯茎の上っ面は麻酔で痛みを感じなくなっている。それでも痛むのは、骨の辺り、そして顎だ。



「よくお濯ぎ下さい」というイシハラ先生の言葉と共に椅子が起こされ、紙コップのぬるま湯で口を濯ぐ。吐き出したものは真っ赤っかのドロドロだ。何度濯いでも真っ赤っか。



見せて戴いた私の奥歯は、真っ白くてコロンと大ぶりで健全そのものだった。

普通、歯茎に隠れている部分にはもう少し汚れや歯石が付着しているものらしいが、それも見られない。本当に綺麗な歯だった。

手入れは出来ているのだ。大した努力もしなかった割に・・・



数年前に抜いた奥歯(今回の隣、左下7番)も、同様の健全な綺麗な奥歯だったっけ。こういう虫食いすらない歯を失うなんて、本当に悔しくて悲しい。

先生は、もうこれ以上1本も失わなくて済むような治療を一緒に頑張って続けていきましょう・・・と優しく言って下さった。

お願いします、イシハラ先生。命、預けます。でも、もう歯は抜かないでね。



先生が私に使えそうな抗生剤を処方する為に去ったのと入れ替わりに、椅子に座っていられない位の激痛がやって来た。

麻酔はとっくに醒めてしまっている。

近くに居た看護師さんに「痛いんですけど・・・」と言うと、先生を直ぐに呼んでくれた。

先ずは痛み止めとしてその場で「ロキソニン」を1錠飲み、直ぐには効いて来ないから・・・という事で、またしても歯茎に神経伝達麻酔の注射をたっぷりと打つ。歯茎の前後、骨に近い深い部分に6箇所。

「如何ですか?」と聞かれたので「最後の2発が効きました」と答えると、先生に笑われた。




やっと決まった抗生物質と痛み止めの薬を貰い、支払いを済ませて、こうちゃんが車を停めて待っていてくれるビルの裏口から外に出ようとしたら、物凄い土砂降りの雨。

一体どうしちゃったのだ・・・と言いたいような、とてもじゃないけど外に出られないような土砂降り。傘を持って来ていなかったので、仕方なくビルの中にあるコンビニで男物の大きな傘を1本買った。



もう一度裏口から出ようとしたら、ガラスの自動ドアの隅っこにキジトラの猫が雨宿りしているのに気づいた。

裏口とは言っても、この高層ビルには裏手にちょっとした庭が造られており、エントランスのスペースもなかなか広くて立派だ。

その片隅にうずくまっている猫は、とても場違いに思えた。大丈夫なのだろうか、こんな巨大なビルのエントランスに近づいて・・・

大きな丸い顔、少し痩せた体・・・そっと背中に触れると、目を細めてじっとしている。

こんなビルの軒下で雨宿りしている都会の野良猫・・・不憫で仕方ない。

しかし連れ帰る訳にはいかないじゃないか。

我が家のビルのような毛色、トラ模様が全体に混じってしまっているような、縞模様の無いキジトラだった。



猫を撫でていると、こうちゃんが車の中から合図を送っている。どうやら、エントランスから道までが近いから、表口に回れと言っているらしい。

なるほど、表通りに面したエントランスの方が、車を停められる場所までは歩道分の距離しか無い。ズボンの裾を捲り上げ、こうちゃんが回してくれた車に乗り込む。

風はないものの、先日の台風の時よりも凄い雨だ。稲光も見え、どこかそう遠くない所で落雷した音が聞こえた。傘を差して歩く人たちも、一瞬足を止めて驚いた様子を見せた。

結局、家に辿りつくまでずっと土砂降りが続き、その後しばらく物凄い勢いで降り続けたと思ったら、あっと言う間に晴れた。目まぐるしいなあ・・・







さて今回の抜歯だが、親不知を抜いた時の事を思えば、今回は遥かに楽だったかも知れない。

しっかり骨に埋まっている健全な大きな親不知を抜くという事は、歯医者さんも大変だっただろうが、私も死ぬ思いだった。

ちえちゃんは、先週、切開して親不知を抜いたのだ。そしてほっぺが腫れて、「エースのジョー」になったのだ。可哀想に、ヨーグルトと素麺しか食べられない日々が続いていたらしい。

本当は私もそうすれば良かったのだが、カレーライスや焼き餃子をを飲んだり、ツナサンドを飲んだり、バナナ入り蒸しパンを飲んだりしていたので、比較的体力は維持出来ていたと思う。

痛みで消耗していたので、余計にしっかり食べた。偉いかな、私って。

胃腸が丈夫だから、猫のように丸飲みでもOK。但し味わえないのがストレスだ。早く人間のように食べたい。



今日だって抜歯直後だというのに、昼はとろろご飯と素うどんを飲み込み、夕方には鯖の塩焼きとご飯を飲んだ。ついでに痛み止めも飲んだし、チャイ(猫じゃない)もオレンジジュースも、卵豆腐も飲んだ。



栄養は充分。

あとは安静と休養だ。

飲み物としてのカレー

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飲み物としてのカレーライス
プティ

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プティ
プティ

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プティ

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