《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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メラ

アタシ悩んでるの

Oct. 4, 2007
メラ

2007年10月4日 木曜日

一昨日の深夜、あるドキュメンタリー番組を見た。

改革解放により大きな変貌を遂げつつある中国で、富裕層と貧しい出稼ぎ労働者とのとてつもなく大きな格差が問題になっている。

1日に1億円をも稼ぐ会社経営者は、その富が富を生み、笑いが止まらない状態だ。都市部にはそんな「富人」が大勢いるらしい。



かと思えば、寒村から都会に出稼ぎに出て危険な肉体労働に就いても日当600円にしかならない貧しい「農民工」と呼ばれる人たちがいる。

夫婦で出稼ぎに出て、月に家賃900円の部屋に住み、一人娘に教育を受けさせて大学まで行かせ、貧しさから脱出させようと幾ら頑張っても、その家賃すら払えずに借金するハメになる。



親が出稼ぎに行ってしまった寒村に残された子供たちが、学校で作文を読み上げる様子が映される。内容から推察するに、「将来の夢」がテーマらしい。

「私は一生懸命勉強して大学を出て、パパとママに楽をさせてあげたい」

「僕はうんと勉強して、必ず大学に受かる。うんと稼いでパパとママを苦労させない生活をしたい」

「私は科学者になって、パパとママを楽にしたい」・・・まだあどけない、小学校低学年と思しき子供たちの、どの作文もほぼ同じ内容だった。



読み終えないうちに、どの子も感極まって泣き出してしまう。

読み終えた子たちは、みんな机に伏して泣いていた。見ているのが辛い。

親と離れて暮らしているという寂しさだけでなく、親が物凄い苦労をして自分に教育を受けさせてくれている事を理解しているのだ。

7歳かそこらの子供が、意志的な顔をしてカメラを見据える。学ぶ事への熱意も、きっと並み大抵ではないのだろう。きっと成功して這い上がって欲しい。





寒村では自給自足で食べるのに精一杯で、現金収入は無い。

1年前に怪我をして曲がった孫の腕を、治療するお金も無い祖父母。子供の靴底が磨り減って穴が空いているのに、僅か150円の靴が買えない。

日に1億円ずつ富が増えている金持ちがいて、どうしてここまで貧しい人たちがいるのだろう。今飢えている子供たちがいる事を、政府はどう考えているのだろう?

国とは何なのだろう。





見ているのが堪らなくなった。

せめて靴を買ってやりたい、治療費をカンパしてやりたい・・・そんな事では根本的な解決になりはしないだろうけれど、それでも良いから、兎に角、底に穴の開いた靴から冷たい水が染み込み、小さな足が凍えている状態を何とかしてやりたいと思った。



貧困問題は、この1寒村だけのものではない。巨大な中国の抱える貧富の格差問題に、日本から個人が手を貸す事など出来っこない。

同じ国内に日に1億円を稼ぐ「富人」が何人もいても、貧しい村の子供たちに靴を買って与えはしないのだ。



そして私は、ある人達から見たら「たかが猫」に高価なサプリメントを与え、病気治療にとんでもない支出をし、暖かいベッドをたくさん買い与えたりする、とんでもないキチガイなのだ。

だからと言って、猫をみんな放り出し、猫に使っている金を食うにも困った貧しい人たちに全て与えられるかと言ったら、そこまでは出来ない。



だから偽善的な事は言うまいと思っていたのだが、どこの国であれ、どんな政治・経済情勢であれ、そこにいる子供たちが飢えたり見捨てられている事には胸が痛む。



ユニセフや赤十字には随分と募金もしたし、ガールスカウト時代にはユニセフの募金箱を持たされ、駅やお祭りの街灯に立った事もある。

今、この子供たちに対しては何が出来るだろう。どうすれば気持ちが届けられるだろう。



ドキュメンタリーとして事実を冷徹に見せるだけでなく、その後に「何か」が欲しいといつも思う。

特集されるテーマは「地球温暖化」だったり「貧困」だったり、「絶滅危惧種の生き物」だったり「森林破壊」だったりと色々だが、ドキュメンタリーだけで終わらせずに、その後で具体的な提案をする討論の場があったり、問題解決に取り組む活動の紹介があってはいけないのだろうか。

あ〜大変ね、何とかしなくちゃ・・・と思っても、その場限りで右から左へ消えていく。私も含め、そういう人たちが殆どなのではないだろうか。






とりあえず今までよりももっと真剣に、合成洗剤を使わないようにする事と、ゴミのリサイクルには更に協力しようと思う。

ゴミのリサイクルに関しても色々と思うところあり、長くなるばかりなのでまた明日・・・でも大事な事は忘れないよう、自分に言い聞かせる為にも明日もちゃんと書きとめておこう。

メラ

ダイエットしようか

Oct. 4, 2007
メラ
チャイ

メラちゃん大好き〜

Oct. 4, 2007
チャイ
チャイ

でもデカいよね〜

Oct. 4, 2007
チャイ

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