シャイン
もう朝なの?
Nov. 13, 2007 |
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2007年11月13日 火曜日
今更のように思った。
飼い猫を完全室内飼いする意義・不妊去勢する意義って何だろう。
どちらも私にとっては猫を守る為には当たり前の事で、常識だと思ってしまっているし、改めて言うまでもない事で、そこからスタートするものだという驕りがあったかも知れない。
しかし、私にとっての常識が、世間の常識であるとは限らない事に気づかされる。
とあるブログでのある男性のコメントに、価値観や世界観がこんなにも違うものかと驚いた事がきっかけだった。
そのブログオーナーと私の意見は一致しているのだけれど、こちら側の考え方は、読んでくれているのかいないのか、無視されて主張が繰り広げられている。
そこで議論しようという気力や時間の余裕が無い・・・と面倒から逃げず、常に原点に返ってきちんと自分の中で答を用意しておきつつ、必要と思われる局面では誠実に発言する勇気と気力を持ち続けなければならないのだという事を、再認識した。
価値観の違う人と議論したくないが為に、いつも言い続けて来たと思う。他人に迷惑を掛けなければ、そして他人に依存し過ぎなければ何をしようと各人の自由だし、それぞれの価値観を大事にすれば良いのだと。
しかし、そうばかりも言えない事だってあるような気がする。
世の中で何が起きているのかを知ってしまったら、自分さえ今のままで良ければ、そして自分さえ困らなければ良いという考え方は、結果的に利己的に過ぎるという事にもなりかねない。
これは他者に向かって言っているのではなく、自分への戒めでもあるのだ。
全ての現実を知る事は難しいし、全ての問題には関われない。
世界中に飢えた子供たちがいて、危険に晒されていたり、何の罪もないのに住む家を失い、病気や怪我で死んでいく人たちもいる。
私達個人が、そうした問題の全てに手を出せないとしても、知ってしまった事に目を背けているとしたら、ちょっとそれは卑怯者かも知れないな。
健康で、辛くとも仕事にありつけ、住む家が失われず、何とか生活していられるこの幸運は、決して自助努力だけで為し得たものではない。
どんなに自立した人間でも、目には見えない形ではあっても必ず地域社会や行政や他人のお世話になって生きている事を、私達は謙虚に自覚し感謝すべきなのだ。
つまり、困っている人たちや弱い生き物に対して何らかの形で自分が役立ちたいと願うのは、人として自然な感情なのではないかと言いたい訳だ。
勿論、例外もあるだろうし、個人差はある。出来る事にも大きく差が出る。今はまだ自分が自立して生きるのに精一杯で、他者の為に何か出来る余裕がない人もいるだろう。
それ自体は構わない。
問題があるとしたら、自分は別に困っていないのだから、問題意識そのものを持つ必要もないと言ってしまえる事なのだと思う。
世の中の被災者の人たちや戦災孤児たちの問題と、たかが飼い猫の保護や避妊の問題を同列に論じている訳じゃない。
対象が何であれ少なからず自分も関わっている領域に於いて問題提起された時に、問題そのものの存在を否定する程に無知ではいけないのではないかと思う局面があって、こんな事を言い始めたのだ。
世の中は「空前のペットブーム」と言われて久しい。
ペットの入手手段は様々だ。生体販売業者から買う場合もあれば、保護され行き場のない犬猫を引き取る場合もある。
私は、前者で自分の猫というものを飼い始め、やがて後者に深く関わるようになった。誰かに啓蒙された訳じゃなく、自然と目が向き、見たものを無視出来ないでここまで来ているだけだ。
私も昔は、不幸な犬猫の存在を知らなかった。
そしてほんの軽い気持ちで、「持ち家になった事だし在宅の仕事時間が長いので可愛い猫でも飼おうかな・・・」という程度のモチベーションで猫を買い求めたのだ。
それが野良猫の存在を知り、野良猫と関わっている人たちの存在や行動を知り、あるとき自分でもエサをやり始め、やがてはエサだけ与えていては問題なのだと気づいて捕獲・避妊・保護を始め、それが契機でこういうサイトを持ち始めた事は、以前からご覧下さっている方はとっくにご存知と思う。
全ての人たちに同じ思考や行動を求めてはいない。そこまで傲慢ではないし、語弊があるかも知れないが、他人に期待していない。
人それぞれ様々な価値観や事情を抱えているし、人生には色々な季節があり、同じ人間に於いてもキャパシティはずっと均一ではないのだから。
但し、保護活動や野良猫の不妊去勢をしていなかった頃から、単なる一猫飼いとして、自分の猫の完全室内飼いと不妊去勢はやはり大事だという事・・・一度は当たり前のように純血種の自家繁殖をさせた身でも、最低限度そこには辿り着いていた。
何故なら、自分の愛する可愛くて仕方のない猫が発情を繰り返す事のストレスで免疫力も落ちる事は避けたいし、発情や飼い主の気の緩みは脱走の原因ともなり得る事を知ったからだ。
ましてや出産をすれば確実に身体を酷使する。人間より遥かに短い一生の中で、年に3回も出産出来る生き物なのだ、猫とは。
外に出さなければ不妊去勢する必要はないと思っている飼い主さんもいる。それを人それぞれの考え方で良いのだから、幸せで楽しければ良いと言ってしまえる人たちもいる。
だけど本当に、あらゆる事情を知った上で心底そう思っているのだろうか?
避妊しないで飼う人たちが全て同じ考えに基づいているのではない事も知っているし、連帯責任を取れとまでは言わないものの、そういう人たちが何らかの事情で産ませてしまい、飼えなくなった仔猫たちの里親募集も随分お手伝いして来た。
避妊手術をさせない理由も実に様々なのだと思う。
生き物が生来持つ繁殖の本能を、交尾したいという本能までを取り上げる事は気の毒だと言って、生まれた仔猫を崖の下に投げ捨てて殺していた著名人もいるらしいし、産ませる気も交尾させる気もないからこそ避妊の必要性は特に感じないと言う人もいる。
子供に恵まれないでいる夫婦が、可愛いペットの繁殖能力を奪いたくないと言う人もこれまでに何人もいたし、単に手術費用を惜しむ飼い主ど、それこそたくさんいる。
不妊・去勢手術がペット業界(「ペット業界」って何だよ?)の陰謀だという凄い論法でくる人も知っているし、麻酔や身体にメスを入れる事のリスクを避けたいという飼い主もいる。
その理由ひとつひとつが、勿論されなりに根拠のあるものなのだろうし、それを根底から否定するものではない。
ただ、そういった理由と比べても、避妊手術をしない事のデメリットの方が大きいと私個人の価値観の中では行き着いたから、ほぼ全ての猫に無条件に適正な時期を見計らって手術をして来たし、今後もするだろう。
私の保護猫は、その点に於いてだけは価値観を同じくする人にしか譲渡出来ないとも思う。
人間の都合で完全室内飼いや避妊をし始めた訳ではなく、少なくとも私の思いの中では猫本位に考えてやっている事だからだ。
ストレスの要因を少しでも減らして健康に長生きさせてやりたい。勿論、万が一発情時に置き易い脱走などさせて、運良く保護出来たとしても、妊娠して戻ってくるなどという事は避けたい。
妊娠だけでなく、病気感染のリスクも高まるのだ。
更には、飼い主を切実に求めている保護猫たちやまだ保護出来ないでいる猫たちの事を思えば、たとえ愛する自分のペットが妊娠して産ませた仔たちを全て飼う事で責任を果たしたつもりでいたとしても、その余裕があるならば、里親募集してもいまだ飼い主に出会えないでいる猫たちを引き取って欲しいと思ってしまう。
それこそが、問題の存在を知って後に出来るささやかな協力のひとつではないだろうか。
しかしそんな思いは「こちら側」の勝手な価値観と願いであって、そんな事に自分の考え方を左右される事は好ましく思わない人たちがいる事もまた事実だ。
だとしたら、残念だが人間たちも生息する世界を住み分けるしかないかと思う。
私達は「愛護活動」をしている訳ではないと言って来た。ただ猫を愛する者であるのだと。
そうではあっても、現実に世の中で起きている野良猫や救済を求めている猫たちの存在を知ってしまった以上は、もはや利己的な理由で自家繁殖させたり、利益追求の生体販売の存続に加担してはならないと思っている。
不妊去勢は人間の都合ばかりではないのだと、改めて言いたかった。それが自然の摂理に反する事であっても。
人間である私も、入院などして現場を離れられないし、猫の手術と違って費用が莫大に掛かるから不妊手術まではしていないけれど、幸いにも発情しないし、子供も産まない人生を選んだので、まあ許して戴きたい。
3匹自家繁殖させた罪の償いというつもりではなかったものの、今、こうして人様がなかなか真似しては戴けない位の数を、頑張って大切に大切に飼っているのだ。
さて、今回はどうするべきかな。エネルギーを使っても、全く耳に入らないようなので、こう書くしかないかと思っている。
「お説拝読致しました。大変参考になりました。有り難うございました。」
だって人様のブログで議論しては申し訳ない。せめてうちに来てくれたら・・・来ないよな、絶対。重たいもんな。
五十肩は寝ると痛い。
痛くない方を上にしていても、腕の置き場に困るくらい痛い。勿論、下にすればそれはそれで痛い。椅子に座っていると、寝ているほどには痛まない。
右肩が回らないので、髪の毛を後ろで束ねられない。こんな事、ひっつめ髪を30年以上も続けていて初めての事だ。
本当に治るのだろうか、五十肩。みんな「治る」と言うけれど、私の場合は悪化しているような気がするよ。
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シャイン
まだ眠いのよ
Nov. 13, 2007 |
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レン
シャインたんも
Nov. 13, 2007 |
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レン
かっ可愛い・・・
Nov. 13, 2007 |
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