《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ゴマ

優しい横顔

Nov. 23, 2007
ゴマ

2007年11月23日 金曜日

明け方はとても冷え込んだけれど、快晴。よしっ。



初めてゴマの夢を見た。

最近、ゴマが腕枕で寝るようになったせいだろうか。

昨年までは、私達のベッドで寝る事はなかったゴマ。うちに来て8年・・・やっと毛布の下で私と身体を寄せ合って眠ってくれるようになった。



そう言えば、数年前までは、ゴロゴロと喉を鳴らす事すらなかったのだ。

いつも遠慮して、ご飯も他の子より後に食べていたし、大抵は誰かが(アインの事が多かったけれど)先に私の腕の中を独占していたので、遠巻きに見ていただけのゴマ。

こんなに甘えん坊なのに、ずっと我慢していたんだと思うと不憫で仕方ない。






そのゴマの夢。

忘れないうちに書き留めておこう。

夢の中で、私はこうちゃんと並んで映画館の最後部のシートに座っている。

胸にはゴマを抱いている。

小さくて軽くて、手触りが柔らかい。壊れ物のように大事に抱いている。



上映している映画はブルース・リー主演の【燃えよドラゴン】のはずなのだが、何回も観て細部まで良く覚えているはずのこの映画が、全く違う話になっていた。

やがて隣に座ったカップルのオンナの方が、大声でお喋りを始めた。

あまりにもキンキンと大きな声なので、堪りかねて「うるさい!」と言ってしまう。夢の中だから大胆なのだ。



その辺りから映画には集中出来なくなって、内容もつまらないし、途中で席を立って帰ろうという事になった。

私がコートを着込み、ゴマを懐に大事に入れていると、夢の中のこうちゃんはどんどん先に歩いて行ってしまった。



映画館を出ると、長い長い空中通路になっていて(渋谷の東急本館と文化会館を繋ぐ通路を長くしたような感じだ)、こうちゃんは後も振り返らずに歩いて行く。

どんどん距離が離れ、やがて姿が見えなくなってしまった。

どこかの階段を下りてしまったらしい。その通路には所々に地上へ下りる階段があり、まるで駅のホームに下りる階段がたくさんある跨線橋のようだ。

どの階段を下りれば、目指す私達の家のあるエリアに行けるのかが解らない。



足が思うように動かない。

疲れきってしまって、もう立っているのも辛い。ゴマを胸に抱いたまま、私は仰向けに通路に倒れた。

倒れてからも、ゴマを胸の上に乗せて大事に抱えている。

通行人が、汚いものでも見るようにしながら私の頭の脇を通り過ぎる。



あ〜、このまま死んでしまうのかな・・・と思っていると、警察官がやって来た。

「もう止めなよ」と言っている。別にやりたくてしている訳じゃないぞ・・・と思う。

しかし警官に道を教えて貰い、私は再び歩き始める。

階段を下りたところにある道を歩き始めるのだが、それはゆるい上り坂が果てしなく続いている。

坂を上る足がまたもつれ、なかなか前に進めない。



苦労して歩き続け、疲れ果てて家に戻ると、夢の中の「悪いこうちゃん」は、もうグウスカ寝ているではないか。

夢の中だけどカッとなって、大声でこうちゃんをなじる。

「なによっ、人でなし」とか何とか怒鳴ったような気がする。

そこで目が覚めた。





ゴマは私の胸の上でチンマリと香箱を組んでリラックスしていた。

羽のように軽い。





今日のゴマの作品は、あまりにも大量で、丸いシミとなり、まるで日の丸の旗だった。

シーツを外しながら、こうちゃんが「流石、日本の猫」と感心していた。

ゴマ

そして柔らかい

Nov. 23, 2007
ゴマ
ゴマ

日の丸制作

Nov. 23, 2007
ゴマ制作日の丸

ゴマが我が家では一番のおちびちゃんだった。

このままずっと、一番のおちびちゃんだと思っていたのだが・・・



北九州から、まさに今日やって来た、黒い小さな妖精。

>>「おちびちゃん」は我が家では「アンダ」と名づけ、その到着を心待ちにしていた。





羽田まで迎えに行く道中も、「西貨物」でアンダを受け取って帰る道も、どこもとても渋滞していた。

私達も疲れたけれど、朝からずっとキャリーで我慢していたアンダは、もっと疲れただろう。



そして怖かっただろうね。



家に着くまで、ずっと悩んでいた。

どこの部屋でアンダを暮らさせようかと。

でも、やっぱり目の届くところで馴染ませてやりたい。

2階に仮決定する。





キャリーからは抱いて出せた。

本当に小さくて軽い。九州に電話をすると、毎日お世話をして下さっていた向さんが、2.7キロしかない事を教えてくれた。

ゴマよりも1キロ以上も軽いのだ。羽のように軽いと思ったゴマ・・・アンダはそれ以上なのだ。

もはや自身が羽を生やした妖精のようだ。



運命に翻弄され続けたこの1年3ヶ月。

もうどこへもやらない。アンダはうちでお骨になるまで生きるんだよ。



という訳で、今日から「アンダ」をよろしく。

「アンちゃん」でも「アン子さん」でも、お好きなように呼んでやって下さい。






たくさんの人たちの想いを、小さな身体に受け止めて来たアンダ。

でも、もう全て脱ぎ捨てよう。

そしてうちで、時間を掛けてデブデブになろう。





今は、疲れてぐっすり眠っています。



おやすみ、アンダ。

ゆっくり新しい家とパパとママに慣れればいいよ。

もう私達にはスリスリしてくれるけど・・・



年月を掛けて本当の家族になろう。

ゴマだって8年以上経って、やっと布団の中でゴロゴロ言いながら眠れるようになったんだ。

時間の長さに差はあるだろうけれど、焦っても生き物の心は勝手には出来ないのだから。

アンダ

ここはどこ?

Nov. 23, 2007
アンダ
アンダ

小さい顔

Nov. 23, 2007
アンダ
アンダ

はじめまして!

Nov. 23, 2007
アンダ

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