《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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カワムラさん

ご機嫌で外を見る

Dec. 23, 2007
カワムラさん

2007年12月23日 日曜日

冷たい雨の朝。

まだ真っ暗な夜明け前、餌やりに出る。カイルが気に入ってよく乗っていた白木の小さな縁台に、新顔のキジ白の若いオスが乗って雨宿りをしていた。

胸が締め付けられる。



キリがない。全ての野良猫を家に入れてやる事は出来ない。もう厭と言う位、解りきっている事じゃないか。

私の餌場にはラボから連れて来た30匹余りに加え、猫ボラが捕獲したらしき野良猫たちが10数匹、無断でリリースされているのだ。下見に来ていた姿も目撃したっけ。

それでも良いさ。どこか山奥に捨てに行ったり、川に流したり、薬殺させてしまうよりは。



何であれ、物事は「良い面」を見るようにして乗り切るしかない。

何をするにしても、嫌な気分でしたら苦痛が生じる。苦しんで何かするのは嫌いなのだ。どうせやるなら楽しんでやろう。









昼近くにはすっかり晴れた。

午前10時頃から庭の落ち葉を掃除した。葡萄の葉の枯れたのと、公園の桜の落ち葉で物凄い事になっていたのだが、すっかり桜の葉が落ちきるまで待っていた。

毎日掃いても、これもキリがない。

こんなに忙しくなければ毎日落ち葉を掃くのも風物詩としては楽しいのだけれど、とてもやっていられない。庭に落ち葉が降り積もるのを我慢して我慢して、そして年末に一気にやるしかない。



40リットルのゴミ袋が3個満タンになった。夏に葡萄の実を切り落として捨てておいたので、今年の落ち葉のゴミは随分減った。

改めて「サンキュー、ボーイズ」。



ついでに玄関のハナミズキの枝をすっかり切り落とす。

お好きな方には申し訳ないのだが、私はこのショッキングピンクの斑が入ったようなハナミズキが嫌いで仕方なかった。

ハナミズキは「区の木」だそうだが、どこが良いのかちっとも解らない。

幸か不幸かウドンコ病にやられているらしく(北側にあるので日当たりが悪いのだ)、新緑の頃から葉がどんどん枯れ、夏にホースで勢い良く水を掛けると薄っ気味悪い葉が盛大にバラバラと落ちたものだ。

抜いてしまおうと思いながら、なかなか余裕が無いまま何年も経ってしまった。



今日は遂に、根元の太い幹だけ残して全て切り取った。

ああ、せいせいした。

勿論、太い枝を切るような力仕事はこうちゃんがやり、私は落ち葉を掃き清めたり雑草を抜いたりして、桃太郎のお供の犬のようにチョコマカと働いたのだ。

後日、疲れていない時に根を切って、残った切り株も抜いてしまおうと思う。そして春には私達の木を植えよう。病虫害や寒さに強く、落葉しない広葉樹がいいね。








犬と言えば、庭を掃いていた時に、隣接する公園に犬の散歩をさせに来た男性が、自分はベンチに腰掛け、リードを外して犬を駆け回らせていた。大型のハスキー犬を・・・だ。

すみませんがノーリードはやめて戴けませんか?と声を掛ける。男性はムッとした感じで「すみません」と言ったものの、ハスキー犬はそのまま道路まで一気に走り去ってしまった。



雨が上がったから小さい子供も公園には遊びに来るというのに、大きな犬を放している非常識には呆れる。

どんなに性格の良い犬でも、もし何か間違いがあって事故を起こしでもしたら、犬がどうなるのかを考えてみて欲しい。



飼い主は言うだろう。うちの犬は良く私の言う事を聞くから大丈夫なんだ・・・と。

そんな事、少しもアテにならない。

私が娘時代に実家で飼っていた犬だって、私にはおとなしくて従順ないじらしい犬だった。しかし当時まだ小学生のチビだった妹の事は舐めて掛かっていたらしく、妹の言う事は聞かなかった。マンガの雑誌をビリビリに食い破られたと、後に聞かされて大笑いした。



こういう無責任な男に限って、野良猫なんかゴミ以下だと思っているに違いないのだ。人間の子供だって軽んじている訳だもの、ましてや野良猫なんか・・・。

今後、監視カメラで見ていないと、仕返しに玄関前にウンコさせるかも知れないな。今までのウンコも、コイツのせいじゃなかろうか。



断っておくが、私は犬が嫌いではない。むしろ犬は好きだ。

実家で飼っていた犬は、父親の会社に迷い込んで女子社員たちにご飯を貰っていた。大型連休に入るので、会社は無人になってしまうから飢えて可哀想だと言って、父が突然車で連れ帰ったものだった。

飼う事に反対していた母に、私達姉妹は泣いて頼んでうちの犬にして貰ったのだ。



耳の垂れたシロと黒のブチの雑種で、「チビ」という名前を付け、とても可愛がっていた。

しかしチビは私が大学に入り実家を出ていた間に死んでしまった。



私は実家を離れるにあたり、チビと別れる事を考えただろうか?

いや、全然考えていなかったと思う。自分の事ばかりで頭が一杯で、チビが私の事をどう思っていたのかなんて全く考えていなかった。

未来の自分が、猫をこんなにたくさん飼って、我が子同然に愛し、その気持ちを考える事に賢明になり、野良猫に避妊して餌やりをするようになるなんて・・・そんな事、全く想像もしていなかった。



チビの事を思い出すと、今もちょっと切ない。ごめんね、チビ。

妹も、きっとこれを読んで会社で泣いているだろう。おチビだった頃から泣き虫だからな、妹は。



本音を言えば、私は犬だって飼いたいのだ。

散歩をさせられる身体と生活パターンではない上に、もはやどこにも犬が暮らすスペースが無くなってしまったので諦めているだけだ。

ヤモリだって熱帯魚だってヤマトヌマエビだって飼いたい。

でもこれ以上は無理に決まっている。ベランダの植木に水をやるだけでも、時間的に難しくなっているというのに。実家の父の介護にも行けないと言うのに、何がヤマトヌマエビだ。









急いで昼ご飯を済ませ、カワムラさんの通院。

雨上がりのせいか病院も混んでいた。まだ1時間くらいは順番が回って来ないだろうと言われ、カワムラさんをキャリーに入れたままでは負担だと思い、受付だけ済ませて一旦帰宅。

あ〜もう疲れたよ〜。大掃除はバイトを雇わないと出来ないよ〜。



二人で乳酸の溜まった腰や腕に湿布を張り合う。年寄りの夫婦みたいだな。

カワムラさん

デカいベロ

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アンダ

お陽様に透ける

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アンダ
アンダ

得意顔

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アンダ

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