《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ジャム

黒い子と遊びたい

Jan. 20, 2008
ジャム

2008年1月20日 日曜日

ジャムは、どうやらアンダを遊び仲間と認識したようだ。



最初の頃、盛んにアンダから「しゃーしゃー」言われても、決してやり返さないでいたのがちょっと不思議だった。

怖がりで神経質なジャムは、全ての猫が苦手なのだと思っていた。

ゴマに可愛がって貰っても、途中で怯えてしまう。倍も身体が大きいのに、どうしてそんなに弱虫なのか。チャイの事も、見るなり威嚇して怖がっていた。

でもアンダには良く辛抱して、威嚇されると悲しそうに小さく一声鳴き、後は寂しげな風情で遠巻きにして見ていた。



アンダがうちにやって来て2ヶ月近く経ち、最近では二人が追いかけっこしている姿を見る。

それは喧嘩ではなく、仔猫同士の追いかけっこに似ている。どちらも仔猫気質だし、大きさは3倍近くも違うけれど、まるで姉妹のようだ。






そう言えば、ジャムの姉妹「ピュンピュン」は黒猫だった事を思い出した。

しかもアンダ同様、かなり「かっ飛んだ」黒猫だと聞いている。だから「ピュンピュン」と名づけられたのだとも・・・。

もしかしてジャムはアンダと出会った事で、赤ちゃんの頃を思い出しているのだろうか。自分の姉妹の面影をアンダの中に見ているのだろうか。それとも自分の姉妹だと思っているのだろうか。



今更のように、あの時、姉妹で引き取っていれば良かったと後悔している。

あの頃の私には、そこまでの2匹同時に増やせる心の余裕が無かったのだ。しかも近い未来にこんなにも多頭飼育の時代がやって来るなんて、到底想像もしていなかった。

ごめんね、ジャム。





でも、それはゴマに対しても同じだ。こんな風になるならば、あの時ゴマの仔猫たちを全てうちに置いても良かったのだ。

あの時は、自由に使える部屋が今ほどには無かった事や、猫嫌いの舅の監視下にあった事で私達に余裕が無かった。

そして仔猫たちはみんな幸せになってくれたから、それはそれで良しと思える結果なのだけれど、ゴマにとっては、我が子を取り上げられた悲しみと喪失感はなかなか埋められなかったように思える。

いまも時々、オモチャをくわえてドアの前で「う〜う〜」と唸る。あっちの部屋にはアタシの子供たちがいるはずなのよ・・・これを持っていってやるのよ・・・と言っているように思えて仕方ない。

ごめんね、ゴマ。





だからゴマにもジャムにも日々刻々執拗に愛情を強請られ、与えても与えても満ち足りてくれずに「これ以上どうせいっちゅうの?」と開き直るのはいけないのだ。

どこかで決定的に植えつけられた喪失感を、理性で乗り越えろと猫に要求しても、それは無茶というものだ。

猫に対しては、ひたすら愛情を注ぐ・・・

それでも結果としては、猫に尽くすよりも猫から与えられる幸せの方が多いのだから、猫って本当にご苦労様。

食っちゃ寝食っちゃ寝で、ときに枕にオシッコなんかしてくれて、とりわけ労働なんか何もしていないのに、これだけ人間に豊かさを感じさせてくれるんだから、猫って凄い。



有り難いと思って、今日もせっせと27個の猫トイレと毛だらけの床と毛布を掃除し、考えうるご奉仕は全てさせて戴きますよ、猫さまたちの快適な生活の為に。

ええ、アンダを抱いていて肩によじ登られては胸に鋭い傷が幾筋も出来ようが、トムをブラッシングしていてさんざん爪と歯で傷つけられようが、幸せですよ、ママはね(口調はヤケクソだけど)

アンダ

本当におちび

Jan. 20, 2008
アンダ
アンダ

無邪気な顔

Jan. 20, 2008
アンダ

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