猫雑記20080211

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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プティ

び、びっくり！

Feb. 11, 2008

2008年2月11日　月曜日

今日も晴れて暖かい。

暖かさに誘われベランダに出て、吊り籠の補修などする。

昨年もしたっけな、修理を。今回は丁寧に修理しておいた底の部分ではなく、上のドームと下の受け皿の結合部分に緩みが出て、中に仕込んだ鉢植えの重みで全体が伸びてしまったのだ。

元々、脆い木の枝か何かをプラスチックのコードで緩めに編んだ安物のアジア雑貨なのだが、風雨に晒されてパーツはかなり傷んでしまった。だけど、こうして修理すればまだまだ使える。

これを買った店のオバサンに、４年目もまだ使っていますよ・・・と話して聞かせたい。

オバサンは、あれっきりもう入って来ない（入荷しない）のだと言っていた。大事に使っていますよ、毎年直しながら。

思うに、水だけやっていれば良いような鉢植えだと、私のようなズボラにとっては、つい安心して忘れてしまいがちで駄目みたいだ。

手入れが欠かせないもの・・・つまり毎日花殻や枯れた葉を摘み、虫がつかないように頻繁に触ってやり、たくさんの花がつくから水切れを起こし易いような鉢植えが良いのだろうな。

何か逆説的だけど、要するにそういう事なのだろう。

猫だって草花だって手を掛けて世話をして、愛でて喜びを分かち合い、問題を共有してこそ敢えて共に暮らす価値があるのだから。

こうちゃんが、今夜しみじみと、そして厳かに言った。

うちは頭数が少なかった頃と比べて、これだけ数が多くなった今の方が遥かにケアや生活の質が高いんだよ・・・と。

成る程、それは事実だ。

自信を持って言える。１頭ずつの心身の状態の把握と綿密なケア、そして環境を清潔に快適に保つ為のあらゆる努力は、どこと比べても劣りはしないだろう。

いや、他所と比べる必要なんか無い。

我が事として、ミュウとアインとジーコの３匹だけだった頃と比べて、今の方が断然、猫たちの為に私達は生きているのだ。

それは失敗と工夫と向上心に支えられた（と思っている）試行錯誤の結果でもあり、頭数が多いからと言って決して雑にしたくない・していると簡単に思われたくない意地と、日毎にいやが上にも増してくる猫たちへの愛情と、そして二人ともが在宅の仕事に変わったという好条件とに裏打ちされているのだが・・・。

思えばミュウたち３匹だった長い年月にですら、改良も進化もあったはずだ。けれど特に問題の無い状態では、向上心や日々の努力は今より希薄だったような気がする。

ゴマから始まり今に至るまで、３匹のアメショーだけだった頃とは比べ物にならない位、様々な問題や課題と向き合う羽目になった。

人は安穏としていると、どうやらなかなか成長はしないらしい。課題が多かったからこそ、努力が求められたのだ。その結果、遅い進化ではあっただろうが、私達は成長させて貰えたのだ。

私は生来の努力家ではなく、むしろ努力や頑張りが嫌いで、小手先の器用さだけで全てをこなして来た。それで乗り越えられないものからは、無意識か意識的かは別として逃げて来た。

それなのに厄介な問題から逃げる事無く立ち向かい、したくない努力を人一倍しているのは、猫という我が子同然の存在を守ろうとするからに他ならない。

今では自信を持って言える。誰よりも努力をしている・・・と。

不眠不休に近い、ひたすら「努力」としか言い様が無い９年半を過ごして来たのは、猫たちが与えてくれるパワーなんだと改めて思う。

死ぬまでに、努力が出来て良かったとつくづく思う。それでなくては、自分を嫌いになるところだったから。

でもまだ努力が足りない事も自覚している。もっと自分を褒めてやれるよう、あと少し計画的に、そして自分の怠惰さと闘いたい。

負けへんど～！でも寝るよ。

メラ

何がよ～？

Feb. 11, 2008