ジャム
アタシも見て
May. 3, 2008
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2008年5月3日 土曜日
昨日からの雨が午前中にはまだ残っていて、しかもかなりの雨脚だった。
こんな雨の中、どこかで生まれている野良猫の赤ちゃん達が、生き延びられずに死んでいくのだろう。
カイルに「今日は雨だよ、アンタはおうちに入って良かったねえ」と言う。カイルは高っ調子に「にゃあ」と返事をする。
解っているのか、いないのか。
「何度も同じ事言うなよな〜恩着せがましく」と言っているのかも知れない。それならそれで良いのだ、解っているという事だから。
ゴマも10年前の秋の台風の前夜、大雨の中、雨宿りする場所も無いまま仔猫を産んでいた。
駐車場に停められていた大型車のタイヤの陰に、生まれたての仔猫を3匹寄り掛からせ、それで隠しているつもりだったのだろうが、仔猫たちはびしょ濡れで冷たくなり掛けていた。
あの時、ゴマが私を求めて飛び出して来てくれて本当に良かった。
必ず朝晩出て来ていたゴマが、その日は朝からご飯を食べに出て来なかったから、雨の中を随分と探したのだ。
ゴマは私の姿を認めると、鳴いて出て来た。
今もゴマは、鳴いて付きまとう。
ゴマは私の人生を決定的に変えた猫だ。どこでオシッコしようと、仕事や食事の邪魔ばかりしてくれようと、元気でいてくれさえしたら何でも良い。
あんな風に、雨の中で出産しなければならない状態になるまで連れ帰ってやる決意が出来なかった私は、一生ゴマに罪滅ぼししても足りない。
だけど、兎に角ゴマはたくさん学ばせてくれて、私達の心を育ててくれて、そして幸せを次々と招き入れてくれた。何より、ゴマの存在そのものが、私達の大きな幸せでもある。
ゴマと出会えて良かった。それも全てアカのお陰だ。
大好きだった、気が弱くて優しいアカ。あの頃はこんな多頭生活になるなんて思いもよらず、アカを連れ帰る事が出来ず、毎日アカの寂しそうな顔を見るのが苦しかった。
ヨウコちゃんがアカを貰ってくれたお陰で、私はその苦しみから解放されけれど、そんな私の都合より何より、アカが幸せになれた事が嬉しかった。
アカはカワムラさんが出現するよりずっと前、私の初めての愛人(猫だけど)だったのだ。
ミュウちゃん、私は外で浮気していたのよ。ごめんね。知ってた?
・・・と、雨の日には色々と思い出に耽るのだった。
思い出は猫にまつわる事ばかり。
51年近く生きていれば他にも当然色々と楽しかった事や忘れ難い出来事はあったはずなんだけど、圧倒的に猫関連の出来事が多くて、他の思い出はトコロテン式に頭から出て行って「忘却」という畑に埋められてしまうのかも知れない。
また「なつメロ」でも聴いてイモヅルを手繰り寄せていると、ゴロゴロと出て来るのだろうな。
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ジャム
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ジャム
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