《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
月別インデックス 「猫雑記」インデックス HOME サイトマップ 1999年〜2004年「猫雑記」
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」 サイト内検索
マルコ

楽しい?

May. 15, 2008
マルコ

2008年5月15日 木曜日

マーゴ、今日も食べられず。

これで2日目だ。



色々な缶詰やドライフード、そしてトッピング、肉(勿論加熱)や刺身・・・色々と工夫して食べさせようとするが、水すら全く受け付けない。

シリンジで与えようとしても、嫌々するか吐き出してしまう。



今日も病院に連れて行くしかない。食べられない・飲めないまま放置は出来ない。



一日で体重が100グラムも減ってしまった。ウンチも出ていないのに。

注射と皮下点滴をして貰ったのだが、皮膚が固く張っているらしく、液体が大分漏れてしまった。皮膚が固いって、一体どういう訳なのだろう。



インターフェロンは一日おきなので、今日は打たず。ビタミン剤と抗生剤を注射。

抗生剤の注射はモアやジャムの脂肪腫瘍で懲りているのだが、今起きている鼻の中の二次感染の治療の為には仕方ない。

先生も、元々はクラミジアか何かのウィルス感染症であって、それに対する抗生剤では無い事を説明して下さっていた。



明日はインターフェロンなので、また連れ出さなければならない。

連日、無理矢理キャリーに入れられて連れ出されるのはマーゴも辛いだろうが、具合の悪いマーゴにそんな真似をしなければならない私たちも辛い。



どうしてこんなに悪化してしまったんだろう。毎日しっかり食べて、しっかり出していたのに。



とてもいい子なのだ、マーゴ。こうちゃんもマーゴが愛しくて仕方ないようだ。マーゴが良くなるなら何でもしてやりたいよ・・・と呟いていた。



そう、良くなるまでは、辛いだろうけど一緒に頑張ろう。

お願いだから食べてね。食べないと死んじゃうんだよ、マーゴ。









私にとっては我が子のような猫たちだが、子供というよりはむしろ人生のパートナーのような猫というのがいる。

ミュウやカワムラさん、ゴマ、みーちゃんは、私と肩を並べて共に生き、共に闘うパートナーだろう。あとは全員、私が産んだ赤ちゃんのような気がしている。



そして、里子に出した子たちは孫かな。里親さんは子も同然・・・と思っているから、そういう事になる寸法だ。

そして里親さんが自分の孫のように感じている猫なら、私にはひ孫という事だ。ムツコんちのトイ君は、私のひ孫になってしまった。

トイ君は、マルコと似ている。





そのマルコが、突然、何の予兆も無く逝ってしまって1年が過ぎた。

私達はマルコが死んでしまってからほんの数日後には、申し合わせたようにマルコの事を口にしないで今まで過ごして来た。

口にする事が出来なかった。「そこ」に触れない事で、かろうじて生きていられたと言っても大袈裟ではないだろう。

哀しみ・苦しみ・喪失感に浸ってしまったら、生きているのも嫌になりそうだった。かたときも忘れられないのに、それでも考えないようにしていた。



時々どうしようもなく押し寄せて来てしまって、どうやっても意志的に戻せない大きな波に呑まれる事は時々あったけれど、それはひとしきり耐えるしかなかった。

それをいちいち書き留めておく必要なんか無いように思えたし(そんな感情のタレ流しを読まされる方も迷惑だろう)、それでまた反芻する事は苦痛だった。

マルコを愛している証しのように、悲しんで見せるのも嫌だった。



生きている多くの子たちの為、そして私達の責務を日々果たしていく為、また他人に余計な気遣いをさせてしまわない為には、哀しみに浸る事はすべきでないと思った。

それでもコントロール出来ない瞬間はたくさんあったけれど、兎に角、やっと1年が過ぎた。





愛する猫を失って悲しいのは私たちだけじゃない。死は特別な事じゃない。生の延長上に必ずあるものなのだから・・・と、建前では腑に落ちていたはずの事。

それでも、去年の今日突然遭遇した出来事は、私たちを決定的に打ちのめした。その事に触れるのがタブーとなる位に。




マルコが逝ってしまってからも、我が家には猫が増えた。

予断を許さない状態の子もいれば、先が読めない状況が続き、そういう「負荷」が私たち夫婦を支えてくれていた。

今もそれは変わらない。これはきっと、全て必要な事だったのだろう。



マルコの死をすっかり受け入れる事は出来ないままだけれど、それはミュウのときだって一緒だった。

ジーコやアインのときのように、危篤状態になってから2年近くも壮絶な闘いを共にしたのと違い、心の準備や覚悟が出来ない事は、確かにきつい。



でも、どんな死に方であれ、どれだけの時間を生きたかどうかでもなく、誰だって、どの子を失っても苦しく悲しいのは同じ事。私だけ、マルコだけ、特別な哀しみでは無いのだ。





マルコを好きだったと言って下さる皆さん、そして私たちの胸の内を察して下さった皆さん、有り難うございました。

マルコは、今も私たちの太陽のような存在です。



マルコのようなヒマワリの花をたくさん戴きました。

花マルコ−1

May. 15, 2008
花マルコ
花マルコ−2

May. 15, 2008
花マルコ
花マルコ−3

May. 15, 2008
花マルコ

そして今日、やっとマルコの生前の写真を探そうと思えるに至った。

遺影の写真も、当日、いい加減に選んだままだったので、二人で選び直した。

それが今日のトップの写真だ。

マルコはまるで自分が戻るべき天国を、そしてミュウやアインたちが待っている天国を見上げているようだ。

楽しそうだし、可愛い。



正直言えば、可愛い写真をたくさん見てしまったから、どうにも堪らずひとしきり泣いた。

マルコのバカ。

マルコ

無邪気だったね

May. 15, 2008
マルコ
マルコ

奥目だったね

May. 15, 2008
マルコ
マルコ

ビックリマンだけど

May. 15, 2008
マルコ
マルコ

口元も目も

May. 15, 2008
マルコ
マルコ

全て可愛いよ

May. 15, 2008
マルコ

前日の「猫雑記」へ 前日5月14日に戻る 翌日の「猫雑記」へ 翌日5月16日に進む
note
Click erch picture
please

北九州のSOSの
チラシ印刷と配布に
ご協力下さい。
詳しくは>>こちら

ディックとサム
里親募集中!



片目のふうたのバナー

脱走は人災です!
必ず防止策を!




ナチュラルフードとサプリメントのウェブショップ
ショップライブキャッツのバナー
inserted by FC2 system