カワムラさん
嫉妬深い俺
Jun. 22, 2008
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2008年6月22日 日曜日
カワムラさんは嫉妬深い。
ボケてるのかと思って油断していると、カイルと隣室でしっぽりと語り合っていたり、マーゴを撫でては愛でていると、必ず鳴いて寄って来てアピールする。
「俺をかまってくれ〜」「俺も撫でろ〜」「何だか解らないけど、兎に角、俺の傍に居ろ〜」
そういう感じ。
帰宅すると先ず私とアラブ人同士のキスみたいなのを交わし、その後、こうちゃんに「なんかくれ〜」と流し目をする。
今回も復活出来たね。でも体重はやや落ちている。貧血も相変わらず。
先日の診察時に、今朝はたくさんウンコをしました・・・と報告すると、それでもおなかにはたくさんウンコが溜まっていると言われた。但し、直腸までは下りて来ていないとの事。
先生に触診して探って戴かないと、私達では触ってもその辺が解らないのだ。
カワムラさんに限らず、巨大結腸にでもなったら大変な事なので、腸の状態はたまに診ていただけると良いと思う。
しかし連れて行けない子は触れない訳でもあるので、トイレの数を増やした上で、しっかりと排泄の観察が出来ている事が望ましい。
これはもう「居職」になったからこそ可能な訳で、勤めていた頃にはなかなかここまでは出来なかっただろう。
その当時は幸いにも頭数も少なく、みんながまだ若く、誰もどこも患っていなかったので助かったけれど・・・。
食べなくなるには、必ず原因がある。
何らかの感染症により熱があるのかも知れない、口の中に炎症があって痛むのかも知れない、腎不全で毒素が高くなっていて気持ちが悪いのかも知れない、それとも甲状腺の機能異常があるかも知れない・・・かなりの老齢であるカワムラさんの場合だけでも、それ位は疑われた。
実際には、体重激減して貧血もあるカワムラさんから採血する気持ちにはなれば、脱水と熱と気持ち悪さを改善する目的で補液を主体とした対処療法に徹して来た。
そして時々、炎症を抑える為に弱いステロイドも使ったし、ビタミン剤の注射も補液と共にして戴いている。
でも、何もしなかったらもうとっくの昔に死んでいただろう。一昨年の今頃・・・。
先生はお腹を探って、ウンチを穿り出してくれた事もあった。今も毎回、必ず腸を外側から触診してくれる。
熱と脈拍もチェック、低体温だったカワムラさんの熱が時に高い事もあり、決して気が抜けない。そんな時は脈も速い。
そして貧血の有無を、歯茎を押して診てくれる。
いつも毎回、手も気も抜かずに診て下さる院長と奥さん先生には、多分カワムラさんも、勿論私達も心から感謝している。
ミュウの最初の発作のときから・・・私達はマツモト先生を信頼し、先生とコンセンサスが得られた事に関してはもう迷わない、後ろを向かない、そしてどういう結果になろうと誰も恨まない。
こんな風にうまく行く関係と経過ばかりではないのだろうが、先生ご夫妻と出会えた幸運と幸せを感じる。良くして戴くに値する私達でありたい。
何よりも先ず、真面目で努力をする飼い主でありたい。
そして「巨大結腸」の心配は、私にだってあるのだ。体調が悪くて料理するのが辛く、いい加減なものばかり食べていたら、途端に酷い便秘になった。
冷たい牛乳を1リットル近く飲み、ヨーグルトを食べ、アロエの粉末を飲み、焦がした玄米のコーヒーというのも飲んで、勿論野菜中心の献立にして、ワカメも食べ、水分も多めに摂り、それでも全然出ないと絶望的な気分になる。
日記には逐一書かないご相談内容と、自分のペースを狂わされるストレス・・・そのあたりも原因なのだろう。
もうウンコが出るまでは、一切の相談を受けないぞ!と思うが、そうもいかない。いっそ手間の掛かる捕獲器の貸し出しなんか、金輪際やめてしまおうかと思う事もしばしばある。
兎に角、食べる事だけでも気をつけよう。
出来れば毎日、その日に使う野菜を買いに行き、菜っ葉や根菜を中心に薄味でたくさん食べる。今日も蕪を刻みながら、明日も同じように野菜を刻んでいたいと思う。
青虫になったつもりで、野菜をたくさん食べよう。
その青虫の「イモこうちゃん」は便秘の私を尻目に相変わらずモリモリとたくさんのウンコをし、そのウンコの大きさも身体の大きさも、連れて来た時の1.5倍以上になった。
そろそろ蛹になってしまうのだろうか?蛹はつまらない・・・動かない・食べないからね。仕方ないけど。
エサの葉っぱを足してやろうと庭から山椒の枝を切って来たところ、葉の上に小さな2〜3ミリの黒っぽい虫がいる。あらやだ大変・・・捨てようとしてよく見ると、アゲハの初令幼虫に見える。
鳥の糞に擬態しているという1令幼虫は黒くて毛深くて小さくて、とても緑色の芋虫に成長するように思えないのだが、そもそも芋虫だってあの華麗な蝶に変身するとは思えないものなあ・・・。
よし、この際みんな育ててやろうかと思う。
どうせ山椒の木に戻したところで、他の肉食の虫や鳥に食べられてしまう確率が高いはず。しかも今日から暫くは雨天が続くと言うし、豪雨にもなれば生き残れないんじゃないだろうか。
安全な飼育箱の中で無事に終令幼虫までの脱皮を繰り返して、イモこうちゃんのように立派に育って欲しい。
もしも違う「蛾」か何かの幼虫だった時には、公園に逃がす。
しかし、なんでこんな事になっちゃったんだろう。猫も芋虫も、世話と言ったらまったくウンコ掃除ばっかりだな。
ま、モリモリ食べてウンコしてくれていればとりあえず安心だけど・・・。
今日の画像は実物よりデカくて、ちょっとキモいかも知れないから、嫌いな人は見ないで下さいね。でもね、本当に可愛いのよ、丸々太って・・・。
羽化した後は短い一生なんだもの、危うい幼虫の時期だけでも保護してやっていいよね。
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イモこうちゃん
Jun. 22, 2008 |
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イモこうちゃん
Jun. 22, 2008 |
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