《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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カワムラさん

マーゴも頑張れ

Jul. 3, 2008
カワムラさん

2008年7月3日 木曜日

暑い。そして風が強い。





夜、7時過ぎにマーゴとカワムラさんを連れて病院へ。

物凄く混んでいた。待合室に入りきれないで外にも5人も居る。しかし外の3人は犬連れの一組、残りの二人も仔猫連れの一組だった。

それでも数えてみると、私達の前に7組も居た。



カワムラさんだけだったら引き返していただろう。

明日の朝仕切り直しが出来る位に、今夜だけなら何とか頑張れる程度の状態の落ち具合で連れて行っているから。

でもマーゴをキャリーに入れて車で運ぶのは、最低限度に留めたい。

マーゴには、短期間で怖い思いをたくさんさせている。もっと長い年月をうちで過ごしていればもう少しマシなのだろうが、どこに連れて行かれるのか、自分の運命はどうなってしまうのか・・・きっとマーゴは不安で仕方ないだろうと思うと、初めてマーゴに会った夜を思い出して切なくなる。



他の犬や猫が泣き叫んでいる場所に寿司詰めで待つより、マーゴとカワムラさんは車で待たせた方が余計なストレスにならずに済む。

診療ノートに記入したら、私達だけ風が涼しい外で待つ事にした。





外の椅子を全て占領していたのは、ミニチュアダックスを連れた母娘3人。この娘たちは、どちらも大変行儀が悪い。

中学生らしきミニスカートの制服姿の娘は、外に置かれた椅子に浅く腰掛けて背もたれにどっぷり寄りかかっているので、まるで椅子に寝そべっているかのようだ。

しかもそのままの姿勢で、道路に向かって大股開きしている。ここまでご開帳されると、異様ですらある。



下の娘は、小学校の4〜5年生だろうか。

裸同然のチューブのタンクトップにホットパンツ・・・生地が柔らかいカットソーなので、膨らみかけた胸の形が露わだ。ロリータ趣味の男ならばヨダレを垂らすだろう。



どちらの娘も随分とサービス精神旺盛なのか、それとも無自覚なのか、いや、無自覚でも子供でも、既に女としての媚態というものを本能的に身に着けている事は言うまでも無いただろう。

性犯罪が多くなっている今のニッポンで、野放図にこんなにも肌を露出しておいて、いざ被害に遭った場合、犯人だけを責められないんじゃないか?



そっちの問題はさておき、その色ガキ小学生は椅子に靴のまま足を乗せていた。母親は黙っている。私達はちょっと顔を見合わせてから、先ずこうちゃんが声を掛けた。

「靴のまま椅子に上がらない方がいいよ」

私も続けて言った。

「他の人も座るのよ」



子供は黙って私達を睨んでから、ぐずぐずとして動作で足を下ろした。ほぼ同時に、背中を向けていた母親が振り返って、私達を睨みつけた。

ツチブタのような母親は、私より10歳位は若いのだろうが、随分とくたびれたオバサンに見える。「和歌山カレー殺人事件」のハヤシマスミをもう少し太らせた感じ。

文句を言ったり、いつまでも睨んでいるようだったら、「親が付いていて、どうして注意しないんだ」と、こうちゃんは言っていただろう。

気まずい雰囲気のまま、時間だけが経過して行く。



少しずつ患者が減り、母娘は待合室に入って座った。私達はまだまだ外で待つしかない。

時々、エロ小学生が外の私達を見ている。

見ず知らずの他人に注意されて決まりも悪いのだろうが、悔しい気持ちもあるのだろう。私達を睨みつけるようにしている。

私も目を逸らさず、無表情にこの子を凝視めていた。相手が子供だろうと、こういう場合は絶対にこちらから目を逸らさない。

ええ、大人げなくて結構。子供の理不尽さには絶対に負けっこない。



お陰でさほど退屈せずに、待ち時間の2時間ほどが過ごせた。

とっくに診療時間はオーバーしている。私達がやっと診察室に呼ばれたのは、9時半だ。





先ずはカワムラさんのいつもの補液をして戴き、マーゴを診て戴く。

体重3.85キロ。先日の蓄膿の治療の際には3.4キロだったから、500グラム近くも太ったのか。



思ったよりも大きな腫れで、これで良く食べていましたね・・・と驚かれた。以前からあった腫れ物ではなくて、急激に大きくなったのだ。

熱も40度もあったし、脱水もしていた。詳しい血液検査と細胞診をする事になった。



検査結果を待合室で待っていると、採血した血が直ぐに固まってしまうらしく、前足の静脈から採ったのではダメだという事で、再度首から一気に採血します・・・と言って、また診察室へ連れて行かれてしまった。

血が固まるってどういう事なんだろう?



マーゴは時間が掛かりそうなので、先にカワムラさんをこうちゃんに連れ帰って貰い、一人でキャリーの中のマーゴに話し掛けて待つ。

最悪の事も聞かされていたので、それをついつい考えてしまう。鼻の奥がツンとする。でも泣いてどうする。全てはまだこれからなのだから。

でも何故、マーゴばかり次々と酷い事になってしまうんだろう・・・こんなにいい子なのに。



やがてこうちゃんも戻って来てくれた。50分後位にやっと結果が出て、スクリーニングした結果を細かく説明して戴いた。

細菌感染性の腫れ物である可能性は極めて低い事や、白血球がさほど増えていない事、タンパクが出ている事、赤血球数が少なくて変形もしている事など・・・。

ここでは詳しい数値は書かないけれど、他にも全ての数値に関して丁寧に説明して下さった。



リンパ節が大きく硬く腫れ、その周囲を更に「何か」の腫れ物が覆っている。これだけ腫れが大きいと嚥下も困難なはずですが・・・と言われるが、ちゃんとドライフードを食べていたのだ。

あまり腫れ物が大きいうちは、針を刺した部分に核心的な病変があるとは限らないので、一度細胞診をしてはみるけれど、投薬して小さくなるようであれば、再度細胞診しましょうと言われる。



首の腫れ物に何度も針を刺されても、マーゴはじっと我慢している。既に10時半も回っていて、その検査結果は明日、また出直してお聞きする事になった。

補液とステロイドと消炎剤、抗生剤の注射をして戴き、やっと帰宅した。



カワムラさん、大歓迎でキスの嵐。はいはい、カワムラさん、愛してるよ、待たせたね〜。



みんなのご飯を済ませたら、もう午前2時。

途中、捕獲器の貸し出しの手配もしたのだが、疲れてしまってもはや限界。晩ご飯は、深夜のファミレスに行く事にした。

鶏肉の煮込みをするつもりで材料も用意してあったのに・・・。





でも嬉しい事に、マーゴも今夜のうちに食べてくれたのだ。オシッコもたくさんして、撫でればゴロゴロと言う。

血液検査の結果ではかなり貧血しているはずなのだが、幸いな事にまだ3段ケージ暮らしなので、余計な動きをせず安静を保てているのが良かった。



明日、また連れ出さなければならないのがちょっと辛いのだけれど、今はマーゴにとって必要な事は何でもしてやりたい。

うちの可愛いマーゴ・・・そのマーゴを保護してくれたまゆみさんにもマメに経過を知らせたい。



色々とご無沙汰ばかりで不義理をしている人たちには申し訳ありません。時間が足りなくて思う事が全ては出来ず、時ばかり経ってしまっています。

でも忘れてはいません。ゴメンナサイ。

カワムラさん

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